『なぜ世界は存在しないのか』一

 マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』講談社メチエ2018年初版を少し読む。これは……惹き込まれる。

《 なぜ世界が存在しないのかを理解するためには、何かが存在するとはそもそも何を意味するのかをまず理解しておかなければなりません。 》 「哲学を新たに 考える」 23頁

《 しかし他方で、わたしの主張は、世界以外のあらゆるものが存在するのだから、存在するものは一般に期待されているよりもずっと多い、ということでもあります。   》 「哲学を新たに考える」 24頁

《 わたしたちはどこから来たのか。わたしたちはどこに存在しているのか。そもそもこの世界とは何なのか……。 》 「哲学を新たに考える」 26頁

 ネット、いろいろ。

《 だが番組中メンバーのインタビューで、この曲はJ・G・バラードの短篇SF『音響清掃』をベースに作られていると、驚くべきことを語っているではないか! 知らなかった! 》 古本屋ツアー・イン・ジャパン
 http://furuhonya-tour.seesaa.net/article/456982868.html

 じつに印象深い短編だった。ガバッと椅子から立ち、本棚から『時の声』創元推理文庫1966年初版栞紐付を抜く。「音響清掃」を半世紀ぶりに再読。傑作だ。

《 <対談「薩長史観」を超えて>(1)日露戦争 正しい戦史を伝えなかった軍部/半藤一利 保阪正康 》 東京新聞
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018022002000116.html

《 欺かれた視覚 》 Hiroki Tanahashi
 https://note.mu/tanahashi/n/ndb0d64a16927

《 「人新世におけるアート」は可能か?:ニコラ・ブリオー、あるいはグレアム・ハーマンの「無関係性の美学」/沢山遼 》 GA
 http://ga.geidai.ac.jp/indepth/special-lecture-report-ryo-sawayama-on-bourriaud/

《  いまの書籍流通事情から申し上げると、本は「ナマモノ」というより「回転寿司」と思ってください>本好きのみなさん
  書店の店頭で手にとったら、速攻でレジに持ってゆかないと、ただちに返本されて断裁されるんでござる。 》 鈴木輝一郎
 https://twitter.com/kiichiros/status/965481420549324800