拡大複製印刷

 現代アート界では椅子でも額縁でもやたらに巨大化させてアートと称する商品が跋扈している。思い立って味戸ケイコさんの小さな絵、吉原幸子『クモンの空』 エルム新社1977年の表紙絵を、近くの写真屋さんに頼んでポスター大に拡大複製してもらった。縦15センチ、横13センチの絵が縦約108センチ、横約97センチに。 周囲に余白がある。床の間に掛け軸のようにして掛ける。重しに風鎮も使う。やや、これはスゴイ。こんなに大きくなっても、絵の密度に変化はない。いやあスゴイ。 大きいから訴求力、魅力がさらに倍増の感。期待以上。画格の大きい絵は拡大しても劣化せず、さらに魅力が増す。もっとデカくしたくなるなあ。他の絵も……。
 http://img20.shop-pro.jp/PA01191/341/product/72910474.jpg?20140324210013

 午前中は雨。で、蒲団にもぐる。低空飛行の体調。そんな時は寝るにかぎる。もう若くはない、じゃない、老年だよなあ。
 昼食後お蒲団へ。さすがに飽きて一時間ほどで起床。食料の買い出し。ほうれん草を茹で、カボチャを煮る。お米を仕込む。一日が終った気分。味戸ケイコさんへ 上記の感想を認める。

 ネット、いろいろ。

《 4/10 川勝静岡県知事定例会見の要旨 》
 http://www.gwmishima.jp/modules/information/index.php?lid=1843&cid=1

《 創作楽器演奏者と話したとき、彼が「音楽は間があるから、鳴っていない時間も演奏になるわけですが、間ってなんでしょうね」とおっしゃるので 「呼吸ですよね、職人さんの世界では勘がなければ勘違い、筋がなければ筋違い、間がわからなければ間違い、もしくは間抜けといいます」と返した。 》 中島 智
 https://twitter.com/nakashima001/status/983897785345781761

《 自然言語のコミュニケーションではだれもパフォーマティブ(行為遂行)の次元から逃れることができない。いわゆる科学論文がコンスタティブ(事実確認) の次元しかないように見えるのは、論文空間全体が巨大な人工的な構築物であり、行為遂行次元の解釈を止めるという同意が作られているからである。 》 東浩紀
 https://twitter.com/hazuma/status/983539836064743430

《 したがって、いわゆる科学論文に事実確認の次元しかないことをもって、そのほうが自然言語よりも正確であり行為遂行的解釈はノイズだとするのは端的に 誤りである。科学論文は、行為遂行的次元を抑圧する制度(権力)がなくしては成立せず。そして権力こそもっとも行為遂行的なものだからである。 》 東浩紀
 https://twitter.com/hazuma/status/983540764285153285

《 以上、20世紀後半の哲学の基礎の基礎の、ちょっとしたおさらい・・・ 》 東浩紀
 https://twitter.com/hazuma/status/983540877762035712

《 「文系」的忖度が世界を悪くしている、「理系」の言語で話を進めればものごとクリアになるなんて話は、20世紀初期のウィーン学派〜 前期ウィトゲンシュタインあたりでがりがりやられていて、それが破綻したあとに後期ウィトゲンシュタインとか分析哲学とかポストモダニズムとかがある。 これも基礎。 》 東浩紀
 https://twitter.com/hazuma/status/983541462913593344

《 女の価値を決めるバッグよりも、人の価値を決める書棚を見せて欲しい。 》 猟奇の鉄人
 https://twitter.com/kashibaTIM/status/983830534869495813