白砂勝敏展『地球の記憶(ホシノキオク)』

 ”19日以外は在廊予定”とのメール。昼、藤枝市のアートカゲヤマ画廊の白砂勝敏展、初日へ列車に揺られて行く。一時間半ほどで藤枝駅静岡市のすぐ先とは。 照りつける日射しに恐れをなして、一台だけ止まっているタクシーへ。初めての藤枝市。駅周辺はマンションがやたら目につく。が、道に人気なし。ほどなく到着。 二階のギャラリーへの階段を登る前に、一階店内に所狭しと並ぶ多種多様な額縁に目を奪われる。やっとこ二階へ。びっくりされた表情を一瞬見せる白砂さん。 来たよ〜。先客がいるので勝手に拝見。見慣れたセメントと小石の平面作品の他に、四連作新作と床の中央に直線状に置かれた、十個あまりの種子を詰めたセメントの 大小の団子(球体)。白い長方形の無機質な壁面の会場にセメントの作品がじつに引き立つ。
 白砂さんが私に見て欲しかった四連作は、惑星が宇宙塵にまで粉砕、極小化する宇宙論のよう。「ホシノキオク」は宇宙の最果て(消尽)にまで行き着いてしまった。 そして床に置かれた徐々に大きくなるセメント団子が、これまたいい。壁面の作品もだが、どれも生きている。小石とセメントというありふれた無機質な物質物体を そのまま使って、それが有機体のような生命的な親近感をさりげなく感じさせる作品に仕上げている。さんざ使い古された技術を使って、全く古くない=新鮮な 面白い作品を、白砂さんは制作している。地球が生まれてからの古い古い記憶に感応するのだろうか。古いものほど古くならない。そんな逆説を思う。 充実した作品展だ。
http://shirasuna-k.com/blog/2018/04/24/%e5%9c%b0%e7%90%83%e3%81%ae%e8%a8%98%e6%86%b6%ef%bc%88%e3%83%9b%e3%82%b7%e3%83%8e%e3%82%ad%e3%82%aa%e3%82%af%ef%bc%89%e7%99%bd%e7%a0%82%e5%8b%9d%e6%95%8f%e5%b1%95%ef%bc%a0%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%88/ 
 ネット、いろいろ。

《 高山宏先生より、蔵書を譲り受けました 》 ほうろうバザール
 http://horo.bz/diary/20180513131340/

《  もんじゅに1.1兆円。
  1億円の10000倍以上。これをドブに捨てた。いや、ドブには埋まり切らない巨額、これだけあったらどれほどの国民が救済され命が救え子育ての支援もでき 社会の様々な整備ができたことか。
  自民党の愚策は果てしない。そして、誰も責任を取らず、間や裏で大儲けをしている者が蠢く。 》 松尾 貴史
 https://twitter.com/Kitsch_Matsuo/status/995121145962622976