友だちが昔描いた馬の線描の板絵。以前気に入って譲ってもらった（それなりの代金は支払った）が、縦３０センチ横２０センチ、四辺は内側に丸く切り取られ、 上辺は緩やかな丸みに切られている。変形の板絵をどのように飾ろうか、と思案投げ首の日々だった。収納しても、なんとかならぬかと頭の隅に留まっていた。が、 天啓＝ひらめきは訪れるものだ。収納箱として再利用していた、贈答された今治のタオルを収めた桐箱にその板絵を嵌めると、なんと見事に決まった。額装では どうにもしっくりしなかったが、箱に入れることで、すべてが丸く収まった。箱の内径は縦３５センチ横３０センチ。奥行き８センチ。ちょうどよい。桐の質感と 板絵の質感がうまく調和している。低い位置からの照明なので、絵の上辺に影がかからない。
以前ティッシュボックス入れの箱が古びたので処分しようとしたが、紺色の内箱を見て、１０センチ×８センチの板絵に一回り大きい板を貼って、それを箱に嵌めた。 それを見て友だちは喜んだ。今回はさらにスケール・アップ。どんな感想かな。
調子に乗って、バラす寸前の、贈答されたお茶缶三缶詰めの紺色のダンボールの内箱を開く。紺色の包装紙を適当に切り、地色の箱の底に紙を置き、再び組み立て。 これで内側外側紺色の箱に。これには１４センチ高の木彫を置く。これまたステキ。いやあ、何が役に立つかわからんわあ。
絵画の場合、上方からの照明で絵の上辺に影が生じないよう、額縁の高さが制限される。それがどうも気になっていた。ボックス＝箱にすると、覗き込むような 密かな（いやらしい）楽しみを少々感じないでもない。また、奥行きによって特に立体作品はとっておきの作品の様相を見せる……ある意味、仏壇みたいだな。
《 いま、比丘尼禁制の道場を見ると、田夫・野人・農夫・木樵（きこり）などが入りみだれている。まして、国王・大臣・百官・宰相など、道場に入らないものはない 。もし田夫と比丘尼とが、仏道修行を論じ得法を論じたならば、その優劣はいかがであろうか。結果は目に見えているではないか。たとい世間の道理からいっても、 仏法から見ても、比丘尼の達しているところに、田夫・野人などとても及びもつかない。このようなはなはだしい混乱は、小国（日本）においてはじめて悪例を のこしている。三界慈父である仏の長子（比丘尼）が、この国ではさまたげられて道場に入ることができないとは、まことにあわれなことである。 》
道元も嘆く八百年の前から延々と続く女人禁制という誤った悪弊。
用事を済ませ、自転車でブックオフ長泉店へ寄る。加藤周一『私にとっての２０世紀』岩波現代文庫2010年6刷、Ｗ・Ｂ・イエイツ編『ケルト妖精物語』ちくま文庫 2001年22刷、計216円。
ネット、いろいろ。
《 伝統行事や村落にまつわる由緒について、男たち、特に〈村の知者〉とされる対外交渉に長けた人物は、権威的な物語が好きなのである。 それをカギ括弧にくくって聞かなければ、よくできた物語の構造それ自体を分析することができなくなる。その構造をあぶり出すのが、 イメージで思考している住民の証言。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1007998559264768000
《 ことに権力関係にかかわる事柄については、一見瑣末にみえる周辺事象に本質が表れる。この人類学が明らかにした視座がなければ、 権力者が外堀を埋めて人々が従わざるを得なくなる政策に気づかない。権力関係では、その中心となる政策をダイレクトに押しつけてはこない。 ゆえに周辺事象は無視できない。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1008044083808382976
《 今の自分の位相に不満や不安を抱いている弱者の場合、排外主義と表裏一体の愛国純血家族観に引き寄せられるかもしれない。 是枝監督の描いてきた家族はその反対の、家族でない者同士の共同体の可能性であり、愛国家族観と鋭く対立している。弱者が弱者ゆえに絡めとられ易い思想と、 弱者を見つめる思想。 》 大野左紀子
https://twitter.com/anatatachi_ohno/status/1008139134802595840
《 日本の中央省庁てだいたい博打の胴元しとるでしょ？
競馬:農水省
競輪:経産省
オートレース:経産省
TOTO:文科省
宝くじ:総務省
競艇:(国交省)
パチンコ:（警察)
競艇とパチンコにカッコつけたんは、民間の胴元がおるからやけど、でもやっぱり日本て役所賭博天国なんよなぁ。 》 菅野完事務所
https://twitter.com/officeSugano/status/1008196023540334592
《 ほんと、貧乏神・疫病神・死神の心臓で日本終了 》
