「古池や蛙飛びこむ水の音」

 落合陽一『デジタルネイチャー』PLANETS2018年2刷、「まえがき」を読む。松尾芭蕉の名句「古池や蛙飛びこむ水の音」を題材に胸のすくような展開。

《 全体性を内包した叙景から根源的知覚への飛躍。主観と客観の越境、一と全、全と一の相転移がもたらす視座の転換は、まさしく枯野を駆け巡る夢のごとき 流動的認識からなる芸術の方法論を示唆している。日本の俳諧が到達した、現象の言語的圧縮から全感覚的な体験を呼び起こそうとする技法は、近代西洋で発達した 〈個人〉を前提とした写実主義印象派とは明らかに異質だ。そこには、End to End の間に張り巡らされた、自他の境界を超越した脱中心的な生物ニュートラルネット の構造の共有自体を美徳として愛でる感性がある。 》 24-25頁

 ネット、いろいろ。

《 筑波大学ら、網膜に画像を直接投影することで、現実空間と仮想オブジェクトの調和を実現する透過型ミラーデバイスを用いたレーザ投影システムを発表 》  Seamless
 https://shiropen.com/seamless/make-your-own-retinal-projector

 『デジタルネイチャー』の落合陽一たち。

《 森岡正博「人称的世界はどのような構造をしているのか」 》
 http://www.philosophyoflife.org/jp/seimei201805.pdf

 道元の哲学理解に役立ちそうな論考。難解ではあるが、じつに興味深い。

《 K社のN醤油。デザインも容器の設計も好みで卓上のものを愛用していた。しかしあるとき突然のディズニーコラボ。それはNOだ!と思い切って別のものに移った。 購買層を広げたいのは分かるけど!ディズニーは好きやけど!それちゃうねん。この記事には頷くことばかり。 》 凡手
 https://twitter.com/123dahaa/status/1009273895910666240

 私も別のものを買った。ディズニーは好きではない。

《 キャッシュレスが広がり、金融の形態が多様化、生存競争はかつてなく激しい。覇権を求めて切瑳琢磨するベンチャーがいて、 数的にはそれを遙かに凌駕する金融詐欺師たちがいて、玉石混淆の賑わいを見せているのが今の金融界である。 》 現代ビジネス
 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56199?page=3