道元『現代語訳 正法眼蔵 ４』大蔵出版1994年初版、「五四 法性（ほっしょう）」を読んだ。
《 それは要するに、形なきいのちが自己自身に顕わになり、浸透し、通徹しつづけることである。ブッダはやがて、それに目覚めたのは自分だけではなく、過去の 諸仏がすでにそうであったし、未来の諸仏もまたそうであろうということに気づかれる。いいかえれば、ダンマ、すなわち形なきいのちは、永遠に息（や）むことなき 働きであることが知られる。その働きが持続すること、それがすなわちダンマターであるといわれる。そして、それぞれの仏道者についていえば、ダンマの働きが 仏道者の人格体に熟していく過程、それがダンマターであるというのである。 》 解説 228頁
《 経巻を学んだり、善知識に教えられたりして、ただひたすら打坐を行ずる。そうしているうちに、いつのまにか、ひとりでに悟りが開けてくる。その悟りが開ける ということは、ダンマが自分自身に顕わになって通徹していく、そのダンマの働きであるということになる。 》 解説 228頁
私には出来ないなあ（する気がない）。
「五五 陀羅尼（だらに）」を読んだ。
《 陀羅尼は、多くの呪文、呪句として用いられ、これを誦すれば、三昧に入って智慧が開けるなどといわれる。（中略）つまり、呪文・呪句を記憶し、保持することを 意味している。
ところで道元は、この陀羅尼をどのように用いているのであろうか。それをいいかえてみると、この保持の意味をどのように変容しているかということである。
まず初めに、大善知識に仕えることが、大因縁であり大陀羅尼である、という。 》 解説 243頁
《 ところで善知識すなわち師に随侍して、仕えているうちに、日常のふるまいが、そのまま仏道であり、したがって神通であることが知られてくる。 》 解説 244頁
《 かくして大陀羅尼とは、作法であり、礼拝であり、これが陀羅尼の母体であり、その他一切の陀羅尼は、ここから生れてくる、というのである。 》 解説 244頁
《 そしてついには、礼拝を保持していくことが、釈迦牟尼に見（まみ）えることになるのである。思索からまったく解放された、日常ふるまいの作法が、道元仏道の 重要な一環になっている。 》 解説 245頁
「五六 洗面（せんめん）」を読んだ。
《 それに対して、この「洗面」巻は、洗面と楊枝の使い方で占められている。その両者について、ことこまかに、詳細にそれぞれの作法が述べられている。 》 解説 262頁
午前、倉庫で絵画の点検。深沢幸雄の銅版画は、やはり素晴らしい。この久遠への深まりと広がりは、独自のもの。年譜を見て気づいた。1991年、山梨県立美術館での 深沢幸雄展で初めて深沢氏にお目にかかった。氏は六十七歳。今の私の年齢。四半世紀の親しみ。不思議な縁を感じる。
http://web.thn.jp/kbi/fuka.htm
明日は彼岸の入り。昼過ぎ、裏手のお墓参り。暑い〜。
夕方、買いものに出ようと支度をしたら、急な俄雨。明るいのに〜。
ネット、いろいろ。
《 生活のための仕事が忙しくて自民党や安倍政権の本当の糞さかげんを知らない人たちが多い。 》 ともくん（こんな人たち党）
https://twitter.com/iisan24/status/1016509689767518209
私は閑人だからななあ。
《 総世帯数の５％にも満たない「標準世帯」／ 是枝 俊悟 》 ＤＩＲ
https://www.dir.co.jp/report/column/20180710_010074.html
”平成29（2017）年現在では、世帯数のトップは無業の1人世帯”って、オレのことか。
《 ビヨンセとJAY-Zによるルーヴル美術館ジャックと「黒人の身体」への眼差し 》 ＣＩＮＲＡ.ＮＥＴ
https://www.cinra.net/column/201807-thecarters
《 著作権保護期間はホントに70年になる？ ／小寺信良 》 ＩＴmedia news
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1807/09/news093.html
《 京極夏彦氏はここまで「読みやすさ」を追求していた 》 ＪＢＰＲＥＳＳ
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53511
《 何が「身を切る改革」だよ。カジノに続き、被災地そっちのけで「参院6増案」を押し切ったじゃないか。一票の格差是正が聞いて呆れる。 比例代表での合区候補者救済の「拘束名簿式」をバレバレで紛れ込ませてるじゃないか。少しは野党の意見も聞けよ。数を頼みに一体どこまで暴走すりゃ気がすむんだよ。 》 立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1017257699275239424
