薄ら寒い雨模様の一日。獅子文六『コーヒーと恋愛』ちくま文庫を所持しているのかわからず、ちくま文庫を収めたダンボール箱を開く。あったあった。やれやれ。 箱から柳澤桂子『われわれはなぜ死ぬのか』ちくま文庫2010年初版を取り出す。付箋が貼ってある。以前読んでいたことをすっかり忘れている。あれまあ。それにしても、 中村桂子『生命誌の世界』NHKブックス2000年と間違えやすい(同じ著者だと間違えていた)。
柳澤桂子『われわれはなぜ死ぬのか 死の生命科学』を少し読む。
《 進化のために必要なものは、変化と選択の二つの要素である。おなじ細胞だけしかできなければ、いつまでたっても変化はおこらない。 》 64頁
《 呼吸というのは、光合成細菌がつくった糖などを、酵素を使って分解してエネルギーを得る反応である。 》 68頁
《 ウィルスは、遺伝物質としてDNAあるいはRNAをもつが細胞はもたない。増殖するための情報はあるが、手だて(器官)を自前ではもたないのである。そこで、 原核生物、真核生物に寄生して生きることしかできない。
原核生物、真核生物のなかには種々のDNAあるいはRNA断片が入り込んでいるが、そのなかでタンパク質でできた外被をもったものがウィルスである。 》 78頁
《 さて、これで、私たちの身のまわりにいる生命界の構成員がすべてそろった。ウィルス、原核生物の代表としての細菌、古細菌、そして、真核生物である。 真核生物の下等なものは、動物とも植物ともつかず、一括して原生生物と呼ばれている。 》 79頁
《 これが、もっと高等な生物の老化や死とおなじかどうかはわからないが、細胞が老化し、寿命をもつという現象は、原生動物という単細胞生物ですでにみられる ことになる。 》 95頁
湿ったどんよりした日にはこんな音楽。ハバナ。行ってみたい街。
《 Orishas " Represent Cuba" (feat. heather headley) 》
https://www.youtube.com/watch?v=ZBoqCDSrWi8
ネット、いろいろ。
《 <「MeToo」1年>「声が届いたと感じる」伊藤詩織さん 》 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181103-00000050-mai-soci
《 むしろ、一見、仕事に関係のないように思われる書物を乱読することをおすすめする。
そうやって社会を知り、人間を知り、人生を知ることのほうが、はるかに仕事にとって有益なのである。
――山口瞳「新入社員に関する十二章」より。『新入社員諸君!』(角川文庫)収録。 》 愛書家日誌
https://twitter.com/aishokyo/status/1058548075713740800
《 「役に立つ」っていうのをものすごく狭く,明日の自分のもうけに繋がるぐらいに考えちゃうと,そりゃ役に立たないんですよ。 なんというか経験も含めて買っているわけでして。大学としてはそういうものも入れてパッケージ化されたカリキュラムとそれを補う諸設備なんかを作っていると 考えてます 》 まつーらとしお
https://twitter.com/yearman/status/1058738752510550017
《 両親と温泉宿に泊まってる。食堂でアルコール飲み放題を注文した人間は「アルコール飲み放題」という札を首から下げるという恥辱を味わうシステムだった。 》 ビニールタッキー
https://twitter.com/vinyl_tackey/status/1058683527120613377