『沼の絵』

 昨日話題の松平修文句集『沼の絵』を読んだ。

《 これは私の十代の作品集(句集)だということになる。 》

 気に入った句。

   五月雨に翼を濡らす女かな

   漁網(あみ)を着て海女帰りゆく時雨かな

   波頭に蝶がとまらうとしてゐます

   夕立や更級日記読み終へて

   石塊(いしころ)を食ふ馬を連れ銀行へ

   行く春や便器の下に部屋がある

   陽炎を踏み少女来る老婆来る

   三日月少女駅への坂をのぼりゆく

   霊柩車に轢かれて死んだ人もゐた  

 後年の第一歌集『水村』の萌芽を感じる。栴檀は双葉より芳し、だ。詩集『Rera』も読んだが、彼は定型の人だ。

 ネット注文した椹木野衣『戦争と万博』美術出版社2005年初版帯付が届く。1200円。

 ネット、いろいろ。

《  クラニーせんせい渾身のアンソロジー『怖い短歌』(幻冬舎新書・11月30日発売)の見本がとどいたにゃ! 入魂の一冊、よろしくにゃ!
  目次は次のとおり↓ 》 ミーコ姫
 https://twitter.com/kranymikohime/status/1066231171355336704

 「3 向こうから来るもの」に松平修文が入っている。これは気になる。

《 麻薬体験を描いた稀代の作家・石丸元章が病室から緊急寄稿「脳卒中になってみて」 》 サイゾー
 https://www.premiumcyzo.com/modules/member/2018/11/post_8889/

《 近い将来(恐らく数年後)に、「人間」がなし得る、そして「人間」に残された最も重要な仕事は、「『AI』が引き起こしたトラブルの『責任』を (それを「生んだ」/「使用する」人間)が負う」というものになるのだろう。 》 大村益三
 https://twitter.com/omuraji/status/1067169564092289024

《 外国語が一つ読めるようになるということは、本や雑誌への出費が倍になるということなので、「言葉なんかおぼえるんじゃなかった」 という詩人の感慨は、まったく正しい(微妙にちがう)。 》 赤城毅/大木毅
 https://twitter.com/akagitsuyoshi/status/1067059260486373376

《 なぜ人は作家に質問の答えを求めるのか?私は質問したいから作家になった。もし答えを持っていたら私は政治家になった。 ウジェーヌ・イヨネスコ 》  愛書家日誌
 https://twitter.com/aishokyo/status/1066992480808288256

《 国民年金制度は、基本的に「積立て」なので、若者たちが老人を支える仕組みとして虚偽説明がなされがちだが、実際は「修学旅行の子ども積立て」と同様、 各自が預けているものである。それを勝手に流用・散財させたことで破綻したわけで、その失策を、愚策で補おうとしている。 》 中島 智
 https://twitter.com/nakashima001/status/1067334879694614528

《 カネに色はないので「2019年10月に予定される消費増税で増える一般家計の負担額は2・2兆円」の半分はF35戦闘機に消えることになる。 》  まさのあつこ
 https://twitter.com/masanoatsuko/status/1067552478105751552

《 すごいね。審議を続けると問題がどんどん出て来て困るからさっさと強行採決するんだと。もう本音を全く隠さない自民党。 国民が甘やかせば甘やかした分だけつけ上がるのがこの政党だ。 》 所 十三
 https://twitter.com/tokoro13/status/1067341220714708992

《 首相の外遊日程にあわせての採決強行、バカバカしいったらありゃしない。そんなに国会が嫌いで外国へ行きたいのなら、総理を辞職していけばいいのよ。 どうせ日本でも外国でも役に立たない安倍首相、帰ってこなくていいからね。 》 aoi sora
 https://twitter.com/4023Sora/status/1067321557163270144