『召集令状』

 太平洋戦争開戦日。小松左京召集令状』角川文庫1995年初版から表題作「召集令状」(1964年発表)と「戦争はなかった」(1968年発表)を読んだ。 じつにリアルなホラー小説ともブラック・コメディとも読める。「あとがき」から。

《  当時の文壇では歴史的ifは禁物といわれていたが、SFの中では可能だった。また、平凡な生活の中で、たった一枚の召集令状で引っ張られてしまう恐怖が 私の心に残っていたことから『召集令状』を描き、浮かれた世の中でみんなあの大戦を忘れて行くんじゃないかという危惧から『戦争はなかった』を描いた。これらは、 あの民族の悲惨な歴史体験を風化させてはならないという思いの表れでもあったのだ。
  最後に、この作品の中に出てくるエピソードは、ほとんどが実話である。戦後五十年にあたり、この短編集を編むことになったが、ここに収録された作品群は、 私にとって非常に「つらい想い出」の作品ばかりなのである。

    一九九五年四月 サリン事件でまだ騒然としている東京で 》

 すごい本だ。

 ネット、いろいろ。

《 「どの分野で、どの時代かにもよりますが、99.9%の場合、普通のことだったり、ただのノイズだったり、間違いだったりするものです。 そして、ほんの0.1%の場合において、何か特別なことが起こっているのです」 / 謎の地震が世界を駆け巡る、20分超継続、原因不明 》 NATIONAL GEOGRAPHIC
 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/120400530/?P=3

 時代に先駆けるもの。美術……。

《 『猫のまぼろし、猫のまどわし』の編者解説にも書きましたが、つげ義春は『宝石』に再録された朔太郎の「猫町」を読んで魅了され、後に名作「猫町紀行」 を描きます。再録や復刻企画の大切さを裏書きする逸話だと思います。『幽』次号では小松左京の珠玉の怪談小品「牛の首」を巻頭再録しました!(雅) 》  怪談専門誌『幽』
 https://twitter.com/kwaidan_yoo/status/1070921706124890112

 つげ義春猫町紀行』三輪舎1982年を開く。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%AB%E7%94%BA%E7%B4%80%E8%A1%8C

《  経団連会員企業レベルでは、もはや組織としてもまともな経営ができないのですよね。
  人材育成できないから大学に新人教育を押し付け、自らイノベーションを生み出すこともできないからそれも大学等に押し付け、人件費を下げてごまかす経営しか できないから派遣や外国人に頼る。
  民間から何を学べと? 》 増田の准教授
 https://twitter.com/ProfMasuda/status/1070851138897948672

《 25年前、ローマで日本人女子大生6人がレイプされた。そのうちの1人が「伊藤詩織様」と綴る手紙。あの事件の被害者がこんなに酷い仕打ちを受けていたとは…。 でも詩織さんの返信「これだけはお伝えしたいです。貴女があの時とった行動がベストだったということ」に一条の光が。 》 盛田隆二
 https://twitter.com/product1954/status/1070857072990814208

《 「何故攻撃に出ぬか…」太平洋戦争下の昭和天皇「お言葉」の数々/辻田 真佐憲 》 現代ビジネス
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58837

《 怒りに燃えた山本太郎議員が牛歩戦術に出た。議長に投票を促されても怯まずユルリユルリ。そしてついに野次り続ける与党に壇上から叫んだ。 「恥を知れ!最低の下請け、経団連の下請け、竹中平蔵の下請け!賛成する者は二度と保守と名乗るな、保身と名乗れ、保身だ!」保守でなく保身は実に名言だなあ。 》  立川談四楼
 https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1071250574480355328


《  与謝野晶子の12人の子供の名前:
  長男・光(ひかる)
  次男・秀(しげる
  長女・八峰(やつを)
  次女・七瀬(ななせ)
  三男・麟(りん)
  三女・佐保子(さほこ)
  四女・宇智子(うじこ)
  四男・アウギュスト
  五女・エレンヌ
  五男・健(たかし)
  六男・寸(そん)
  六女・藤子(ふじこ) 》 愛書家日誌
 https://twitter.com/aishokyo/status/1070873040307789824