『小原古邨木版画集』

 阿部出版から新刊の『小原古邨木版画集』を恵まれる。数点の作品を提供。2007年に出た季刊『版画芸術』135号阿部出版、特集「知られざる木版画絵師」に提供した 木版画のうちの二点、「柿に烏」「夜桜に烏」が未掲載
 http://web.thn.jp/kbi/koson.htm

《 つまり古邨の花鳥版画を研究する上でこれらが初摺であり、基準作となる作品ばかりであるということである。 》 220頁

  二点は初摺ではないのだろうか。対照すべきものがないので検証できない。さっそく担当の編集子から返事のメール。その一部。

《  頁の関係で烏の作品を追加掲載しようとすると、ページ図数も2頁以上増やさねばならず…本当に泣く泣く見合わせました。

  また、もう1点の桜と烏の作品は、こちらは大短冊サイズと若干サイズが違うので、こちらも泣く泣く掲載を見合わせました。

  今回は古邨は大短冊・長大判のみに絞ってご紹介させて頂いております。 》

 この二点、版画集に未掲載ってことで話のネタになるな。これまた面白い。
 毎年のことだけど10日になると冬らしくなる。服も部屋も真冬仕様に。
 午後、三島市長選挙期日前投票を済ませる。そのまま自転車でその先にある知人の店に寄り、彼の車でブックオフ函南店へ。東雅夫・編『文豪てのひら怪談』ポプラ 文庫2009年初版帯付、綾辻行人ほか『自薦 THEどんでん返し』双葉文庫2016年初版、計216円。
 四半世紀前の夜更け、中井英夫が亡くなった。

 ネット、いろいろ。

《 マーガレット・ミラー『鉄の門』、いま貴重なのか… 》 黒白
 https://twitter.com/MadHatter1933/status/1071413620662124544

 文庫本を確認。差別語か。読んでみたくなるな。

《 「ポリティカル・コレクトネス」の汚名  特集「差別と想像力」『新潮』12月号を読む/綿野 恵太(作家) 》 週刊読書人ウェブ
 https://dokushojin.com/article.html?i=4692

《 若い人たちの多くがそうなら、もうそれでいいよ、という気になりそうになるが、彼らよりももっと若い、まだ選挙権もない人たちのことも考えるべきだろう。 第二次大戦中、特攻で死んだ若者たちは、彼らに選挙権がなかった時代に、上の世代にその将来を決定されているのだから。 》 平野啓一郎
 https://twitter.com/hiranok/status/1071788814488588293

《  日本タイトルだけ大賞

  大賞 『砂漠の空から冷凍チキン』
  山田真哉賞『今夜もカネで解決だ』
  吉永龍樹賞『みんなちがって、みんなダメ』
  上田渉賞『わけあって絶滅しました』
  夢眠ねむ賞『体力の正体は筋肉』
  読書メーター賞『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』
  残念賞『殺人うんこ』 》 山田真哉@会計士・さおだけ屋
 https://twitter.com/kaikeishi1/status/1071769232856117248

 秀逸なタイトルの書籍を勝手に表彰するアワード タイトルだけ大賞 の受賞作品。

《 【TLダジャレ】高輪炙ったイカでいい。歴史のwiki証人。日本黒紀。ソフトバンクで孫した。ナマムギ駒込ナマタマゴ。マクロンを消毒。 宴も高輪ゲートウェイでございますが。安倍ゲートウェイ。高輪下駄上。高田馬場エストノース。セクハラ、パワハラのセパ両リーグ。 イエスはキリストより玉川が身近。 》 立川談四楼
 https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1071967433936662528

《 このクリスマスに予定がないどころかこの人生に予定がない 》

《 年も末だが世も末だな 》

《 再来年の目標を考える 》