高知県香美(かみ)市立やなせたかし記念館から『やなせたかし記念館NEWS』81号が届く。巻末の「東君平とやなせたかし」仙波美由記が読ませる。 副題「その生い立ちと才能を認めた人々との出会い」。一読、胸熱。東君平(ひがし・くんぺい):1940年生 - 1986年没。
《 作家としての人生において、世間的な評価が伴う以前から東の才能を高く評価したやなせたかしを始めとする、多くの重要人物との出会いがあった。 》
画家堀文子もその一人だったとは。1963年の展覧会パンフレットの堀文子のコメントから。
《 彼は、誰とも話しあえない自己を、黒い紙に緻密に粘り強く、夜な夜な刻みこむことによって表現しようとした。四、五年の間、誰に見せるためでもなく刻み続けて いた黒い切絵の絵を見たとき、私は緊張した。
彼には持って生れた表現力がある。そして理性的だ。彼がグレなかったのは彼の力があったからだと思う。 》
東君平の本を並べてみる。『二十一歳 白と黒のうた』1975年、『魔法使いのおともだち』1975年、『紅茶の時間』1976年、『紅茶の時間2』1977年、 『くんぺい魔法ばなし』1980年、『潜水夫の夢』1989年、『くんぺい魔法ばなし 風の子供』1990年、『はちみつレモン 君平青春譜』1990年、『心のボタン』1990年、 『DAIARY FOR 1990』1990年、『二十一歳 白と黒のうた』1990年、『くんぺいごしちご アフリカえほん』1990年。以上サンリオから出版。 『100杯目の水割り』講談社文庫1979年。私家版『くんぺい ごしちご アフリカえほん』1981年発行者東君平。装幀を手がけた三島由紀夫『愛の疾走』講談社1963年。
2015年4月18日の日録から。
《 一昨日買った東君平『はちみつレモン 君平青春譜』くんぺい文庫2011年初版を読んだ。 以前読んだ詩ばかりだが、やはり心に沁みる、響く、うなずく。いい詩集だ。 「新宿」が ネットで紹介されていた。
19歳。
身も心も腹もどん底の日々だった。
学校は途中から行けなくなっているし 仕事も辛かった
ぼくは 新宿の街を歩いていた。
「詩を書いてみたい」
こんなことを考えてみても 何をどう書けばまとまるのか
あせる頭には浮かばなかった。
「小説も書きたい」
それにはまだ 過ごしてきた人生が短いし
必要な知識も用具もない。
「絵もいい」
画廊の前を通ると 今日から誰かの個展が始まったのだろう
パーティをしていた。街はずれに出た。
人通りが極端に減り 野良猫が歩いている。
ぼくは 古びた外灯の前に立って見上げた。
口には さっき手渡されたチラシを丸めて銜えた。
「新宿か」
古びた外灯の錆びた鉄棒に 釘ででも書いたのだろう
下手な字で新宿と書いてあった。
「しんじゅく・・・・か」
この二度の呟きが ぼくの生き方を決めたといってもいい。
ぼくは その日から もっともっと
自分の気持ちを信じて生きてゆこうと思った。
それは 新宿の文字が しんじゆく と読めたからだ。
結びの「しんじゆく」には強調の「・」が五つ付いている。雑誌『詩とメルヘン』で 出合った。瞠目、驚愕、感服。「しんじゆく」。心に深く刻まれた。 》
http://d.hatena.ne.jp/k-bijutukan/20150418#p1
くんぺい文庫2011年初版、どこかに紛れているのか。
味戸ケイコさんからお便り。来春の個展が楽しみ。
ネット、いろいろ。
《 文庫を整理しているのだけれど、絶対にあるはずの文庫が見当たらなくてちょっと不安になるわー。『完全殺人事件』とか『毒入りチョコレート事件』とか 『日時計』とか、一体どこに紛れ込んでるんだよ(泣)。 》 黒白
https://twitter.com/MadHatter1933/status/1077585639615254529
ふふふ。三冊とも確認。三冊とも既読だけれど、内容はおぼろ。ダンボール箱ではなく本棚に収めたい……。
《 水とはじつに不思議なもので、道元の山水経にもあるように、あらゆる様態をとってあらゆる場所にあり、しかもすべて連続している。 人間にも共有されるべき不可欠のもので、だから侵され・奪われてはならない。辺野古の海にしても、この身近な水道水にしても。★ 》 巖谷國士
https://twitter.com/papi188920/status/1076638427448102913
三島の川……。
《 舞台となっているのは、東京から新幹線で約1時間、さらに在来線で20分ほどのところにある町だ。 》 「あなたの地元はまだ生き残れるのか?」#Shift
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1812/25/news044.html
三島市……じゃないな。向かいの空き店舗は和食ダイニングの店に改装中。
《 「紀伊國屋じんぶん大賞2019 読者と選ぶ人文書ベスト30」を発表 》 紀伊國屋書店
https://kyodonewsprwire.jp/release/201812211730
購入既読は21位『なぜ世界は存在しないのか』マルクス・ガブリエル。購入未読は14位『意味がない無意味』千葉雅也。気になる本は6位『どもる体』伊藤亜紗。
《 最も無駄がなく、意図的・操作的ではない、力学的にも最も合理的な姿勢は、「流れに身を任せる」「自分の自然を探求する」 という心持ちから帰結するものであって、外形的に角度を気にして「作る」ものではありません。 》 DDC_violoncellista
https://twitter.com/DDC_violoncelli/status/1077778529956188162
《 なぜ、こうした状態を目指すのかと言えば、一般に、頑張って達成できることよりも、「頑張ることの弊害」の方がずっと大きいからです。 「頑張り」は害です。逆説的なようですが、「なんにもしようとしない」のが最も「なんでもできる」状態なのです。 》 DDC_violoncellista
https://twitter.com/DDC_violoncelli/status/1077776387849695232
《 廃炉にかかる時間は70年間。費用はとりあえずの1・9兆円。実際にかかる費用は見通しも出せないとのこと。しかもこれは商業炉ではなく研究炉の話です。 原発にかかる壮大な社会的コストに身震いします。 》 小川一
https://twitter.com/pinpinkiri/status/1078039832209682432
《 この先の見通せない膨大な処理費用を考慮に入れたとしても、発電は原発がいちばん安いというのが政府の試算でしたっけ? 》 森岡正博
https://twitter.com/Sukuitohananika/status/1077936774586916865
《 彼等や彼等の社が真摯な安倍批判が出来るか。首相動静―12月26日「京都 つゆしゃぶCHIRIRI」。曽我豪・朝日新聞、山田孝男・毎日新聞、 小田尚・読売新聞、石川一郎・BSテレビ社長、島田敏男NHK名古屋放送局長、粕谷賢之・日本テレビ解説委員長、政治ジャーナリスト田崎史郎氏と食事。 》 孫崎 享
https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/1078077413932683264
《 12/26 辺野古埋め立て赤土疑惑への政府対応を望月記者が追及。
(菅さんの答えは次の3つ)
しっかりやっています。
そんなことありません。
今答えた通りです。
酷いもんです。望月記者が苦笑いしてしまうのが印象的。
首相も官房長官も日本語が不自由だなんて
どんだけ我々国民は不幸なんでしょう。 》 羽明人
https://twitter.com/cIHtcCLzQtI7ZPX/status/1077820338711351296
《 辺野古新基地そもそもいくらかかるか? 県議の質問に防衛局長は・・・ 》 沖縄タイムス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181227-00364709-okinawat-oki
《 安倍内閣発足6年、首相は「全力を尽くした」と振り返ったという。「全力を尽くした」ことは確かだ。但し、全力を尽くしたのは、日本の民主主義、議会政治、 地方自治、そして国民生活の破壊に対してであったのだが。 》 m TAKANO
https://twitter.com/mt3678mt/status/1077792900627353600
《 本当に無駄すぎる6年だった 》 しげ
https://twitter.com/ang3303/status/1077918472024145920
《 望年会しましょう。 》