閑人亭日録

『絵は語り始めるだろうか』ニ

 佐藤康宏『絵は語り始めるだろうか  日本美術史を創る』羽鳥書店2018年初版、「6 連想・日本美術史 附宣伝文二篇」を読んだ。

《 わかりやすい説明は、どうかするとほんとうのことから逸れてしまう。日本美術を一般に語ろうとするときにも、ままそれは起こる。 》 145頁

《 多少あこぎな手を使っても日本美術に何とか興味を持ってもらいたい、という気持ちもわかる。私だって頼まれれば、たとえば狩野永徳長谷川等伯のライヴァル物語 を二時間ドラマの脚本にするくらいやりかねない。──都の絵師永徳(沢田研二)は、振興勢力の等伯萩原健一。配役が古い上にトラブルもありそうですね)を 能登の田舎者と愚弄し、等伯は眼をむいて怒りながら堪えている。等伯の企てる狩野派への反撃と永徳の対抗策。信長と秀吉の時代に、覇権を争う政治と絵画の 野望の交錯!──みたいに。 》 145頁

 朝、自宅裏の蓮馨寺の源兵衛川で茶碗のカケラやガラス片を拾う。作業範囲はほぼ拾った。ワイシャツ一枚で作業。ちょっと汗ばむ程度。ふう。コーヒーが美味い。
 午後、友だちの車に同乗、「白砂勝敏小作品展」へ。初お目見えの黒塗りのボックス額ガラス扉付に一目惚れ。これは面白い。画像はまだ。
 https://shirasuna-k.com/blog/2019/02/05/%e7%99%bd%e7%a0%82%e5%8b%9d%e6%95%8f%e5%b0%8f%e4%bd%9c%e5%93%81%e5%b1%95smallworksexhibitionmaktub%e6%b2%bc%e6%b4%a52019227%ef%bd%9e310/

 ネット、うろうろ。

《 2000年(平成12年)に同じ大阪市立美術館で開催した「フェルメールとその時代展」では計5点のフェルメール作品が公開されました。
あの時と美術館周辺の環境が一変しており、時の経過を肌で感じます。(青空カラオケはもうありません) 》 青い日記帳
 http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5400

 あの時公園での青空カラオケには驚いた。すいていたので『天秤を持つ婦人』を心ゆくまで鑑賞できた。

《  電子書籍は古本にならない。
  ただ絶版になるだけだ。 》 猟奇の鉄人
 https://twitter.com/kashibaTIM/status/1100615800627507200

《  寝耳に水でした。メディアからの取材はとりあえず断りました。自分のツイッターは編集されないので、ここに何か書きましょうか…。
  遠い記憶ですが、その夜のトークは僕の通常運転だったことは確かです。通常運転とは、学者や研究者のやる講義からはほど遠い、 実作者としての言葉だったことです。(続く 》 会田誠
 https://twitter.com/makotoaida/status/1100685377910665216

《 訴えたこの方、名前で検索すると美術関係者ではなく様々なPRモデルをやられていることがわかる。不特定多数の人が見る展示とは違い、 自発的に申し込む社会人向け講座だったからこそ大学側もゾーニングに気が回らなかった部分もありそう。管理側の責任をどこまで問えるかだな。 》 津田大介
 https://twitter.com/tsuda/status/1100686677578661888

《 あのさ、下っ端の独断で調査法や結果を捏造し幹部のチェックにも引っかからず何年も見過ごされてきたってんなら、そんなクソの役にも立たない幹部、 全員首切れ!退職金返還させろ! 》 ごく普通の会社員
 https://twitter.com/tryshd/status/1100264330052812800