閑人亭日録

細雪』一

 今が読む時、今しかないと、谷崎潤一郎全集 第十五巻『細雪中央公論社1973年普及版初版を開く。九百頁弱。佐藤康宏『絵は語り始めるだろうか』より薄いわ。 活字は大き目だし、なんたって小説。「ささめゆき」と読む。『源氏物語』を連想させる流麗な文章で蒔田家の大人しい三女雪子を軸に四姉妹を巡る物語。

《 1936年(昭和11年)秋から1941年(昭和16年)春までの大阪の旧家を舞台に、4姉妹の日常生活の悲喜こもごもを綴った作品。阪神間モダニズム時代の阪神間の 生活文化を描いた作品としても知られ、全編の会話が船場言葉で書かれている。 》 ウィキ
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E9%9B%AA

 雪子の見合いの話が続くなあ。

 あの日、K美術館では白砂勝敏展の最中だった。地面がゆらゆら揺れて全員外の駐車場へ避難した。あんな揺れは空前絶後東京新聞は3・10東京大空襲と3・11 東日本大震災のニ特集を組んでいる。政府、行政はあてにならないことがよくわかる。

 ネット、うろうろ。

《  伊藤野枝は甘粕に殺される
  自由を求めてた人達が官憲に殺されるだけでなく、自由を求めてた人達自身も地震が契機でお互い殺し合うようになる。自由を求めてた声はいつしか統制を求める声に なり、復興は国威発揚にすげかわる。

  満州事変は、関東大震災のちょうど8年後だ。 》 菅野完事務所
 https://twitter.com/officeSugano/status/1104958004611317765

《 赤線の時期を書くとき、「戦後間もなく」あるいは「敗戦後間もなく」とするか迷っていた。読みやすいのは前者だが、意味の上では後者しか有りえないと判断した。 何故ならば、負け戦であったからこそ、戦後に進駐軍向けの性的慰安所を企図したからであり、昭和8年に国際連盟を脱退するまで 》 遊郭
 https://twitter.com/yuukakubu/status/1104656816640688130

《 国際的な潮流として廃娼の方向に進みつつあり、日本もこれに倣って廃娼の方向性を探っていたが、連盟脱退後の戦争の激化と敗戦が、いったん廃娼に進んでいた 動きを、戦争協力・戦後協力という形で封じ、公娼制度を是認・利用する動きが押し戻した。赤線は負け戦の産物であり、よって「敗戦後」とした。 》 遊郭
 https://twitter.com/yuukakubu/status/1104656817735446528

《 敗戦から間もない時期ならともかく、人間で言えば1945年から数えて74歳、1952年から数えても67歳ですから、いつまで戦勝国の言いなりにならないといけないのか、 という話ですね。密室の日米合同委員会で戦勝国に自国を差し出す日本人の役人たちには、プライドも何もないのか。 》 山崎 雅弘
 https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1104676057716649984

《 今日で東日本大震災から八年だけど、それはそれとして固めるテンプルが家にない。絶対まだあると思ってたけどない。これでは古い揚げ油を捨てる事が出来ない。 一体日本人はあの日から何を学んだと言うんだろうか 》 ドンガメ六号
 https://twitter.com/dongame6/status/1104874767331483648

《  古書いろどりに寄った。
  入り口からもうカオスだった( ´△`) 》 くだん書房
 https://twitter.com/kudan2002/status/1104699356215619584