閑人亭日録

細雪』四

 谷崎潤一郎全集 第十五巻『細雪中央公論社1973年普及版初版、「中巻」を読了。

 朝、小用を済ませる。帰宅してコーヒーを味わう。もう一日が終わった気分。それではいかん、と源兵衛川中流、水の苑緑地・かわせみ橋~その下流の無名橋の下まで 茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。ほぼなくなり重くなって作業終了。昼前帰宅。ゆっくり動いたので軽く汗。水道水を飲む。うまい。きょうの予定は終了。
 午後、思い立ってスーパーでの買いものついでに段ボール箱をもらってくる。北一明の焼きものの花生けの木箱が何となく壊れそうな予感がして、段ボール箱で 木箱の代用にすることを考えた。木箱よりも一回り大きい三十センチほどのほぼ立方体の段ボール箱に、家にあった段ボール箱を裁断してはめ込んだ。ほぼぴったり。 段ボール同士は書類を挟む文具で留める。内側にエアパッキンをガムテープで貼る。うむ、うまくできました。二重の段ボール箱に花生けを収める。費用十円くらい。 道具はもとより段ボール箱もこれは、と思うモノは取っておくものだ。大人の工作は楽しい。

 ネット、うろうろ。

《 その前に、「ブルー・ノート研究」という学術論文の体裁で書いたものが『音楽芸術』に掲載されました(六九年)。 》  ジャズピアニスト・山下洋輔さん復帰第一声 驚異的な回復、筒井康隆との思い出を語る
 https://www.bookbang.jp/review/article/564287

 本棚から雑誌『JAZZ』1975年9月号を抜き出す。「特集 山下洋輔 「ブルー・ノートの研究」完全収録」。

《 感情論がダメと言うなら、亡くなった方を思い、涙しながら議論してはいけないという事か。そのうち沖縄戦基地問題に対してもそう言出だすのだろう。 一見冷静な意見に見えるが事故や戦争の当事者の声を封殺し、問題を風化させる。客観的な人間が机の上だけで処理して現場の心からの叫びは無視される。 》   ラサール石井
 https://twitter.com/lasar141/status/1105992223521304577

《 坂口安吾の『天皇陛下にささぐる言葉』(景文館書店)が東京堂書店ベストセラー総合の堂々1位になっているのがうれしい。平成が終わるいま、 最も再読されるべき、きわめて重要な文章だからだ。 》 原武史
 https://twitter.com/haratetchan/status/1105814642922655746