閑人亭日録

「意味がない無意味」再び

 昨日の日録からの連想で先だって読んだ千葉雅也『意味がない無意味』河出書房新社の表題論文「意味がない無意味」を再読。郡司ペギオ幸夫『天然知能』と 交錯する気がするが、そこの関わり方が、私にはよくわからない。気がするだけかも。ま、理解できる時がいずれ来るだろう。安易に書けない。

 正午、三石神社で幼子を連れた女性を迎え、源兵衛川を下る。下源兵衛橋上流部で川へ入る。幼子は転んで濡れたり長靴に水が入ったりしてもお構いなく遊ぶ。 母親は周囲のクレソンを摘み取る。しばらくして終了。桜を見ての帰り道、途中でお別れ。母子はクレソンを持ってイヴェント会場へ。帰宅。
 https://mishima-mirai.com/%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88/385/
 昼食後上記イヴェントを覗き、近くでやっているもう一つの小さな催しへ。こちらはガックリ。人を呼ぶ=集めるのは難しい。

 ネット、うろうろ。

《 八世紀に人間の精霊を表現する「タマ(霊・玉・魂)」という用語から「ココロ=心」という語彙が生まれたというのが土橋寛の説で、これは鉄案であろう。 この時代の「心」は遊離魂の意味ももつ点では現在と異なっているが、その他は現在の使い方と大きな違いはなくなっているという。以下は冗談のように 》 保立道久
 https://twitter.com/zxd01342/status/1111599614367395840

《 聞こえるが、タマがコロコロするから「心」という言葉が生まれたのだろうと私も思う。安田登氏の『和の身体技術』で実感したが、これはココロが臨機に変化する 軽い性質をもつという感じ方が増大したためかも知れない。文明化の表現ではないかと思う。ともかく、心という言葉は、この時から続いている。 》 保立道久
 https://twitter.com/zxd01342/status/1111599616456187905

 昭和の時代、加藤郁乎氏への手紙に”言葉の成層圏から言葉の霊層圏へ”といったことを書いた。今だったら言霊(ことだま)の霊層圏と書くな。

《 街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2017年6月東海道再訪その5 三島~吉原、富士駅杉江松恋  》 Book@holic
 http://www.bookaholic.jp/post-3993/

 北山書店、閉店半額セールでは買いたい本がなかった(半額でも私には高い)記憶。

《 なんか違うな。資本主義が先端テクノロジーを駆使して、世界の覇権を握ったのが、今の世界で、左右のポピュリズムなんて表層の出来事でしかないし、 政治やイデオロギーはほとんど無力なのでは。つまり、政治は経済の傀儡に過ぎないということ。少数の資本家が世界の富を独占している。 》 小松崎拓男
 https://twitter.com/takuokomart/status/1111443114323894273

《 高度成長期、「天皇は空気みたいな存在」と言われた。誰も天皇のことを語らない。しかし、今はどうだ。まず天皇がよく行動し、よく発言した。 それに呼応して(特に反安倍的言説が功を奏して)天皇を積極的に支持する声も増えたし、天皇をこうやって語りだした。新しい国体の始まりなのか。要注意。 》  住友陽文
 https://twitter.com/akisumitomo/status/1111829802959278080