「阿久正の話」
長谷川四郎「阿久正の話」(『日本短篇文学全集 第30巻 』筑摩書房1969年初版収録)を読んだ。まったく地味な若い勤め人の話。なんか面白くないなあ。さて、 村上春樹は『若い読者のための短編小説案内』文春文庫2004年初版でどのように語っているだろうか。作品論を超えて作家論に広がってゆく。
《 僕としてはむしろこの作品を大事な手がかりにして、彼の「大陸もの」がなぜかくも魅力的になり得たのかについて、さかのぼって考えてみたいと思うのです。 どうして長谷川四郎は、「大陸もの」を書いていたころのとくべつな何かを、戦後日本の風土の中で失っていったんだろう? 》 183-184頁
《 どちらにせよ、結果的に言えば、小説そのもののむいている方向と、書かれている内容のむいている方向は一致していません。僕はそう思います。 そして結局のところ、それがこの「阿久正の話」という作品の優れて面白いところであり、また同時にまとまりを欠いている根本的な原因でもあると思うのです。 》 206頁
《 いくらかの欠点も目につくけれど、かわりに素敵な部分もいっぱいあります。 》 212頁
《 僕なんかは実作者として読んでいて、「ああ、面白いな」と思います。でもこれはどっちかというとクロウトの読み方ですね。あまり一般的でない。 》 214頁
午後二時過ぎ、三石神社で静岡朝日テレビのロケ隊と合流。下源兵衛橋まで歩き、雷井戸を見て広小路駅へ戻り、乗車を見送る。ロケの間だけ雨が止んでいた。帰宅。 ふう。
ネット、うろうろ。
《 思い出した。
金魚すくいなどのポイ(すくう紙の網みたいなの)は4号~7号というのがあります。
4号は絶対破れないレベル、7号は水につけただけで破れるレベル。
通常6号にしておいて、混んできたら全部7号。
張り切ってるお父さんとかには7号を渡し、可愛い子供とかには5号を渡す。
4号は実演用。 》 新谷学 アスパラ社長
https://twitter.com/ShintaniManabu/status/1127090088133791745
《 市民運動や市民活動とは、市民が仕事や家事、介護、子育てなど生活の合間に、できる範囲で行うこと。丸山眞男の言葉を借りれば、 「デモクラシーとは、市民のパートタイム政治参加」。できることは限られていて、当たり前。続けることが大事。 》 Kazumasa Kawaguchi
https://twitter.com/kazsoul/status/1127210564277563393
《 なぜ右派は婚姻の平等に反対するのか。専門家に聞いた。 》 HUFFPOST
https://www.huffingtonpost.jp/entry/marriage-equality_jp_5cd80883e4b0796a95dd68f3?ncid=other_twitter_cooo9wqtham&utm_campaign=share_twitter
《 90年代から2010年代中盤までずっとバッシングされてきたものが、「実は日本の豊かさを支えてきたものであり、それらはぜい肉だからすべて排除すれば 豊かになると思ったら、必要な筋肉でありミイラになって死ぬだけだった」ということなんだよね。終身雇用、年功序列、土建業、中産階級、公共事業など。 》 鐘の音
https://twitter.com/kanenooto7248/status/1127871356027035648
《 外に敵を作っても
日本社会がよくなるわけじゃないって
そろそろ気づけよ 》