『論理哲学論考』(閑人亭日録)

 ウィトゲンシュタイン論理哲学論考岩波文庫2006年11刷を読み始める。論理哲学の意味さえもわからずに読書に突入。すごいね。冒頭一行。

《  一     世界は成立していることがらの総体である。 》

 続いて。

《  一・一   世界は事実の総体であり、ものの総体ではない。
  一・一一  世界は諸事実によって、そしてそれが事実のすべてであることによって、規定されている。 》

 こう断言されると、はいそうですか、としかいいようがない。ではいけないのかな。パラパラと先を開くとなんか難しそうな数式が出てくる。何が出てきても驚かぬぞ。 なんて意気込まず、冷房の効いた部屋でゆっくりと読むとする。のっけから理解は考えていない。こんな難しい哲学書を読んでいる、ってことを何気なく自慢したい。 おお、これは1918年に完成か。一世紀を超えて読まれてきたか。

 午前11時36分33.4℃。いちばん暑い時に野暮用で外出。へたるわけだ。
 気晴らしにはブックオフで中古本を漁るのが最適解。ブックオフ長泉店で二冊。法月綸太郎『怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関』講談社文庫2017年初版、鄭大均・編 『日韓併合期ベストエッセイ集』ちくま文庫2015年初版帯付、計216円。

 ネット、うろうろ。

《 三島から箱根へ向かう山の中腹にあるレストラン アサカ。高台にあるうえ3面がでっかいガラス張りなので富士山どかん景色抜群。夕暮れ時や夜景もきっと美しい事で あろう。 》 ねむらー
  https://twitter.com/nemuraaaa/status/1154296380300521473

 入ったことない。こんど行くかな。

《 縄文人のゲノムが現代人並みに解読された /米山正寛 》 論座
  https://webronza.asahi.com/science/articles/2019071500005.html?page=1

《 安倍や菅がしたり顔で、新しい「れいわ」時代の幕開け云々、なんて事が言えなくなっただけでも、山本太郎の功績は凄いと思う。 》 池田清彦
  https://twitter.com/IkedaKiyohiko/status/1154581944794931200

《 政権批判で?テレビ番組PRゼロ 映画「新聞記者」 「忖度」ニモマケズヒット! 》 東京新聞
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2019072502000196.html

《 繋がって思い出す事がある。ある女性と一緒に素晴らしい夕暮れの光景を並んで見ていた時に、無言で見入りながら、隣でこの人が自分の代わりに見るべきものを 見ていてくれるなら失明しても絶望せず生きていける、と不意に思った。自分が見なくても大丈夫、と。そういう人と結婚できて幸運だったと思う。 》 近本洋一
  https://twitter.com/you1chikamoto/status/1154010045232775169

 茅ヶ崎市在住の詩人・作詞家エリさんは弱視。昔K美術館へご主人と来館された時、味戸ケイコさんの絵をご主人が丁寧に説明されていた。
  http://eri-aphrodite.sakura.ne.jp/

 思えば水原エリと名乗っていた彼女に世田谷の尾山台のご自宅で初めて会った時、彼女は高校一年生だった。あれから四十年近くが過ぎた。彼女の短歌集『媚薬』1997年 から。以前見逃していた歌。

《    「くる夏」という香水に知られたる防風林の陰の抱擁

    空乾く十月の午後海のもつ密度でぬれていたいあなたと

    目配せのように消えゆく家々の灯り それから始まる時間   》

《 好きなタイプを聞かれた時、いつもタイプとか無さすぎて答えるのに困ってたけど、これからは『ツッコミが上手な人』って言おう。(ダブルミーニング) 》  紗倉まな
  https://twitter.com/sakuramanaTeee/status/1154023068781568001