アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』ちくま文庫2019年初版を少し読む。短編集最初の「母斑(あざ)」に一気に惹き込まれる。
《 八月の午後。ひどく蒸し暑く、高い峰々の上に嵐を予告する雷雲が次々に湧き上がっていた。 》 13頁
ふむふむ、日本みたいだな、なんてのんきに構えていたけど、反転、暗転。おお、こうきたかあ。結びの言葉。
《 視覚が私を欺いたのだ──そうであってほしい。今の私にはただ、そう祈ることしかできない。 》 17-18頁
「母斑(あざ)の原題は「 The Birthmark 」。アサイラム=ASYLUM=(障害者・老人などの)保護施設、避難所、聖域。一義的に訳すのは難しい。ピース=PIECE= 一片、一個。原書は『 ASYLUM PIECE and Other Stories 』。すると「母斑(あざ)」がASYLUM PIECEなのかな。名品。続く「上の世界へ」。
《 言葉がいっさい通じない人たち、思いやりなどいっさい持ち合わせていない人たちに、これ以上アプローチしても無駄だ。 》 27頁
『アサイラム・ピース』が出版されたのは1940年。今の世界のようだ。
ネット、うろうろ。
《 【合本 危険な読書★発売中】活字中毒者の本棚。俳優、コメディアンで〈日本冒険小説協会〉会長でもあった故・内藤陳氏の自宅を1994年に撮影したもの。 逝去後、3ヵ月をかけて遺品が整理され、すべての本が消えた自宅の床は、当初より8㎝ほど沈んでいたという。 》 BRUTUS
https://twitter.com/BRUTUS_mag/status/1164009356058345472
本屋で新刊の中沢新一『レンマ学』講談社を受けとり、『合本 危険な読書』を手にしたけど棚に返した。
《 “空飛ぶマットレス?” ツイッター上で話題 米コロラド州 》 NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190821/k10012043211000.html
《 「表現の不自由展」で炎上。あいちトリエンナーレの「歴史ネタ」はなぜ面白いのか?/辻田 真佐憲 》 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/13491
《 水道民営化が話題になってるけど、ここで水道民営化で水道料金が跳ね上がり、暴動に発展したボリビアのモラレス大統領の発言を見てみよう。
「水を民間ビジネスに委ねることはできない。水道は基礎的なサービスとして、国家が担い続けなければならず、それにより非常に安い料金での提供が可能なのだ」 》 大神 弘
https://twitter.com/ppsh41_1945/status/1163840309584809984
宇沢弘文『社会的共通資本』岩波新書を思う。
https://www.iwanami.co.jp/book/b268515.html
《 血も涙もないとはこのことだ。「福島県 避難者に家賃2倍の損害金請求」ときた。原発事故で避難し、全国の国家公務員住宅で暮らす63世帯に請求書が送り付けられた んだ。各世帯の生活実態の把握や説明会の実施を求めたがそれは無視され、契約ですの一点張りだったんだ。フン、復興五輪が聞いて呆れらあ。 》 立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1164044680918523905
《 安倍首相の「ゴルフ三昧」よりも、予算委員会を120日近くも審議拒否したり、また5日の集中審議を拒否したりといった「サボタージュ三昧」を、集中的に報道すべき。 議会制民主主義なのだから。 》 凍土の異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1164139243062489088
《 新聞は、8%の据え置きって、ご褒美もらったのですから、悪いことはかけませんよね。 》 Nyanko_Daisuki
https://twitter.com/Nyanko2ko/status/1164298228763787265
《 心頭滅却すれば火もまた涼し!
と言いながら死んでいった人
良かったね涼しくて 》
《 もはや記録ではなく生還を目指す五輪に 》
《 もしかして史上最低最悪なバカリンピックになるかもな。 》