理解が遅い

 グレアム・ハーマン『四方対象──オブジェクト指向存在論入門』人文書院、遅々として進まず、ではなく、読むのが遅いのではなくて理解するのが遅い。 別に困ったことではないけど、何気なく読み進めてはっと気づく。わかってねえや。粗忽者というか凡人というか。ま、仕方ない。急ぐこともない、ゆっくり行くさ。 それにしても、どうも記憶力もすんごく悪いみたい。「はじめに」を三読してだんだん納得してくるんだから、我ながらあきれる。以下の引用を読む人は、 こんなこともわかっていないのか、とあきれるかもしれない。そうなのだ。美術については少しは鑑賞眼があると自負してはいるが、哲学については門外漢。 ま、一般人の理解力、思考能力のある意味赤裸々な実態報告ともいえる。あるいは、支離滅裂な文言を綴っているやもしれない。そりゃあ、老化による痴呆の現れだ。 年始早々駄弁を弄してしまった。ま、片手で足りるだろう拙文を読まれている奇特な方は苦笑、あきれてくだされ。

《 (1)私のモデルによれば、対象は、ハイデガーから引き出される四方構造をもっている。(2)私は非人間的な対象同士の因果関係を、人間による対象の知覚と 区別なく論じる。 》 14頁

《 対象が哲学の基礎的要素だということを否定する人々には、二つの基本的な選択肢だけが残されている。[一方で]対象は何らかのより深い力の表面的な効果に すぎない、ということができる。この場合、対象は「解体」されることになる。あるいは対象は、それが有しているより確かな性質や関係に比べれば、無益な迷信に すぎないということもできる。その場合、対象は「埋却」されることになる。 》 15頁

《 本書の立場は、批判的でなく、真率なものである。 》 18頁

 真率という言葉、初めて。しんそつと読むのか。へえ〜。こんなところでうろうろ。

 自転車でブックオフ函南店へ。昼前手ぶらで帰宅。無くてやれやれ。
 午後昼寝。九時間寝て一時間昼寝。オツムは正月休みか(または老化)。
 夕方第一章「解体と埋却」をまた読み返す。この用語で躓いてしまうんだなあ。

《 本書は、対象が偶有性や性質、関係、瞬間を有するという古典的な主張を支持しはするが、対象がこれらの要素をもちかつもたないというパラドックスを強調する ものでもある。 》 35頁

 ネット、うろうろ。

《 東京国立博物館マルセル・デュシャンと日本美術」、第二部についての悪評は事前に耳にしていたが、予想の斜め上を行くダイナシぶり。 企画の段階で誰もおかしいと思わなかったのだろうか。デュシャンについての徹底的に間違った解釈を東博所蔵の日本古美術の名品を使ってアピールするという珍企画。  》 水野 亮(3)
 https://twitter.com/drawinghell/status/1080419721348968449

《 報道機関に「怪情報」 5日後にはブログ掲載 覆面の発信者(下) 沖縄フェイクを追う〜ネットに潜む闇〜(2) 》 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-856507.html

《  新春から通報案件多数で多くの気持ち悪いアカウントを見るハメに陥って、
  ・右でも左でもないと言うアカウントは100%極右
  ・差別ではない事実だ区別だと言うアカウントは100%差別アカ
  という事実を裏付けるサンプルを数多く採集したのでした。 》 shira
 https://twitter.com/shirassh/status/1080480783247142912

《 神社の正しい参拝方法と言われているものは、神社本庁が勝手に押し付けているもので、昔からのしきたりでもありません。 》 島田裕巳
 https://twitter.com/hiromishimada/status/1079976474432569344

《 平成は日本の国力が衰退した年号だったので、新年号はいっそ成平にしたらぐんぐんベクトルが上向くような気がする。。 》 清水高志
 https://twitter.com/omnivalence/status/1080419572463718401

《  Twitterで学べること選手権

  最優秀賞
  世の中には言葉は通じるけど、話は通じない奴がいること。

  金賞
  炎上の恐ろしさ

  入選
  時間の無駄遣いの仕方を学べる

  他人の誕生日

  ない   》 坊主
 https://twitter.com/bozu_108/status/1080345418678947840

《 経団連って、目先の利かない経営者の集まりだったのか・・・ 》