『日本文化の核心』三(閑人亭日録)

 松岡正剛『日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く』講談社現代新書2020年5刷、「第八講 小さきもの」を読んだ。

《 これらは一種のスモールサイズ主義ですが、私はこのミニマル・スタイルと日本の「小さきもの」感覚はちがうものだと思っています。日本のばあいは、大きなものを 小さくしたくてそうしたのではなく、「ちいさなもの」や「小さなところ」に世界を見いだしたのです。〔中略〕
  第二に、日本の「小さきもの」感覚を節約や器用貧乏と関連づける見方があるようですが、これもちがいます。
  日本語には「器用」と「器量」という言葉があります。〔中略〕器量という言葉には、その器にひそんでいる量(はか)をどう発揮させるかという意図がこもっている。 転じて器量が大きいというふうに、人格をあらわす言葉につかわれます。 》 172頁

《 第三に、日本人は「小さきもの」をスモールサイズだというふうには思っていないということです。〔中略〕これは短歌や俳句や端唄や小唄のことを考えればわかると 思いますが、ショートヴァージョンなのです。ショートカットの妙味です。 》 173頁

 朝八時過ぎに出掛け、午後七時前に帰宅。明日から始まる沼津市の風の子造形教室展の展示のお手伝いで丸一日費やす。展示場は四年前に廃業した沼津市の銭湯吉田温泉。 私の生まれた昭和二十五年に建てられたコンクリート作り。築七十年という。銭湯の一階だけでなく宴会場の二階も使った大掛かりなもの。やったら面白い。しかし疲れた。 ふう。読書ははかどらず。

 ネット、うろうろ。

《 NASAの探査機キュリオシティが撮影した火星の風景。

  正直、地球上にも同じような景色はある。

  それでも遠く離れた星に、自分たちが暮らす場所と同じような景色があって、そこで自分たちが作ったロボットがこの瞬間も動いている、 と考えるととても不思議な気分になる。 》 大丸拓郎 / NASA JP
https://twitter.com/takurodaimaru/status/1308305129918009344

《 ビールの品揃えがヤバすぎて「狂ったセブンイレブン」という狂ったあだなで呼ばれる噂の横浜ハンマーヘッド店に来たぞー
  冷蔵庫8台の物量もさることながら、値段もコンビニどころかそこらの専門店より安いレベルでまじで狂っていた…
  グッズ類まで売ってて全くスキがねえ… 》 J.T.
https://twitter.com/JT_scs32/status/1307256317577371648