『血と麦』(閑人亭日録)

 寺山修司歌集『血と麦』1961年刊を『現代歌人文庫』国文社1983年初版で読む。

  橋桁にぶつかる夜の濁流よわが誕生は誰に待たれし

  まっくらな海に電球うかびおりわが欲望の時充ちがたかき

  みずうみを見てきしならむ猟銃をしずかに置けばわが胸を向き

  わが捨てし言葉はだれか見出さむ浮巣の日ざし流さるる川

  わが胸郭鳥のかたちの穴もてり病めばある日を空青かりき

《 私はコンフェッション、ということを考えてみたこともなかった。だが、私個人が不在であることによってより大きな「私」が感じられるというのではなしに、 私の体験があって尚私を超えるもの、個人体験を超える一つの力が望ましいのだ。〔中略〕
  今日まで私は大変「反生活的」であったと思う。そしてそれはそれでよかったと思う。だが今日からの私は「反人生的」であろうと思っているのである。 》 「私のノオト」 96頁

 寺山修司二十六歳の言葉。私の二十六歳頃とはえらい違いだ。その頃私は・・・鬱々としたひどい状態だったが、味戸ケイコさんの絵に微かな助けを感じていた・・・なあ。 1975年に講談社から出た画集『かなしいひかり』に池袋パルコにあった詩の店ぱるこ・ぱろうるで出合った。座右の書となった。これがなければ・・・。
 二十九歳の時に建てて築四十年の我が家。雨漏り、ドアの不具合、シャワー栓の不具合から襖、畳の交換などいろいろな所に古び、綻び、故障が発生する。 それがメンテナンス=維持管理だけど、まあ手間=金がかかるこの頃。んなことをぼやいて明後日は七十歳。はあ。体に故障が出るはずだわあ。オツムはボケ、不調までは 至らないからまあ、いいか。秋空がしみる。

 ネット、うろうろ。

《 三島駅南口再開発関連記事「景住ネットNEWS no.19」の紹介 》 グラウンドワーク三島
http://www.gwmishima.jp/modules/information/index.php?lid=2160&cid=1

《 えっ、学術会議への任命を拒否されたのは、そんなに危険な学者だったんですか!?

  ガースーにとって。 》 津原泰水
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1321823244140257281

《 パリなう。
  数時間後のロックダウンを避けようと地方の別居へ必死に逃げるリッチ達の渋滞。 》 GREG
https://twitter.com/Goldengreg/status/1321933003447275520

《 世界中で日本だけがいつまで経ってもwithコロナと言い続けている

  挙句、菅首相が繰り返すのは、携帯料金や不妊治療や印鑑廃止の話ばかり

  どれもコロナと無関係

  「国民の皆さんの命と暮らしは、国が責任を持って守り抜きます」
  そう断言したNZの首相のような気概は皆無だ 》 らび
https://twitter.com/Jp3c5nUlUGZojKB/status/1321821586643537926

《 コンクリート打ちっぱなしって本当に昔痺れるほどかっこいいと思ったんだよなあ。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1322102089124773889

《 ノルウェー北部のステティンド山を、走行する車から撮影した動画。標高は1392mとさほど高くないが、周囲から氷河の侵食を受けて形成された急峻な山容が美しい。 2002年にノルウェー放送協会が行った視聴者による投票で、同国を代表する第一の山に選ばれた。 via @eha_biltek 》 Oguchi T/小口 高
https://twitter.com/ogugeo/status/1322114282427854848