境界を越えてゆくモノ(閑人亭日録)

 先だっての東京新聞の特集記事が日本画家の田中一村だった。美術史から外されているといったことが結びで書かれていた。味戸ケイコも北一明も美術史の蚊帳の外。 美術史とはなんだろう、と常々思っている。また、日本画洋画水彩画(一点もの)、イラスト画デザイン画(商業絵画)、版画(複数制作)そして工芸といった分野分けも ずっと疑問のまま。美術・工芸、有用の美・無用の美と分けることなく、制作物を制作物としてそのままを鑑賞すべきではないか、と、ずっと思ってきた。そしてきょう、 境界を越えてゆくモノこそが芸術であろうと考えるに至った。既成の美術史の埒外にある、味戸ケイコ、北一明、田中一村のいくつかの作品は境界を越えてゆく。そして 美術史に収まらずに歴史を越えてゆく。いまはまだここまでしか書けない。
 月刊雑誌『太陽』平凡社の古い号を見る。1991年8月号「特集 現代美術のアトラス」(表紙:舟越桂「森へ行く日、1984)、1992年4月号「特集 建築の近未来」 (表紙:磯崎新の肖像写真)、1993年「現代美術入門講座」(表紙:村上隆「B.P.〈バカボンのパパ〉1991年」)。この三冊に掲載されているモノで実際に見たモノは、 川村記念美術館の収蔵品(マーク・ロスコなど)くらいだが、他のほとんどのモノは、今でもぜひ実物をみたいとは思わない。現代美術と呼ばれるモノとは殆ど縁がない。 昨日話題の京都市京セラ美術館「平成美術:うたたかと瓦礫(デブリ) 1989-2019」に行く気はない。この三十年、現代美術と呼ばれるモノたちとは全く違うところにいた。 これからもそうだろう。

 昼前、源兵衛川中流部、三石神社横の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。魚(ハヤ?)が数匹、脇を遡上していく。重くなりこの箇所のゴミはほぼ無くなり終了。しかし、 しばらくすれば底から浮き上がってくる。汗~。帰宅。

 ネット、うろうろ。

《 今おへそがケロイドになっててお医者に診てもらったら「形成手術するかもしれないから海とかで撮ったおへそ写ってる写真あったら持ってきて」と言われて 探したのだが、見せづらい… 》 階段巡りツイッター
https://twitter.com/kaidanmeguri/status/1356605769974640640

《 感染のスピードが速い変異株を以前のウイルスと同じと思うと如何に破滅的な結果になるかパンデミックの著書が2冊あるカナダのジャーナリストが述べている。

  台湾やNZのようにゼロを目指す方法だけが有効でワクチンも流行を止められない。

  徹底性が岐れ道なんだってさ。 》 James F.
https://twitter.com/gamayauber01/status/1356367588893155329

《 〈銀座のクラブでの深夜飲食と、首相を含む計8人が参加した昨年12月の「ステーキ会食」の違いを問われ「緊急事態宣言下ではなく、午後10時まで許されていた」と 述べた。〉――でも「勝負の3週間」中だったよな? 》 津原泰水
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1356859480642752512

ステーキ会食は緊急事態宣言前と首相 | 2021/2/2 - 共同通信 《 菅さんが銀座訪問議員を「あるまじき行為だ」と叱責し、更迭したってさ。笑えるね。自分はステーキ会食を重ね、総理に居座ってるんだから。 「1人だったとウソをついた」とも責めたそうだが、安倍さんの記録的ウソの連発や自身のウソはどこへ? そんなこたぁいいから五輪を諦め、さっさとカネを配れや。 》  立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1356449593584537600

《 東京五輪というスポーツ界の底辺。 》 津原泰水
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1356789796799016961

《 江戸川の夕景リフレクションが素晴らしい 》 fabrik_view
https://twitter.com/hom_fab/status/1356899861816168450