『TOKYO未来世紀』(閑人亭日録)

 篠山紀信写真集『TOKYO未来世紀』小学館1992年2月10日初版が気になり、本棚から抜く。ブックオフで見かけて購入して以来、なにかと脳裏をよぎる。じっくり鑑賞。 今回も惹きつけられる。3日に話題にした月刊『太陽』1991年8月号「現代美術のアトラス」、1992年4月号「建築の近未来」、1993年「現代美術入門講座」に篠山紀信が、 他の芸術写真家とは違ってとても小さな扱いだったことに違和感を覚えた。商業写真家だからかな。現代美術の埒外にある、か。それは措いて。 今回思い浮かんだのが、ブリュノ・ラトゥールの提案した「ANT(アクター・ネットワーク・セオリー)」。以下、的外れな一拙文だと思うが、知ったかぶりで書く。
 この写真集では人とモノ(小道具、大道具、背景)が交響している。人物の存在感、モノたちの存在感がすごい。登場人物とモノが対等でどちらかが主役、脇役ではない。 それが写真家である篠山紀信の制作志向(思考)に由来するのは言うまでもない。
 この『TOKYO未来世紀』という題が令和になって効いてくる。制作から三十年。魅力はいよいよ増している、と思うのは私だけ、かも。カバー裏の磯崎新の文より。

《 この全てを消費し尽くす勢いの虚栄の市に対して、いわば20世紀の芸術のあらゆるテクニックを使いきるかのようにして篠山紀信は、自らの「目の欲望」でこの巨大都市 に挑んだ。 》

 欲望、か。昨日ふれたカテリーナ・ディノイ( KATEPINA NTINOY )のCDの題は「欲望」というらしい。
 2008年4月9日に『TOKYO未来世紀』を話題にしていた。すっかり忘れていた。
 https://k-bijutukan.hatenablog.com/entry/20080409/p1

 ネット、うろうろ。

《 平成史に残る秀逸な野次 》 平成を忘れないbot
https://twitter.com/HEISEI_love_bot/status/1358253090592313344

《 男が/女が、ではなく、老耄が/若造が、でもなく、サヨクが/右翼が、でもなく、ましてや在日が、等など、その「集合名詞」をもちいることによって 不可避に取り込まれてしまうのが差別構造。只々「個人」として自他認識し、尊重していく眼差しがアタリマエになれば、非対称な構造は、自己崩壊する。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1357989537666899969

《 森友学園のために昭恵夫人が動いた。東北新社のために菅さんの長男が動いた。虎が動くわけにはいかないから威を借りたまでのことで、菅さんの言う 「プライバシーに関わること」では断じてない。業界の部長レベルでは決して会えない総務省の幹部が会食したということは、これ即ち官僚の忖度なのである。 》  立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1358261806536351750

《 菅義偉氏肝いりで進められた「ふるさと納税」に対し、過度な返礼品競争が起きるという的確かつ現実となった指摘を、きちんと総務大臣の了解を取って行った官僚を、 官僚人事を司る内閣人事局のトップとして本省から追い出したのは菅氏その人。菅氏と総務省の後暗い関係性は知っておいた方がいい。 》 異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1358267894631604224

《 「政治に期待する方がバカ」、「何言っても変わらない」、そんなコメントを沢山頂きました。そのお気持ちも痛いほどにわかります。

  私たちのそうした絶望・白紙委任は、権力者たちに願ってもない自由を与えます。彼ら彼女らの思う壺です。主権者の役割を放棄してはいけません。 》  弁護士•米国公認会計士 塚田智宏
https://twitter.com/chihirotsukada/status/1358277482730774528

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