『性の歴史 III 自己への配慮』四(閑人亭日録)

 ミシェル・フーコー『性の歴史 III 自己への配慮』新潮社1987年初版、「第四章 身体」を読んだ。

《 フラヴィウス朝、ついでアントニヌス帝の時代に、医事への好みがどんなに強烈かつ普及していたかは、しばしば力説された点である。 》 135頁

《 最初の二つの世紀の医学によって性行為は、その病理学固有の領域を越えて、ある複雑な病因論の境界領域のなかに位置づけられている。 》 154頁

《 だが、愛欲の営み(アフロデイジア)が、きわめて不安定で不確かな活動になっているとしても、逆にその営みは人体のすべてに大きな、きわめて広い影響を 及ぼしている。 》 154頁

《 性的活動は、治療効果をもたらす根源にも、病理学上の結果をまねく根源にもなる。 》 156頁

《 つまり交接は固定観念を一掃し、激しい怒りを和らげる。これこそは、交接以上に、抑鬱や人間嫌いにたいする特効薬がない理由である。 》 156頁

《 反対に女性については、禁欲の価値ははるかに認めにくかった、というのは女性は、社会的に、そして生理的に、結婚および生殖にふり当てられているとみなされていた からである。 》 160頁

《 生殖という究極目的から見ると、性行為には、多くの気配りと用意周到な準備が必要であるというのが、帝政期の医学的な養生法のなかに一様に見出される原則である。  》 163頁

《 ともかく、ローマ時代には、性的快楽にかんする養生法は比較的限定された地位(=場所)を占めつつも、大がかりな食餌療法と隣り合っているのである、しかも まさしく、この性的快楽はそれ自体が、道徳的思索と社会的慣習のなかでは、飲食の喜びと結び合っていたのと同様に。 》 182頁

《 愛欲の営みの活用(クレーシス・アフロディジオン)にかんするこの医学は性行動の《病理学上の》諸形式の範囲を定めようとは務めなかったことを理解しなければ ならない。むしろその医学は性行為の根元に、受動性の何らかの構成要素を、すなわち、pathos という語の二重の意味合いどおりに(このギリシャ語パトスは、病気とか 情念とか受動とかの意)病気の根本である、何らかの受動性の構成要素を出現させたのである。性行為は何らかの悪(=病気)ではない。それは起こりうる病気の恒常的な 発生源を示す。 》 183頁

 午後、源兵衛川中流部、下源衛衛橋周囲の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。重くなって終了。帰宅。汗~。
 夕焼けで通り雨。雨が止み、夕日を受けて東北に大きな虹。外側にも薄く虹。ほう~。

 ネット、うろうろ。

《 奥多摩工業曳鉄線の白妙橋近くの日原川を渡る鉄橋と氷川鉱業所近くの日原川を渡る鉄橋を空撮しました。最近は曳鉄線が動いてないことが多く、 5回目にしてようやく動いているときの空撮動画を撮影出来ました。この角度からの曳鉄線動画は珍しいと思います。 》 歩鉄の達人
https://twitter.com/hotetunotatujin/status/1363795389766230025

《 >実際に防疫になるかどうかじゃなくて「国民に接種した」という状況だけが目的。つまりこれも、やってる感、である。

  アベノマスク、(抗原検査の)空港検疫、(PCR検査拡充を伴わない)緊急事態宣言、(諦めてしまった)クラスター対策。全てやってる感。やってる感はCOVIDには通じない。 はやく学べ! 》 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1364274669205917696

《 「赤旗が情報公開で手に入れた文書によると、菅義偉首相が官房長官在任中の2822日間に支出した総額は86億8000万円に上る」。 》 石川康
  https://twitter.com/walumono0328/status/1364365687515275265

《 接待リストを見れば、菅総理の長男が「総務省の最高幹部に取り入るための要員」だったことは一目瞭然だ。

  課長補佐の接待: 本社役員A、子会社社長B

  最高幹部の接待: 長男、本社役員A、子会社社長B

  ※ しかも、幹部接待の長男出席率は約8割 》 小西ひろゆき参議院議員
https://twitter.com/konishihiroyuki/status/1364180874082721792

《 https://webronza.asahi.com/culture/articles/2021022100003.html

  なんだかこの写真、
  二人とも、無理に口角を上げて、トホホと笑ってる感じ 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1364179396743991298