安藤礼二『熊楠 生命と霊性』河出書房新社2020年初版、「粘菌・曼荼羅・潜在意識」を少し読んだ。
《 宇宙そのものの基盤となる「一大理体」であるブラフマンから、森羅万象あらゆるものが「分身流出」してくる。万物は、ブラフマンから「流出」したがゆえ、 ブラフマンと等しい。いわば同一の性質をもっている。ブラフマンは、自ら喜びのために万物を産出し、それゆえ、万物はブラフマンに「帰復」（帰還）することでができる。 ここに、南方熊楠の基本構造のすべてが書かれている。 》 39-40頁
《 熊楠は、自身の進化論と宗教論を「流出」を媒介として一つにつなぎ合わせようとしている。ブラフマンからの「分身流出」を論じた法龍に宛てた書簡では、その直前に、 ライプニッツの「モナド」に言及され、「霊魂不滅」がごく簡単に論じられていた。原初の神「ブラフマン」である。ここで述べられた、ブラフマンを曼荼羅の中心に坐する 「法身」すなわち大日如来に、モナドを「粘菌」に置き換えられたとき、熊楠の曼荼羅は真に完成する。ヒンドゥー不二一元論と「法身」を根幹に据えた大乗仏教の教義の 類似、その同一性と差異生をいかに弁別し、論じていくかという問題は熊楠ばかりでなく、後に言及する鈴木大拙にも共有されていた。 》 40-41頁
《 粘菌、曼荼羅、潜在意識。それらは熊楠にとって一つのものであった。その、ただ一つのものだけを、熊楠は、生涯をかけて探求したのである。 》 55頁
ネット、うろうろ。
《 スキャンした書類をUSBメモリにとりこめないので試行錯誤していたが、左がUSBメモリではなくBluetooth片耳イヤホンの充電器であると気づくまでけっこう時間が かかった。 》 TKO
https://twitter.com/taitaism/status/1420606216917508100
《 「間違いなくこれまでで一番厳しい状態」
＜第4波と比べて30～40％程度の減少しか見られていないということはデルタ株の流行からすると致命的な状態です。この程度の減少で「人流が減っているから大丈夫」 と考えているのだとしたらその科学的な判断を疑わなければいけません＞ 》 小池 晃（日本共産党）
https://twitter.com/koike_akira/status/1420533805660577797
《 そういえば「安全、安心」という散々使い倒された言葉をパタリと耳にしなくなった。セミが鳴くのをやめるように。代わりに聞こえてくるのが「人流」だが、 声に力がない。「コロナに打ち勝った証」は死語になった。 》 岩田健太郎 Kentaro Iwata
https://twitter.com/georgebest1969/status/1420527711567572996
《 #ゼロコロナ と言うと「ゼロになるわけない」と揚げ足を取る人がいる。そうではない。
ゼロコロナは積極的に感染者減のための対策をとること。
我が国は一度も感染者減を目指していない。重症化対策だけでよいと、宣言と自粛に頼るのみ。知事で頑張る人はいる。根底にあるのはコロナの無理解と軽視。 》 Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1420546691044810754
《 赤旗がスクープ。東京都がコロナ患者用の宿泊療養施設だったホテルを、五輪のための宿泊療養施設に変えられていたと。文字通りこの国に住む人の命が削られ 犠牲になって、東京五輪が開催されているのですね。こんな政治は一刻も早く止めるべき。 》 Ikuo Gonoï
https://twitter.com/gonoi/status/1420362930470617088
《 弁当に続き、選手村のエアコン1万3000台も廃棄？
すべて新品だが、分譲マンションに改修するため、大会後に全撤去。組織委は「リース会社に返す」と言うが、関係者は「廃棄物処理業者に回収してもらうことが多い」 と言う。トイレ5000基、給湯器4000台も？ これが日本のSDGsだ 》 盛田隆二
https://twitter.com/product1954/status/1420527982192386050
《 「その任には相応しくない」というだけのことなのに、ある一点をもって全人格否定・全仕事拒否というキャンセルカルチャーに発展するのは、人間の多面性を 見なくなったということなんだろう。過去の瑕疵も含めて醸成されてきた個人の多面性を評価できないのに、人々の多様性なんてわかるわけがない。 》 大野左紀子
https://twitter.com/anatatachi_ohno/status/1420589684523077632