『熊楠 生命と霊性』六(閑人亭日録)

 安藤礼二『熊楠 生命と霊性河出書房新社2020年初版、「生命と霊性」を少し読んだ。

《 すなわち、西田幾太郎には同級生である友、鈴木大拙が、柳田國男には年長者である師、南方熊楠がともに存在し、独創的な近代日本誕生のための重要な触媒となる ような役割を果たしたのである。しかも、この二人、大拙も熊楠も、近代日本を成り立たせた諸制度とは最後までうまく折り合うことができなかった。二人とも、ともに 大学を頂点とする近代的な学制、アカデミックな体制への参加を、その入り口の段階で拒否され、諦めざるを得なかった。二人の最終学歴は、ともに初等中学校卒業である。
  アカデミックな体制から離脱せざる得なかった二人は、これもまた相次いで、近代日本の「外」を目指した。この「外」へと至る通路も、近代のグローバリズムが はじめて可能にしたものだった。大拙アメリカに渡り、熊楠はアメリカを経てイギリスに渡っていった。 》 131-132頁

《 西田哲学の起源には鈴木大拙が位置し、柳田民俗学の起源には南方熊楠が位置している。そしてその二人、鈴木大拙南方熊楠もまた、互いに無関係であったわけでは なかった。 》 132頁

《 大拙は、「霊性」を、現実の認識を成り立たせているさまざまな二項対立(精神と物質、主観と客観、無限と有限等々)を一つに止揚してしまう働きと捉えている。 西田の「絶対矛盾的自己同一」は、明らかに、大拙がここで用いている宗教的な「霊性」概念の哲学的な読み直しである。当然、その逆もまた真となる。 》 135頁

《 南方熊楠は、「一」なる動物の生態と「多」なる植物の生態を繰り返す特異な生命体である「粘菌」に、「曼荼羅」という伝統的な宗教概念が復興され、再興されている 様を見た。しかも熊楠はその「曼荼羅」の中心に「大日(法身)」としての「心」を据え、その「心」から「心界」と「物界」が分化・流出してくると考えていた(引用者・ 略)「大日(法身)」から精神(霊魂)の源、物質の源が分化・流出するとは、それ以前に土宜法龍に宛てた書簡でも繰り返し説かれていたことである。大拙が「霊性」と いう言葉を用いて説明しようとしていた事態そのものである。熊楠の「曼荼羅」もまた、明らかに大拙の「霊性」と起源を共有していた。 》 136頁

 全文引用したくなる。それは無理でござんす、はあ。じつに興奮させる。

 ネット、うろうろ。

《 宇能鴻一郎だけの棚を作ってみた。こんな本棚は嫌だ。 》 ロック漫筆
https://twitter.com/yasudaida/status/1421735182529302530

《 会田誠《東京城》 / AIDA Makoto "Tokyo Castle" 》 you tube
https://www.youtube.com/watch?v=ZCScvP3WnZc

《 今、この時代に「醒めている=冷めている」のはますます難しくなっている。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1421772836335546368

《 76年前の今日。1945年8月1日,八王子空襲。深夜0時過ぎから169機のB29が来襲し,死者445人,負傷者2000人以上,焼失家屋14000戸,罹災人口77,000人の被害が 生じた。写真は8月4日に石川光陽が撮影したもの。ニューラルネットワークによる自動色付け+手動補正。 》 渡邉英徳
https://twitter.com/hwtnv/status/1421581466325094409

《 B29による東京大空襲で死者10万人を出した翌朝、当時の小磯国昭首相はラジオで「敢然として空襲に耐えることこそ勝利の近道であります」と。 完全に戦争に負けてもこの言い種(ぐさ)は、菅首相に受け継がれていはしまいか。「国民の命と健康を守っていくのが開催の前提条件」であったはずだ。 》 東京散歩人
https://twitter.com/wysvoice/status/1421627680886194176

《 日本国民の多くはIOCぼったくり男爵らの興行に乗せられて、手のひらの上で転がされてるというわけだね。東京大会のあとに続く各大会もこれをずっとやるわけだ。
  今回のオリンピック騒動を見て、スポーツはオリンピックとは別枠組みで今後は盛り上げるべきだと強く思った。 》 森岡正博
https://twitter.com/Sukuitohananika/status/1421767689500909568

《 オリンピックの視聴率が高いって…、
  オリンピックしか放送してないからじゃね!! 》 しずかちゃんの妹
https://twitter.com/onpuchama/status/1421736635658473472

《 「拡大の原因を五輪に求めるのは、選手たちにも失礼ではないか」って

  そもそもは、
  「こんなリスキーで不安な、集中しにくい環境で競技を強いるのは、選手たちに失礼ではないか」だよね 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1421852078662569984

《 デルタ株の増え方は「指数関数的」なものだと説明してもキョトンとしている人に「栗まんじゅう的」と説明したら、「それやべーじゃん!」と すぐ理解してくれる点から見ても「ドラえもん」は偉大だ。 》 七月鏡一
https://twitter.com/JULY_MIRROR/status/1421719277187469314

《 「栗まんじゅう的」が分からなかったので調べてみた。
  …理解しました。 》 1回済★スマイル セイラ
https://twitter.com/SmileSayla/status/1421974175577608192

《 >自宅療養と言う名の放置は、間違いなく重症者も死者も増やすことになる

  はい。それに加えて、#LongCovid や後遺症の被害も増やすことになります。 》 Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1421798519216558083

《 >知事会 県境またぐ帰省中止をお願い

  今の感染状況を見れば当然のお願いですが、国境をまたぐ(またいでいる)五輪の中止が先とは思います。

  ワクチン接種もしくはPCR検査を何度でも無料でできるようにして、移動ができる社会を取り戻したいですね。 》  Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1421893584303759363

《 都道府県知事「帰省は原則中止して!」

  国民「中止の考えはない。強い警戒感を持って帰省に臨む」 》 ディーン・アタオカ@脱糞活動家
https://twitter.com/deendeen1506/status/1421765061593354245

《 五輪を中止しても感染の勢いは収まらないけれども、今週中ならまだ東京は機能しているでしょう。都市機能が保たれているうちに、世界中日本中から集めている 五輪関係者を、確実に無傷で家に返したい。菅総理や小池知事やバッハ氏がそう思っていないなら、本当にまやかしのリーダーだと思いませんか? 》 青木正美
https://twitter.com/aokima33/status/1421850779921436679

《 五輪のせいで感染爆発が起こったとは言ってない。本来ならコロナ対策に投入されるべき人員とカネが割かれ、五輪が収束への障壁になっていると言っているのだ。 復興五輪を謳いながら、福島を置き去りにし、人員とカネが五輪に投入されてしまったのと同じ理屈で、根本が致命的に間違った五輪開催なのだ。 》 立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1421678812404670465

《 ワクチンの職域接種とは本来、フロントライン(最前線)つまりコロナに接する危険が高い現場で働く人々の接種を優先すること。医療、介護、育児、薬事、清掃、 農業、食品加工、食料品店、飲食店、交通機関の運転手など。でも、日本の職域接種は大企業を優先する。吉本のタレントさんとか。 》 町山智浩
https://twitter.com/TomoMachi/status/1421989357209100293

《 アリが行き先を見失って他のアリに付いていくだけになると、グルグル渦を巻きはじめてみんな力尽きて死ぬまでこうしてるらしい。 どこかの人間社会に似てて怖い 》 成田 悠輔
https://twitter.com/narita_yusuke/status/1421974261846069252