『デューティーフリー・アート』二(閑人亭日録)

 ヒト・シュタイエル『デューティーフリー・アート:課されるものなき芸術 星を覆う内戦時代のアート』フィルムアート社2021年初版、第二章「いかに人の生を奪うか ──デザインをめぐる一つの問題」を読んだ。

《 こうした状況に対して何ができるのだろう。これとは対照的なデザイン──それは多形的でありつつ水平な生のフォルムを保ち、共有可能な人間性の一部と考えられる、 そんな一つの創造のあり方なのだが──それはどんなものだろうか。(引用者・略)この真逆のプロセスは、破壊を通じて進展していくことはない。そうではなく、まさに 字義通りに、建設的に(constructively)収縮を遂げるのだ。この種の建設から生じるのは、インフレ=膨張ではない。退縮=[地方自治への]権限移譲(devolution)で ある。すなわち中央集権によるしのぎの削り合いではなく、共同的な自治である。時間を断片化するのでも人々のつながりを断ち切るのでもなく、拡張、インフレ、消費、 壊乱、占領、そして死を、減らすということ。これを完璧になしうるのは、人間性を超越した存在ではない。人間の本性そのものによってなのである。 》 37-38頁

 胸に熱く響く。

 朝、久しぶりの源兵衛川月例清掃。減ってはいるが、川に入ると速い流れに驚く。減ったはずの茶碗のカケラなどはぐっと増えていて、参加した人は驚く。このゴミ拾い、 いつまで続くやら。二十年すれば、と思っていたけど、もうすぐ三十年。あと十年はかかるかな。元気でいるかなあ。きょうも左足の具合を訊かれた。変な歩き方みたい。
 昼食後、知人宅に今朝収められた新車の試乗に友だちと付き合う。箱根~箱根湯元~御殿場の富士仏舎利塔平和公園を軽快に廻って日暮れ近くに帰宅。この仏舎利塔、 遠方からも見えてずっと気になっていた。やっと訪問できた。
 https://www.surugawan.net/guide/277.html

 ネット、うろうろ。

《 「かりあげクン」を全巻そろえてる人間に何かできることはないかと考え、既刊66巻(4コマ作品数 14614本)をすべてチェックして 「もっとも多いオチのセリフは何か?」を調べたところ、1位は「・・・・・・」でした。 》 大伴 亮介
https://twitter.com/R_OTOMO/status/1459151355751239684

《 開示請求に対して,内調が存否応答拒否をしたのはなぜでしょう? 》 WADA_version3
https://twitter.com/freeze210929/status/1459445930717941772