『大岡信  架橋する詩人』二(閑人亭日録)

 大井浩一『大岡信  架橋する詩人』岩波新書2021年初版、「第2章 越境、また越境」を読んだ。

《 例えば八五年刊行の『抽象絵画への招待』で二○世紀美術を概観して、彼は書いている。(引用者・略)
   …要は絵画もまた世界認識の重要な手段であるという思想が、これらに一貫していた……。 》 67-68頁

 なあんだ、8月30日に書いた”芸術とは世界認識である”という私説は、先達がいた。『抽象絵画への招待』も読んでいる。その前の66頁で写真が掲載されている 加納光於との合作作品『アララットの船あるいは空の蜜』を当時欲しいと思ったが、如何せん若輩者に手の出る値段ではなかった。密閉された詩が気になっていたが、

《 封印は長らく持続され、二○○二年刊行の『大岡信全詩集』に全文が掲載、公表された。 》 67頁

 この詩は未読。

《 実際、八○年代の私にとっても、近代詩のような「分かりやすさ)はそこにはなかった。現代詩とは、詩句が直接示す意味を読み取るのではなく、言葉の配列全体から 発せられるイメージやメッセージ、個性的な音楽を受け止めるべきものなのだと知った。果たして作者の意図どおりかどうかも危うい、勝手な解釈も含めて、独特な 「読む面白さ」があるにはあった。

  そうした詩人たちの中でも、特に衝撃力、影響力が大きかった一人が吉増剛造だった。 》 80頁

《 これを収めた詩集『黄金詩篇』(七○年)は第一回高見順賞を受けたが、大岡は選考委員の一人だった。 》 81頁

 『黄金詩篇』1973年3月1日発行を早く手にしたくて、出版元の市ヶ谷の思潮社へ行って購入。内容もだが、装幀の赤瀬川原平の絵がじつに印象深かった。注文カードが挟まっている。
 「第3賞 前衛へのスタンス」を読んだ。

 午後、源兵衛川中流部、下源兵衛橋周辺の雑草を八人で刈り取る。一時間足らずで終了。スッキリ。

 ネット、うろうろ。

《 スズメバチ駆除に救世主? ドローン活用、バキュームで吸引 オリジナル版は→https://bit.ly/3e0EZ4H 》 毎日新聞映像グループ
https://twitter.com/eizo_desk/status/1472008252397617153

《 安倍元首相は民主党政権時代を幾度となく「悪夢」と悪罵して惨めな自己正当化をしていましたが、公文書も統計も改竄によってダメにした安倍政権は夢ではなく 現実の地獄でしたね。これまで公文書や統計がダメになったのは戦時中や敗戦直後でしたが、平時にやってのけたという点でも歴史的汚点ですよ。 》 異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1471624072987840513

《 あらためて聴くと学ぶことがいっぱいでした。
  「忖度」はドイツ語の解釈で「先取りの服従」。おーまさに。「忖度」と言うとなんだか日本人の美徳みたいに聞こえるけどそうじゃない。
  #つぎの選挙にいこう #今を忘れない #権利の行動 》 Don't Trash Your Vote 広島からあなたへ
https://twitter.com/hiroshimavote/status/1471630674935574528

《 脇田さん、本当にこれでよいのですか?
  国民を感染から守るのがあなたの仕事ではないのですか? 》 Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1472001485198487555

《 「オミクロン株 水際すり抜け 自宅待機 都内の女性陽性」この20代の女性と接触して感染したと思われる20代の知人男性が家族3人とサッカー観戦し--。 陽性者の3割が入国時には陰性。抗原定量検査だからそうなる。判定不能で初めてPCR検査となるのだ。市中感染が広大しても、意地になって変えないだろう。 》  立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1471687842678341633