『太平洋戦争への道 1931-1941』三(閑人亭日録)

 半藤一利加藤陽子保阪正康[編著]『太平洋戦争への道 1931-1941』NHK出版新書2021年6刷を読んだ。

《 盧溝橋自演からの日本と中国との関係は、日本の奢り、高ぶりに因を求めることができると考えていい。その理由を自覚することは、昭和史と向き合った時の 避けて通れない設問である。/保坂 》 152頁

《 日中戦争を戦争とは呼ばず、「支那事変」などと称して小手先を弄する態度を貫いているのは、戦争という軍事行為になると多くの国際法上の制約を受けることになる ため、これを嫌ってのことであった。さらに戦争と呼称することで、天皇をはじめ政治指導者の干渉を受けることを嫌ったとも言えた。/保坂 》 174頁

《 そういうプロセスを見ると、戦略がないまま。その場その場の選択が狭まっていくのがわかります。その決定にいたる理由というのは、ほとんどが主観的願望であって、 それを客観的事実にすりかえようとするのですが、むしろ事実と結果は逆に出てくるわけです。/保坂 》 186頁

 読了。深く考えさせる本だ。曇天の一日。

 ネット、うろうろ。

《 やはりそうだったんですね!
  年末に三菱一号館美術館に「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」を見に行った際、釘付けになったのがこのレッサー・ユリィの「夜のポツダム広場」と 「赤の絨毯」でした。
  ミュージアムショップで購入したポストカードやマグネットも、気づくとユリィのものばかり。 》 東野篤子 Atsuko Higashino
https://twitter.com/AtsukoHigashino/status/1487700127598981123

《 ユリィについては全く不勉強だったので、こちらのサイトの解説が役立ちました。 》 東野篤子 Atsuko Higashino
https://twitter.com/AtsukoHigashino/status/1487700129545330688

《 京都にある
  【眼科・外科医療器具
  歴史博物館】が本当に凄い...

  江戸時代からの医療器具、
  大学病院や個人医からの器具・資料を引き取り、大量に展示されています。その数およそ3000点にのぼる展示品は、圧巻です...

  入場無料ですが要予約。
  http://www2u.biglobe.ne.jp/~mushokkn/mahm/index_j.html 》 戻橋 modoribashi
https://twitter.com/modoribashi237/status/1487137749450694656