『森は考える』四(閑人亭日録)

 エドゥアルド・コーン『森は考える  人間的なものを超えた人類学』亜紀書房2016年3刷、「第一章 開かれた全体」を少し読んだ。

《 ヨーロッパを地域化するということは、そのような理論(そして進歩、時間などについてのその想定)が、それ自体が産出された特定の文脈に置かれていることを認める ことである。 》 71頁

《 今日の社会理論の基礎をなす暗黙の了解となっているソシュールに結びつく表象体系がもっぱら射程に入れるのも、この種の恣意的、規約的な記号である。 》  73頁

《 私たちは永遠に言語的および文化的に媒介された考え方の内側にとらわれたままなのだろうか。私の考えでは、そうではないはずである。より完全なる表象の理解は、 例外的なものとして人間的なたぐいの記号過程が生み出され、より広く分布するほかの表象の様態と絶えず影響を及ぼしあうその仕方を説明するものであり、そのことは、 例の頑強な二元論から離れて、より生産的であり、分析的にもより強健な方法を示すことになる。 》 77頁

 続く論述がじつに刺激的。だが、眠気に負けた。

 午後、源兵衛川中流、水の苑緑地・川蝉橋上流の木橋周辺の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。一昨日作業の上流。流水量の減った今しか拾えない。せっせと拾う。 ほぼ拾い、ぐっと重くなって終了。すぐそばの「その他の燃えないゴミ」の収集箱に入れる。明日が収集日。ふう。帰宅。一汗。冷えた牛乳が旨い。疲れた~。

 ネット、うろうろ。

《 デジタルの色出しもそうなんだけど、現実の色そのままがリアルかと言うとそうじゃなくて、人の目や脳は自分の見たいように変換してるから 「たぶんこれが一般的にリアルと感じる色と明るさ」ってところに落とし込むと、そう見える。そこを勘違いすると、ただの汚い写真になっちゃう。 》 マキエマキ
https://twitter.com/makiemaki50/status/1503534783598833664

《 ウクライナに降伏を迫る芸能人と在日ウクライナ人を議論させる企画、もう本当にそろそろやめてはいかがでしょうか。

  降伏後にはもっと残忍な状況が待っていることを彼らは恐れているのに、そこに思い至らない人の説教をウクライナ人に聞かせて何の役に立つのでしょう。 》  東野篤子 Atsuko Higashino
https://twitter.com/AtsukoHigashino/status/1503603495894761474

《 日本で上がる「ウクライナは白旗あげたらいい」の声に戦場ジャーナリストが現地から激怒した理由 /福井しほ  》 AERA,dot
https://dot.asahi.com/aera/2022031100043.html?page=1

《 モスクワで反戦活動をして12日間拘束された友人から電話で話を聞いた。その内容をまとめた。

  複数人で通りに反戦マークを描いたり反戦ポスターを貼ったりしていた。するとそこに国家親衛隊の車がやってきて、丁寧な口調で車へ乗るよう促された。 2月26日午前5時であった。 》 猫本喜子
https://twitter.com/mandaiike_face/status/1502628186584391684