『賽の一振り』三(閑人亭日録)

 柏倉康夫・訳 ステファヌ・マラルメ『賽の一振り』月曜社2022年3月18日初版、読了。
 訳者解説の一節。

《 詩が描き出す舞台の書割りの壮大さからみても、遺贈されるのは単なる詩作の技法だけではなく、考えることを唯一の武器に宿命に挑もうとする人間の意志なのである。 「あらゆる思考は賽の一振りを放つ」限り、「偶然を廃する」という挑戦は継続される。 》 65頁

 ここが眼目だろう。そして連想したのは、北一明。炎の主導権を握って焼成された北一明の陶芸作品、例えば耀変茶碗を思い浮かべながら「賽の一振り」を読むと、 深い共通項を感じる。

 昼前、源兵衛川中流部、源兵衛橋上流の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。ここはほぼ終了。帰宅。汗~。冷えた牛乳が旨い。
 昼過ぎ、北斎道子展の接客のお手伝い。楽しい出会いがあった。

 ネット、うろうろ。

《 なにこのクッソ可愛い看板 》 しもん
https://twitter.com/mbfp01re2astray/status/1506461707493060608