『人類の起源』二(閑人亭日録)

 篠田謙一『人類の起源』中公新書2022年2月25日初版、「第一章 人類の登場」を読んだ。

《 それは同時に、現在の定説の大半も将来的には反証される運命が待っているということを意味します。科学に従事する者には、真実に到達するためのたゆまない努力が 要求され、その発展の道のりは間違いと訂正の歴史である、ということもできるでしょう。 》 3頁

 美術界もそうあってほしいわあ。
 昨日につづいて花冷えの寒い雨の一日。家こもり。
 鏑木清方展(国立東京近代美術館)のキャッチコピー「なんでもない一瞬が、なによりも美しい」。紹介文から。

《 「3章 小さくえがく 」は、晩年の約20年、「卓上芸術」を提唱し、展覧会のような会場でもなく、床の間のような室内の装飾としてでもない、 手元で近しく楽しむ小画面の作品を遺した清方をみていく。画巻や画帖、色紙など、その形式に清方が見いだしたもうひとつの魅力に迫る。 》
 https://webtaiyo.com/artnews/3502/

 昨日触れた北一明の仮称『河南風耀変手びねり磁土碗』1974年(制作年変更)を思う。視点を動かすと釉薬が瞬時に変幻する、絵画では味わえない手びねりによる凹凸の、 深い奥行きの景色=耀変に魅了される。両手に余る重厚長大な作品は敬遠、ね。
 北海道立美術館等作品収蔵作品データベースの味戸ケイコさんの記載に誤りがあるので連絡。
 https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/database/artist/3858
 地元の佐野美術館で9月から小原古邨展が開催される。ここまで来たか。
 https://www.sanobi.or.jp/exhibition_log/?y=2022

 ネット、うろうろ。

《 仲畑流万能川柳の月間大賞が発表された。大賞は「我が孫はマスクない世をまだ知らず」 なるほどそうかと思いつつ幸あれと願う。月間賞は「映(ば)えるほど フルーツサンドは食べにくい」「お見合いを台無しにした父のギャグ」「病院は治らなくても金は取る」 さあ父はどんなギャグをかましたのだろうか。 》 立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1510826305855533062

《 ▼ジャン松元さんに銃口は向いている。官房長官。米軍を鵜呑みにした嘘はいけない。 》 有田芳生
https://twitter.com/aritayoshifu/status/1510775582384345089

《 アベノマスク配送5億円「血税をドブに」 繰り返される政治の暴走 》 朝日新聞DIGITAL
https://www.asahi.com/articles/ASQ426T8TQ34ULEI002.html?iref=comtop_7_01

《 あまり強い言葉は使いたくないけれど、核保有国に侵略され、罪もない多くの人が惨殺されている今、同じく核保有国を近隣に抱える日本の元首相が、ここまで攻撃的な 発言をすることは、外交的にも、人間的にも、指導者としての資質を大きく欠いていると言わざるを得ない 》 三浦英之 新刊「フェンスとバリケード
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1510755414518153217

《 本日、大阪市天王寺にある統国寺に建立した「済州4・3犠牲者慰霊碑」にて法要が執り行われました。住職は、開催にあたり、済州4・3で亡くなった方々を ご法要することは、ウクライナの地で亡くなられた方々につながるとお話しされました。今日はお寺主催。大阪の慰霊祭は4月24日開催です。 》 伊地知紀子
https://twitter.com/chejusaran/status/1510577581846069249