『最前線』二(閑人亭日録)

 岩田宏小笠原豊樹)『最前線』青土社1972年2月15日発行を少し読む。本の構成は、昨日の詩一篇につづいて散文が八篇。ここまで読んだ。散文は小説と言ってもよい。 先の詩「海難」同様、「紅海の底」は「後悔の底」とも読み替えられる。多くが1970年前後の騒然とした世相を背景にしている。その時代を生きた私にはよくわかる。 それとは別に「イギリス海岸まで」の一行に苦笑い。

《 どこやらの野暮な詩人のように、この啼声だけで二頁を埋めたりはしないから安心していただきたい。 》 77頁

 啼声の詩人は誰だろう、と野暮なことを思い巡らしてしまった。春山行夫の、「白い少女」が一行に六個からなる十四行の詩「白い少女」など。

 昼前、源兵衛川上流部の茶碗のカケラ、ガラス片を拾い、ヒメツルソバを抜く。汗ばむ。

 ネット、うろうろ。

《 「どうでもよいことは流行に従い、 重大なことは道徳に従い、 芸術のことは自分に従う。」小津安二郎の言葉。個展の準備をするときは、 ウケを狙ってしまいがちになるけど、この言葉を心に刻もう。自分のやりたいことに忠実に。 》 マキエマキ@6月は大阪で個展
https://twitter.com/makiemaki50/status/1522703135202230274

《 こうした身体拡張、すなわち知覚の変容は、絵画作品でも「絵画で表現する」から「絵画とインタラクションする」への変化として見られる。それは絵画で考えること であり、〈絵画になる〉ことである。「絵画で表現した」モノなら「それを解釈する」で済むが、「絵画になる」モノではそうはいかない。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1522715912469504000

《 これまでも大学院まで授業料は無料」「今後は18歳まで教科書や備品、学食の費用が全て無料」「狙いはさらなる教育の平等、そして国民総「高スキル人材」の実現だ。 社会からの脱落や孤立化を防ぎ、労働市場でも「誰一人取り残さない」を目指す」

  同じ地上にこういう国が。 》 石川康
https://twitter.com/walumono0328/status/1522603670189133826

《 教育に投資すれば、経験上、誰もが豊かで平等な社会に繋がってしまうことがわかっている。それぐらいなら貧乏な階級国家でいいってことでしょう。 いい家に生まれさえすれば、どんなに頭が悪くても支配層に上れる社会の維持のためには、何を措いても教育の破壊ってわけです。 》 芦辺 拓
https://twitter.com/ashibetaku/status/1522849156507004928

《 #憲法変えるな政権代えよう
  「天皇が元首」ってなんでそんなに日本国を明治大正昭和20年までの世界に引きずり戻したいのか。大失敗しただろ。絶対反対である。 》 kmiura
https://twitter.com/kmiura/status/1522597894377062400