形態、様態(閑人亭日録)

 清水高志の以下のツイートを読んで、形態と様態の違いに蒙を啓かれた

《 (父が言った)「燃える火における赤い形態は、すなわち熱の形態である。白い形態は、すなわち水の形態である。黒い形態は、すなわち食物の形態である。 このように見るなら、火から〈火であること〉は消え失せた。変化したものとは、ただ言葉による把捉である。すなわち名称である。三つの形態である、 》 清水高志
https://twitter.com/omnivalence/status/1524368397336969221

《 と言うことだけが真実なのである」と。(「チャーンドーギヤ・ウパニシャッド」)これは、「形態」と訳しているけど明らかに「様態」だよな。これすごく 『ティマイオス』っぽい。コーラの話が出てくる少し前あたり。水、火、食物、循環が大事なのは「野生の思考」に特有のもの。これは、主語化批判だよな 》 清水高志
https://twitter.com/omnivalence/status/1524368398599483394

 北一明の河南風耀変手びねり磁土碗(仮称)を毎日、卓上に置いて鑑賞しているが、なぜこんなに惹かれるのか、その魅力についてあ~だこうだと考えを巡らせていた。 ヘラで彫刻した碗からは得られない、尖ったり凹んだりの湾曲面に発生する耀変=遊色の魅力。それは形態ではなく、様態に傾いているからではないか、と仮説が浮かんだ。 様態との遭遇で元気が出る。ぼーっとしてはいられない。
 それは「ネット、うろうろ」で引用している山崎 雅弘のツイート、
《 物事を形式的に理解するよう訓練された思考では、「実体」がどんどん変質しても「名称」が同じなら変化に気づけない。 》
 につながるな。
 ついでに。下の会田誠のインタビューはそうだよなあ、と思ったが、数日前だったか、東京新聞に載った椹木野衣の評にはもやもやした気持ちが残った。

 ネット、うろうろ。

《 こちら、会場でインタビューを受けたのは3月30日でした。ダミアンとなるとどうしても複雑な感情が渦巻き、結果こんな感じの受け答えになってしまいましたが… まあご笑納ください。 》 会田誠
https://twitter.com/makotoaida/status/1524513887072112640

《 味方でなければ敵か? とか、批判しないなら擁護派か? などと即断してしまう思考回路が散見されるけれど、アジア地域に根づいてきた思惟の作法 (モノテイスム文化から “曖昧” と評されてきた知)に、保留がある。二項対立を保留すれば、複数コンテクスト、さらに保留すれば連続体まで視えてくる作法。 》  中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1524532725041942528

《 森岡先生の生命観を問いなおすという30年くらい前の本の中で、大量消費型資本主義システムを精神論だけで克服しようとすると、その精神論の需要を嗅ぎつけた 資本主義社会がそれを商品化して大量消費していく、みたいなことが書いてあって今まさにSDGsがそうなっているしこの人預言者かな?ってなってる 》 み
https://twitter.com/merst_milk/status/1523972657666224128

《 日本の「報道の自由度ランキング」下落報道でNHKが「日本政府の圧力」という文言を削除 政権忖度と自己検閲ぶりがあらわに 》 リテラ
https://lite-ra.com/2022/05/post-6192.html

《 物事を形式的に理解するよう訓練された思考では、「実体」がどんどん変質しても「名称」が同じなら変化に気づけない。今のNHKは、公共放送の枠を完全に踏み外した 「国家と癒着した放送局」と化している。国民から強制徴収した受信料で、時の権力者に奉仕する政権従属テレビ。 》 山崎 雅弘
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1524250675835981824

《 NHKに無くなって欲しいとは全く思わない。国家が直接支配する国営放送とは違い、また広告収入に頼り大資本に依存する民放でもなく、受信料で成り立つ公平な 公共放送として機能すべき。政府発表通りに言葉を捻じ曲げたり、国会中継もロクにやらず、政治権力に追従するような姿勢をやめるべき。 》 異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1524311797607505920