『art now 現代の美術別巻 現代美術の思想 』高階秀爾・中原佑介/編、講談社1972年5月20日第1刷発行を少し読む。ルーシー・R・リバード『エロス試論』からメモ。
《 抽象を定義するなら、どちらかといえば理知的な知覚作用であり、したがって、直接的な肉体感覚からは遠ざかったものであるといえる。 》 52頁下段
《 世紀末の芸術家たちは、同時代人の多くのものと同じく、抑制し、粉々にしながら、それにまたシステムを与えることで得たパターンを用いている。だが アール・ヌーヴォーは、今日の感覚美術にとってごくたいせつな要素である肉体をも同時に抑制した。アール・ヌーヴォーは、装飾的な美しさと表面的な快楽をもちながら、 その中に死のような冷たさをほのめかし、淫靡と死を病的なほど直視している。この要素は多少にかかわらず、シュルレアリストの詩や絵画の多くにみられるものである。 》 57頁下段
中原佑介「世界の関係像について」からメモ。
《 現代美術にみられる、脱絵画、脱彫刻ともいえる現象の根底をなしているのは、画像的な像の生産からこうした関係的な像の形成への関心の移行のように思われる。 しかし、始めにも書いたように、関係的な像そのものは人間の文化的産物として普遍的なものである。それが「新しい」とみえるのは、美術の領域から立ちあらわれ、 今日的な外貌をもっているという一点にあるだろう。 》 65頁下段
《 自然と人間の関係が説話として形成されたものを神話というなら、現在みられる脱絵画、脱彫刻といえる美術現象は、言語と具体的な諸物体と人間との行為との間に 説話形式ではないひとつの関係を見出そうとするものといえよう。そこでは神々のかわりに現実的な物質が登場するのである。 》 66頁下段
《 画像的な像が自然に対するひとつの解釈のあらわれであるのと同様に、関係的な像というのもまたひとつの解釈である。それは自然そのものというわけではない。 そして、この現代美術にあらわれた関係的な像は、たとえば神話や自然科学のように壮大な体系を示しがたいという点で、局所的、部分的に感じられるという性格を 避けがたくもっていることを認めなければならない。ランド・アートに示された地理的スケールの大きさは、この局所性からの脱出を意味する。しかし、この局所性を超える 究極的なものは、言語である。ここで、われわれは再び言語に出くわすことになる。もっとも具体的な物質に即していると思われる現象に、こうしてコンセプション(観念) が入りこんでこざるを得ない。
しかし、この関係的な像への関心はその固定性、不変性によってではなく、それが過程性と不定性を明らかにし得るという点において、今日的な意味をもっている。 》 67頁上段
昨夜はやたら暑くて寝苦しかった。午後11時27.9℃、午前2時26.6℃、午前5時26.2℃。この夏初めて夜中にエアコン稼働。朝は土砂降り。休めってことだな。
周囲にはコロナ患者はいないが、いざというときの予備知識。
《 新型コロナの自宅療養時に役立つOTC医薬品について 》 お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜
https://www.fizz-di.jp/archives/1079268373.html
ネット、うろうろ。
《 定期的に話題になる新千歳空港の「道外民 嘆きの壁」かなり好き。 》 道民の人
https://twitter.com/North_ern2/status/1551506853149884416
《 人類学的フィールドワークをやってくると、ヒトの文化的行為の基底にあるのが生命活動と、その物理であることがしんみりと沁みてくる。なにを食べたいか、 食べるべきか、といったヒトの「イキモノ係」的側面、そして、ちゃんとウンコしたか、できたか、といった「ケア」問題以上に重要なことなどない。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1551537786431291392
《 ロイター◆米、従来通りの対ミャンマー関係はあり得ず 民主活動家処刑で https://reut.rs/3Pvzb4i 「プライス報道官は定例記者会見で、各国に対し、 ミャンマーへの軍事装備の売却を禁止し、軍事政権に国際的信用を与えるような行動を控えるよう呼びかけた」※まさに日本政府を指している。 》 deepthroat
https://twitter.com/gloomynews/status/1551706171718844416
《 壺政党。
・自民
・国民
・維新
解りやすいなぁ。 》 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥
https://twitter.com/I_hate_camp/status/1551420446511210496
《 個の権利を削って公の利益を優先したり、異様に家族の絆に拘ったりする自民党の改憲案が、どのような思惑を持った人々をルーツとするのか、 今後も各ジャーナリスト/各メディア、じっくりと深掘りして欲しいと思います。→ 》 会田誠 新刊『性と芸術』
https://twitter.com/makotoaida/status/1551509482970443776
《 ▼統一教会と自民党議員の「もちつ、もたれつ」。1960年代からいままでの歴史です。「空白の30年」が、あからさまな関係を浮上させました。 》 有田芳生
https://twitter.com/aritayoshifu/status/1551525890844405760
《 統一教会の内部文書。摘発されないために警察に力を持っている議員への工作や裁判対策費用が「毎月1億円」。これらは霊感商法や信者たちからの献金です。 カルト宗教は一般の宗教とはちがいます。「宗教と政治」ではなく今のテーマは「統一教会と政治」。そこを曖昧にしてはいけない。#とことん現場主義 》 有田芳生事務所✒️
https://twitter.com/arita_office/status/1551381622536437765