審美書院と國華社(閑人亭日録)

 午後、風が心地よいので審美書院と國華社の美術本(二十世紀初頭)の保存状態を検品。たった二十冊ほどだが、一冊が重いので一冊一冊ゆっくり開いて多色摺木版画を 視認。いやあ、参ったねえ。やはり惹かれる。原色カラー印刷では味わえない深い味わい。彫師摺師の意気込み、息遣いがビシビシ伝わる。雑誌『文藝倶楽部』の口絵では 感じられない。國華社の美術雑誌『國華』と美術本、審美書院の美術本で「日本美術巡り 聖徳太子像から伊藤若冲へ」なんで題で複製木版画の展覧会を開きたくなる。展示数は、 200点を超えるかな。前期後期で入れ替え。小原古邨や川瀬巴水なども参考出品に加えるか。どなたかもう考えていそうだな。
 所有する審美書院の本を全部開いてみるのは久しぶりのことで、もっていないと思っていた本をもっていた。焦って買わなくてよかった。田島志一の関わった美術本で もっていない本はずいぶんあるけど、私にとって必要な本はほぼ揃った。欲はかかない。後は他の人に任す。

 先月末、30日のブログで書いた内野まゆみさんの、源兵衛川から掬い上げた古い茶碗の切片のオブジェをあらためて拝見。光の当て方で濃紺地に市松模様が浮き出るモノ など、やはりワクワクする。近所の骨董屋さんへ見せに行く。「これは明治ね」「蛸唐草ね~」と興味津々。後で買いものついでに内野さんが寄る。すごく好評だったと。 そうだなあ、未だ誰もやらなかった小さなオブジェだ。骨董好きにはタマランだろうな。茶碗の切片の出自は、平成の名水百選、世界水遺産の源兵衛川。 私が目に留まるものをひたすら拾ってきた。

 ネット、うろうろ。

《 合気道稽古法の主は「気の流れ」と「鍛錬」「呼吸力」であり、技の要は入身と転換である。 》 合気道 多田宏師範のお言葉 bot
https://twitter.com/tadahiroshibot/status/1576691894754516992

《 技芸は、加算的に積み重ねたあと、削ぎ落としていくプロセスに入るけれど、この削ぎ落としを〈単純化/抽象化〉と見紛うとマズい。〈具体に〈なる〉〉ことである。 加算プロセスはどうしても「善し悪し」を選択するけれど、削ぐプロセスでは「善し悪し以前」の、複雑系ネットワークの結節点に降り立つ。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1576593722820567041

《 東電、トリチウムを検知できない線量計で処理水の安全性を誇張? 福島第一原発の視察ツアーで 》 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/206024

《 10月3日に臨時国会召集、所信表明演説。5~7日で衆参代表質問。
  本来はその翌週11日から衆参予算委員会で基本的質疑となるが、財務大臣G20出席で11~15日で海外出張を決定。
  求められても国会を開かず、開いても予算委など審議日程は念頭にない。どこまでも国会軽視。 》 山添 拓
https://twitter.com/pioneertaku84/status/1576336781569511424


《 地元の警察署の警察官の方々が毎日自宅付近一帯をパトロールしてくれています。詳細は書けませんが、その他にもいろいろと気にかけてもらい感謝です 》  鈴木エイト ジャーナリスト/作家
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1576170522366210048