『社会的共通資本』再読・二(閑人亭日録)

 宇沢弘文『社会的共通資本』岩波新書2000年11月20日第1刷発行、[第1章 社会的共通資本の考え方]を読んだ。経済学の歴史が語られる。

《 私はかつて、歴史の捻転という表現を用いて、その特徴を浮き彫りにしたことがある。一九七○年代から八○年代の半ば頃までにかけての経済学の研究の方向は、 一言でいってしまうと、反ケインズ経済学と呼ばれるべきものであって、ケインズ以前の新古典派経済学の考え方がよりいっそう極端な形で展開されたものであった。 》  41-42頁

《 中央集権的な配分機構がもたらす非効率性、反社会性を強調して、そのもつ政治的、経済的インプリケーションを重要視し、すべての希少資源を可能なかぎり私的な 管理ないし所有にまかせることによって、分権的市場経済制度のもつメリットができるだけ効果的に生かせるような制度を求めるようにしたのであった。 》 48頁

 冬支度。暖房器具を出す。

 ネット、うろうろ。

《 いろいろな対立関係があるが、対立を固定化させず別の観点を導入するあるいは止揚していこうと言葉を駆使している人は稀で、ほとんど相手側を否定し責めることに 終わっているので、議論の質が目も当てられない状況になっている‥‥などということはもうかなり前から言われていたか。いたね。#何か見た 》 大野左紀子
https://twitter.com/anatatachi_ohno/status/1585172894807908352

《 「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画7 》 森山高至
https://ameblo.jp/mori-arch-econo/entry-11604844061.html