『縄文論』(閑人亭日録)

 安藤礼二『縄文論』作品社二○二二年一一月一○日第一刷発行、「はじまりの場所へ──『縄文論』序」を読んだ。冒頭から興奮。

《 『縄文論』として一冊にまとめられたこの書物は、人間にとって原初的な存在の在り方、原型的な思考の在り方、原型的な表現の在り方を問うたものである。 》 5頁

《 創造が破壊につながり、破壊が創造につながる。そのような表現をもってしまった人類の歴史を、この極東の列島においては、そのはじまりの場所から現在に至るまで、連続する一つの相のもとで捉えることが可能である。 》 10頁

《 原型的な人間たちが切り拓いた根源的な世界──そのような意味において「縄文」を捉え直さなければならない。 》 11頁

《 原初の芸術は「残酷」とともにある。『縄文論』は、これまでの牧歌的な「縄文」理解に否を突きつける。そして「縄文」を時間と空間の限定から開放する。原型的な人間たちが営む根源的な世界、すなわち「芸術」は現在においても生き続けている。そうした根源の世界と結びついた「芸術」の在り方を明らかにする。 》 11頁

 ネット、うろうろ。

《 人の作品を無断で使うことにメリットなんかあるはずがないと思うのだけど。ましてやそのへんのアマチュアでもない、実績のある写真家ならなおさらのはず。 》 マキエマキ
https://twitter.com/makiemaki50/status/1595054847912726528

《 否定性を内に含んでいなければ、芸術とは言えない。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1595221290905763840

《 きれいだなぁ、楽しいなぁ、はそれだけでは芸術ではない。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1595221521881919489

《 否定と肯定、悲しみと喜び、醜さと美しさが複雑に絡み合った状態は日常のあちこちにあり、それはそれだけで芸術の種である。それが芸術になるには、さらにそこに形式が与えられなければならない。否定と肯定が絡み合い、脱構築が起こり、それが形式を伴う。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1595221997385961472

《 「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」、有識者といいつつこれまた不思議なメンツというか、軍事の専門家はいないのか…で日経と読売の関係者は入っている https://cas.go.jp/jp/seisaku/boueiryoku_kaigi/pdf/kaigi_kaisai.pdf 》 Masayuki Hatta
https://twitter.com/mhatta/status/1595078314053730305

《 「反撃能力」の名の下に安保政策を大転換…相手を脅して抑止するのは「幻想」 》 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/215531

《 「国防」ではなく「国亡」。外交的に無能で、貧乏な軍事国家化に突き進んでいる。給料も上がらず、発展もなく、市民の生活は破綻。 / 防衛費拡充へ調整本格化 与党、法人・所得増税を視野(時事通信) (Yahoo!ニュース) #NewsPicks 》 平野啓一郎
https://twitter.com/hiranok/status/1595243866344431617

《 特別会計にさえ手を突っ込めないメディアが、カルトの闇に迫れる訳が無い。無法な私物国家へ加速中。 》 m-take
https://twitter.com/takeonomado/status/1595309083090771968