『美をひらく扉』六(閑人亭日録)

 大岡信『美をひらく扉』講談社一九九三年四月一日 第二刷、III章 日本人篇を読み進める。

 「岡本太郎の「目玉」」を読んだ。

《 「痛ましき腕」はあまりにも有名だから、画面の細かい説明をする必要もなかろうが、前のめりに突っ伏している一人の男の、本来なら顔のあるべき場所には、幅の大きい真っ赤なリボンが、まるで孤独な蝶か、または心臓のように開かれて結びつけられている。 》 161頁

 えっ、と驚いた。男? 私は女だと思っていた。ネット検索で、ある幻想画家の手『「岡本太郎「傷ましき腕」論』に出合った。

《 ところで『傷ましき腕』にも、そのような誕生の触媒となった作品があるのではなかろうかと思うのだ。
  それは『モナリザ』ではないかと思う。 》
 https://gensougaka.hatenablog.com/entry/2022/09/01/162628

 私と同様に女性と見なしている。この本の誤植では、と思ったが、これの本は、一九九二年八月五日第一刷。私のこの本は、一九九三年四月一日第二刷(昨日までの一九九二年は、誤記)。誤植ならば訂正されているはず。つまり、大岡信は”男”と見なしていた。はて、どっちなんだ。それともどちらでもいいのか。

 「駒井哲郎の軌跡」を読んだ。

《 ぼくらは銅版のなめらかな面に彫り込まれた形態のむこう側に、画家の思考の量塊を感じとる。それがぼくらに伝えてくるのは、今日の絵画がほとんど意識的に切り捨てようとしているあの深さの感覚である。これらの、わずか二十センチ四方程度の画面が、どんなに奥行きの深い夢の海を内蔵していることか。 》 196頁

 我が意を得たり。これは効く。

 一日雨。外出せず。

 ネット、うろうろ。

《 なんか…良くここまで生きてきたよな、みんな(苦笑) 》 秀虎
https://twitter.com/DFHkHMoX9WNwwt2/status/1654705851930927110

《 東京電力の危機意識の薄さ鮮明…福島第一原発1号機の原子炉土台損傷 緊急時対処も具体策は先送り 》 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/248378

《 報道するマスコミ側が理解してないから、マスコミのフィルタを通すと「終息宣言」に読めちゃうんですよねえ。
  あくまでも

  「ワクチンも治療薬もないくせに、死亡率は高く感染力の強い疾患が大流行している」状態が終わった

  というだけで

  『戦いはこれからだ!(第一部・完)』

  宣言なんですが… 》 KGN
https://twitter.com/KGN_works/status/1654630874527432704

《 反日カルト「統一教会」によって(洗脳された)日本人信者が、キシダの目の前で「合同結婚式」に参加させられる。当然ながら小川さんのような「カルト2世」や山上のような家庭崩壊の被害者を、これまで同様生み出していく事になる。それなのに、自民党とその政権は実効性のある対策を何もしない。 》 犬飼刀語
https://twitter.com/nauciccafe/status/1655007421373501440