『美をひらく扉』七(閑人亭日録)

 大岡信『美をひらく扉』講談社一九九三年四月一日 第二刷、III章 日本人篇を読み進める。

《 芸術行為は現実的効用とは本来無関係のものだが、それだけに現実的効用の尺度では測ることのできない影響力をもつ。 》 「吾妻兼治郎──「無」と「有」」 223頁

《 精神が知っている世界の形や色は、肉眼が見ている世界の形や色とは異なるだろう。 》 「堂本尚郎のコスモス」 252頁

《 われわれは自我によって創造するのか。自我を消去することによって創造するのか。答は後者である。 》 「高橋秀──エロスと自己消去の芸術」  260頁

《 芸術家がその内側に真に繊細な精神を張りめぐらしているなら、彼はそれを守るための、野蛮であることを恐れぬ行動の自由を確保しておかねばならない。 》 「加納光於──色彩はミクロコスモスの皮膚」 264-265頁

《 陶器はいわばすべての破片に部分の共存状態がある。他方絵や彫刻は、かならずしもそうではない。 》 「愛嘔──色の狩人」 274頁

 日本人は十七人が論じられている。吾妻兼治郎、高橋秀らは名前を知らず、また作品を実際に見たことのない人が半数ほど。平山郁夫も絵を実際に見た記憶はない。大岡信『美をひらく扉』、読了。

 夕方、新型コロナワクチン接種。やれやれ。

 ネット、うろうろ。

《 あ〜〜〜〜〜〜〜うっっっっっせ
  しのごの言わずに軍事費削れや

  加藤厚労相社会保険料 子どもに持っていく余地はない” | NHK 》 yukan
https://twitter.com/yukankmr/status/1655247315438022656

《 今話題、やりたい事やる時には一切出てこない財源の話。カルトの紐付き政権による壮大なご都合主義。 》 Kate
https://twitter.com/0894_kate/status/1655330690773422080

《 お金がかかるかもしれないけれど。
  コロナに罹ったかなと思ったら。検査で確定診断し、適用対象となりうる方は、ぜひ治療薬(抗ウイルス薬)につながって下さい。抗ウイルス薬は症状を軽減し、重症化や後遺症の可能性を減じます。抗ウイルス薬の費用は、9月まで公費負担です。 》 Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1655150011041329152

《 木村草太さん
  「憲法とは国家権力が過去に犯した失敗リスト。失敗をリスト化し禁止、これ以上繰り返さないようにするもの。過去に国家は戦争・人権侵害・独裁、3つの失敗を繰り返した。そんなことがないよう、人権を保障したり独裁を防ぐルールを盛り込んでおく、それが憲法」 》 滑稽新聞
https://twitter.com/akasakaroman/status/1654777956169056257

《 戦争を放棄して軍事力は持たず、政治と宗教は分離することを定めたはずなのに、現在の政権は、危機を煽って軍事力を拡大し、一方では一部の宗教勢力と結びついて、さながら西洋中世の王権のあり方に倣おうとしているかのように見えます。それはダメです。現代の民主国家として、正道を歩みましょう。 》 小島道裕
https://twitter.com/kojimam1956/status/1655136621665357826

《 自民党政権NHK上層部が腰砕けになってしまったのは約9年前のこと。当時、クロ現の国谷キャスターが菅官房長官を激怒させ、後に国谷キャスターは降板させられることに。と同時にNHKが与党の監視・批判もやめてしまい、ただの傍観者となった始まりとも言える。 》 Micro
https://twitter.com/RobbyNaish77/status/1655125133928058880