「王様は裸だ!」と叫んだ子どもを思う。南伸坊『モンガイカンの美術館』情報センター出版局1983年初版を思う。味戸ケイコ、奥野淑子(きよこ)、白砂勝敏、つりたくにこ等には門外漢の立場から発言(応援)してきた。北一明には彼ではなく、人間国宝等の陶芸家に対してそのお宝は本当にお宝?と他愛ない疑問をさりげなく提示してきた。まあ、相手は当然痛くも痒くもない、外界、下界からの妄言の類。けれども、書いてしまえば記録に、うまくいけば記憶に残る。それに期待をして、専門家からすればトンデモ発言と一笑に付されることをネットの日録で発言している。X(ツイッター)などは見ない、書き込まない。書いた方が拡散するだろうけど、炎上、誹謗がイヤでブログだけ。ブログに何を書き込んでも、わざわざ批判してくる暇な人はいない(と思う)。ただバカバカしいとスルー、無視されるだけ。それでいいのだ。それは違うだろう、これは凄い、と直観したことを気持ちのままに発信する。
個展ではこれは優れていると直観した作品は、値段が懐と折り合えば、その場で購入決定。作家に説明は求めない。それが私の流儀。味戸ケイコ、奥野淑子、北一明、上條陽子、木葉井悦子、白砂勝敏、坂東壮一、深沢幸雄、みな同じ。
カラッとした晴天。部屋を吹き抜ける風が心地よい。そばの源兵衛川は流水量が日ごとに増している。ゴミ拾いは無理。清冽な流れを眺めるだけ。