人は去り行く(閑人亭日録)

 未明、ふっと目が覚めてパソコンを開く。昨夜、年上の知人女性からお見舞いのメールが届いていた。来訪歓迎の返事を送る。
 六時半、驟雨。
 昼過ぎ、友だちの娘さんと彼氏が来訪。源兵衛川上流部を案内。増水で水没している川の飛び石に裸足を入れるが、予想以上の冷たさにすぐに戻ってくる(笑)。最上流部のいずみ橋から男の子たちが勇んで飛び込んでいる。私も飛び込みたいが・・・土佐衛門。見てるだけ~。川風が心地よい。三島駅で見送る。友だちと二人、駿豆線で帰宅。
 半年ぶりに自転車に乗る。近くのスーパーへ。自転車の鍵の掛け方をやっと思い出す。慎重に漕いで帰宅。重い荷物を手で持たないって、こんなに楽ちんとは。
 気になっていた秋田県八幡平の宿「ゆきの小舎」のウェブサイトが閉じていた。書き込みがあった。
 https://ameblo.jp/urara0824/entry-12839034933.html
 皆、年老いてゆく・・・。
 半世紀ほど前、「ゆきの小舎」で知り合った同世代の木彫作家の掌に乗る少女像を見て、彼に仏壇に収める仏像を彫ってくれるよう依頼した。二か月ほどして彼は友だちと二人で木彫仏を持参。いい出来。代金を払うと私の注目した少女像を土産にくれた。その仏像と少女像は、彼のウェブサイト『チェーンソーカービングBAN』
  https://www5f.biglobe.ne.jp/ban/
の「作品回顧録」の一番下「思い出の作品より」に載っている。何年か前、写真を伴氏に送った。
 https://www5f.biglobe.ne.jp/~ban/sankou.htm
 ウェブサイトは何年も更新されていない。気になるが、事情があるだろうから連絡はしていない。
 三島駅近くに住む年上の彫刻家は、先年奥さんを亡くし、彫刻家を辞めた。人は年老い、人は去り行く。