東京都現代美術館「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/TRC/
が某ブログで一部紹介されている。
https://mmpolo.hatenadiary.com/entry/2024/08/07/215806
《 これを見れば現代日本で人気のある作家が誰なのか概観できるという印象だ。 》
その通り。美術ジャーナリズムを賑わせた作品が大部分のように見える。展示作家一覧で、前半は大多数を知っているけど、後半は全然知らない人がずらり。彼らを私は「現代アート派群像」と呼ぼう。現代を代表する美術家ではなく、〇〇派と同じ意味付けの「現代アート派」。美術ジャーナリズムで話題になった作家、アート・ビジネス界で人気を呼んだ作家たち。私の推す美術家たちは選ばれていない。視点が違うから当然だろう。
私の推しは、KAOSU(北一明、味戸ケイコ、奥野淑子、白砂勝敏、内野まゆみ)ほか数名。各人に共通するのは、表現の基礎を現在の人間社会環境を突き抜けた自然環境に(多分無意識に)置いていること。私の視点は、その作品が優れているか、という一点。私的審美眼、私的視点からの判断だからひどく間違っているかもしれない。しかし、私個人は自分を信じている。まあ、人気作家や有名作家には興味が向かなかったし、彼らの作品をわざわざ購入しようとも思わなかった。宇野亞喜良だけは購入したが、それは数年前、知人の開店祝いに贈った。喜ばれた。喜ぶ人のところへ行くのが作品の幸せ。
ネットでの遭遇。
福山知佐子「西新宿の生家 / 自由な生き方」
http://chitaneko.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-5440ee.html