昨日の東京新聞、「秋元雄史・東京芸術大名誉教授に聞く」という記事の一文。
《 ネットワーク化されて物質感がなくなった現代では、「ノスタルジックなところが、見る人を引きつけるのでは」という。 》
私の蒐集物(古本、美術作品等々)は、物質そのモノばかりだ。縄文以来の物質感。ノスタルジックといえばそうだが、モノは触って愉しめる。その感触が好き。ただのモノ(物質)が、人の技で加工されることによって人の心に訴求する独特な物質感を得、ある人にとって特別な意味をもつモノ=作品になる。ということかな。同様に、平面の線、色が特別な意味を持ち、見る心に響く絵画になる。その制作過程の分析は、私には無理。ただ、そのモノが特別な意味を有する作品か否かは、人それぞれ。私見では、アナログ=優れた手技の再発見(デジタルとの差異発見)が、これから進むのでは、と予想(期待)する。そんな当てにならないことは止(よ)そう、と友だちは言う・・・。Dream comes true.