『現代の美術 art now 1先駆者たち』(高階秀爾 中原佑介 編)講談社1971年11月20日第1刷発行(第8回配本)を開く。高階秀爾「はじめに」。
《 第二次大戦後の世界の美術は、これまでの歴史にかつて見られなかったような多様な変貌を示している。 》6頁
《「社会の鏡」である芸術が、そのあまりにも明らかな多様性を反映しているのも当然といえるかもしれない。》6頁
《 歴史はつねに、古い時代の生き残りの人びとと同時に、新しい時代の先駆者たちを持っているのである。》6頁
《 現代では、ひとりの芸術家の活動範囲が一国のなかだけに限られることの方がむしろまれである。》6頁
《 現代美術の多様性を形成する第二の要因は、素材および技法の多様化である。》6頁
《 そして第三に、芸術という観念そのものの多様化が指摘される。既成の価値観や体系を否定して、新しい美学、新しい主義、新しい芸術観を主張するところに、現代芸術の混沌と多様性があるのだが、それこそ、19世紀以来、さまざまな芸術運動が繰り返し追求してきたところでもあった。本巻は、その歴史を、もう一度今日の眼でふり返ってみたものである。》6頁
ネットの見聞。
《 「丁寧に説明する」と岸田首相は誓ったのに…防衛予算の増額を境に次々と契約の情報が消えた 》東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/353254