『パレスチナに光はあるか』(閑人亭日録)

 画家の上條陽子さんから『パレスチナに光はあるか』と題するチラシが郵送されてきた。表面。
  展覧会『上條陽子とGAZAの7人の画家と子どもたち』
  会場:松本市美術館 市民ギャラリー
  会期:12月19日(木)~22日(日)
  セミナー『戦争と闘う美術の力』
  会場:松本市勤労者福祉センター 3-3会議室
  日時:2024年12月22日(日)13:00~16:00
 どれも入場無料。など。裏面。
《 ~ここでかれらの全作品を展示できるのは最初で最後かもしれない~
  ガザへの爆撃が止むことなく続いている。
  ガザの画家たちは生死の境にいる。
  ハワジリとディナ・マタール夫妻の親族は25人殺された。彼たち一家は7月にカイロに逃れ
  今はドバイにいる。
  かれらのアトリエも作品も爆撃に会い破壊された。
  イッサのアトリエは2014年の爆撃に続き、再び破壊された。
  ソヘイルも作品を失くした。
  画家七人で経営していた画廊「エルチカ」も破壊され作品もなくなった。
  日本にあるPHAPが持っている彼らの作品が唯一戦火から免れ助かったことは幸いだった。
  かれらは今、作品を描く材料も不足し描ける状況ではない。生活は困窮し今日本にある作品
  を売って欲しいと云ってきた。私たちPHAPは彼らの要望を聞き一番良い方法を考えている。
  (中略)
  1月7日~18日に相模原市にあるPHAPのフクヤマ画廊で作品展を開き、
  希望者への売却を用意している。
  PHAPは私たちにできる限りのことを考えて奔走中である。
                  上條陽子(PHAP代表)

 上條陽子:現代美術家 2001年「PHAP」(パレスチナのハートアートプロジェクト) を立ち上げ、以降レバノン/ガザの難民キャンプで子どもたちに絵画指導や作品展を開催。 》

 日曜美術館「壁を越える〜パレスチナ・ガザの画家と上條陽子の挑戦〜」(2021.6.6)
 https://go-to-museums.com/sunart210606-1496
 上條陽子作品
  http://web.thn.jp/kbi/kamijo.htm
 「記憶の塔ー上條陽子の箱」
 http://web.thn.jp/kbi/zakki3.htm