雑誌 『BRUTUS』 2019年5月1日号マガジンハウスを開く。特集「曜変天目 宇宙でござる!?」。表紙は静嘉堂文庫所蔵の国宝曜変天目(稲葉天目)茶碗の拡大写真。「宇宙でござる!?」とは大げさな、と思うが、北一明の耀変茶盌を知らない人は、そうだな、と思うかも。曜変天目(稲葉天目)の更に拡大された写真。その説明の始め。
《 照明を落とした写場では、ひときわ黒々と闇に沈む茶碗。ところがそこへ光をかざすと、ホログラムのように忽然と、光彩(虹彩)をまとった斑紋(星文)が浮かび上がる。 》
この説明からは北一明の黒耀変茶盌を連想するが、国宝の曜変天目を静嘉堂文庫美術館で実際に見た時には・・・感動も感心もなかった。浅い、単調・・・という印象。
46頁~49頁は「現代作家による曜変への挑戦」。九代 長江惣吉、ジャン・ジレルが紹介されている。前書き。
《 曜変に魅了され、そこに浮かぶ煌めきを再現しようと試みる現代作家もいる。日本におけるその第一人者と、フランスでメートル・ダール(人間国宝)に認定されている陶芸家に会いに行った。2人が注ぐ熱量の先に、未来の曜変天目があるのかもしれない。 》
未来の曜変天目?「曜変」を超えた、北一明の多彩なる「耀変」が、どうして多くの人に気づかれないのだろう。絢爛たる幻景としか、今の私には言い表せない、変幻する景色に息を呑む。
この特集、北一明の耀変を取り上げずに、今更何を言っているのか、という印象。
以上、私のもっている紙媒体の資料をネットに上げた。他にもあるが、興味ある方がこのネット情報に気づくことを。このひどく暑い一週間、きょうは猛暑日35.7℃。熱く北一明を書いてしまった。ふう~。
午後、知人夫妻が東京から来訪。展覧会のチラシ受けとる。これは、行きたい。
晩、日本テレビの24時間テレビで生放送された市川團十郎とヒップホップの共演に始まるダンスパフォーマーたちのボーダーレス、ノーボーダーの競演は、実に興味深かった。健常者と障碍者のボーダーを軽々と超えてゆくダンスパフォーマンス。お見事!猛暑日最高の消夏法だ。2025年は時代の変わり目、を実感する。