『日本の響』(閑人亭日録)

 横山勝也(尺八)・羽賀幹子(箏)『日本の響』音楽之友社カセット・テープ1986年を聴く。横山勝也は昨日の明石海人と同郷、沼津市の生まれ。沼津市つながりで。 ウィキを見れば明らかだが、世界で活躍した演奏家なのに沼津市ではほとんど知られていない。このカセット・テープのジャケットには「静岡県沼津生れ」と。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E5%B1%B1%E5%8B%9D%E4%B9%9F

 じつを言えば三十年前はけっこう退屈だった。が、今は「上手いなあ~、間合いもいいなあ~」と感心。その演奏は尽十方縦横無尽、地を這い、すっと飛翔。 その豊かな響き、品格。

 ブックオフ長泉店で二冊。深水黎一郎『ミステリー・アリーナ』講談社文庫2018年初版、新潮社・編『私の本棚』新潮文庫2016年2刷帯付、計216円。後者、最初の執筆は 小野不由美「すべての本を一列に並べよ」。冒頭。

《 ずらっと本の並んだ自分の本棚、というのが憧れだった。 》

 同じことを願う人がいるものだ。

《 もともとコレクター、というわけではない。単に読みたい本を無節操に集めたらこうなっただけだ。蔵書リストもなければ冊数を数えたこともない。 》

 同じような人がいるものだ。

 ネット、うろうろ。

《 僕の思い付きを文禄堂さんが実現してくださいました。来る参院選投票日(7月21日)、投票後に文禄堂高円寺店にて拙著をお買い上げの方、先着30名様に、 直筆の色紙をプレゼント。1票の重みを意識し、選挙を楽しんでほしいという意図であり、むろん誰への投票でも構いません。 》 津原泰水
  https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1151695763837091840

 ちょっくら行くか・・・と言ってみる。期日前投票しちゃったわ。

《 ある読者の「優れた小説は、普遍性と時代性の双方を備えている」という言葉を耳にして以来、座右の銘としています。時代の空気のスケッチは、 たぶん10年後には古臭く見えますが、30年後、50年後には貴重なタイムカプセルとして機能します。そういうものを生めたら、という想いは常にあります。 》 津原泰水
  https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1151665552366034945

 ミステリ作家小泉喜美子さんは、没後三十年を経て復活。『血の季節』宝島社文庫2016年、『殺人はお好き?』宝島社文庫2017年、『痛みかたみ妬み』中公文庫2017年、 『殺さずにはいられない』中公文庫2017年、『月下の蘭/殺人はちょっと面倒』創元推理文庫2018年。『月下の蘭…』の解説、日下三蔵の結び。

《 小泉さんが亡くなって三十三年が過ぎたが、こうして作品は残る。優れたミステリや歌舞伎の演目が読み継がれ、受け継がれていくように。 》

 おっと、ロングセラーの『弁護側の証人』集英社文庫2009年がある。彼女からのお手紙はお宝。

《 時間がまだらに積み重なる街、熱海 - 住んだことのない街に、一週間住んでみる - pha 》 SUUMO
  https://suumo.jp/town/entry/atami-pha/

 福島屋旅館!

《  この点は「異化」を標榜する〈アート〉と好対照をなす。目の前の慣れ親しんだ現実に違和感を差し挟むことで認識の亀裂をもたらすことを重視するアートに対して、 デザインの成果たる工業製品や建築物は、人びとが日常的に用いたり触れたりすることで、まさにその「安定した現実」の基盤を構成する。 ノイズを排除することがグッドデザインの要諦となる。「なめらかさ」が要なのだ。

  もっとも、デザインが都市的な消費社会の拡大に伴って圧倒的にその存在量を増やしていく過程で、逆にアートは「異化」の方に舵を切らざるを得なかったとも いえる。なぜなら、かつてのアートには、肖像画や風景画のように、快適さを与えることが目的で制作されたものも確かにあったからだ。その意味で、 (近代)デザインの誕生は、アートが社会で占める位置をもずらしていった。/池田純一「デザインが人間をつくり、人間がデザインをつくる」 》 WIRED
  https://wired.jp/series/wired-book-review/10_are-we-human/

《 さんざん復興の足を引っ張っておいて、一切を民主党政権の責任と喧伝し政権を奪取し、猛スピードで政治を腐敗させて国民を経済的にも精神的にも追い詰め、 いまなお「悪い出来事はぜんぶ野党のせい」と主張して恥じ入ることなき安倍政権は、未来に於いて大震災の巨大な二次被害と目されるのかもしれん。 》 津原泰水
  https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1151693392566349824

《 批判ではなく「総理、原発再稼働に賛成?反対?」という質問のプラカードを掲げた福島の女性から強引にプラカードを取り上げ、数人で羽交い絞めにして 強制排除した自民党スタッフ。おまけにこの女性の仕事場まで調べ上げて会社宛てにプラカードを送りつけてくるという嫌がらせ。これが「アベ政治」だ。 》 きっこ
  https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1151660771404730368

《 安倍首相にヤジを飛ばした人を連行する警察官の写真。あれを見て「こんな仕事をしなければならないのならば」と、警察官になるのをやめる人が増えるだろうなぁ。 官僚になる人が減り、自衛官になる人が減り、教員になる人が減ったように。 》 安田登
  https://twitter.com/eutonie/status/1151883537315876865

《 鹿なら罪には問われませんよね? 》 亀ちゃん
  https://twitter.com/kameboudesu/status/1151478637868093440

 『明石海人全歌集』(閑人亭日録)

  東京新聞の連載「海人(かいじん)の娘」に刺激され、内田守人・編『明石海人全歌集』短歌新聞選書1978年2刷を開く。歌集『白描』昭和十四年二月刊、冒頭五首。

《  医師の眼の穏(おだ)しきを追ふ窓の空消え光りつつ花の散り交ふ

   そむけたる医師の眼をにくみつつうべなひ難きこころ昂ぶる

   言(こと)もなく昇汞水に手を洗ふ医師のけはひに眼をあげがたし

   看護婦のなぐさめ言も聞きあへぬ忿(いかり)にも似るこの侘しさを

   診断をうべなひがたくまかりつつ扉に白き把子(ノッブ)をば忌む  》

《 では歌集白描を送る。この一巻が救癩運動の上に、また我々癩者の生活の上に何等かの意義を持ち得るなら、それは望外の幸である。/(『白描』の作者の言葉) 》

《  春ならば襖ひらきて通夜の座に白木蓮(はくれん)しづく闇を添ふべし

   髯を剃りシャボンをつかひ背を流すなべて他界の記憶のごとし

   かたはらに白きけものの睡る夜のゆめに入り来てしら萩みだる

   涯もなき青空をおほふはてもなき闇がりを彫(ゑ)りて星々の棲む

   飛び込めば青き斜面は消え失せてま下にひろがる屋根のなき街

   圓心の一點しろく盲(めし)ひつつ狂はむとするいのちたもてり

   今日も暮れて五臓六腑はとりどりに音なき夢を積みくづしする  》

 前半をぱらぱらと読んだけど凄い歌が次々と現れ出る。脱帽。『白描』は最終的に2万5千部のベストセラー。おお。

《 野田勝太郎こと明石海人(あかし・かいじん)は静岡県沼津市出身の歌人。1901(明治34)年7月5日~1939(昭和14)年6月9日。 》 池田光穂
  https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/Kaijin_Akashi_1901-1939.html

《 歌碑建立 》 明石海人顕彰会
  http://park6.wakwak.com/~kaijinkenshoukai/index.html

 ネット、うろうろ。

《 パタヤで読む本でもない気はするが、最も好きな作家の一人である井上ひさしの遺作を再読中。正確に言うと私は彼の戯曲が好きなんだけど、 小説も吉里吉里人・ブンとふん・一週間の三作は、日本語が読める全人類が読み、その言語への造詣の深さに敬服すべし。物書きとして、涎が出るとはまさにこれ。 》  鈴木涼美
  https://twitter.com/Suzumixxx/status/1151366272875020288

吉里吉里人』『ブンとふん』はもっているけど未読。ああ、読みたい本が多すぎる。

《 本当のことなんか言えない(言えば排除される)/大杉 雅栄 》 note
  https://note.mu/s_ohsg1/n/n459263e58af1

《 野党共闘が大攻勢をかけてる現状にViViった安倍晋三は「与党候補が負けそうな選挙区」を回って応援演説をし始めたけど、それならどうして 沖縄選挙区には行かないのか? あ、沖縄の民意を踏みにじって来た安倍晋三が沖縄入りしたら、何千、何万という野次が巻き起こって警察でも排除できないからか。 》  きっこ
  https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1151465469452247041

《 確かに国政選挙の前にTVがここまで選挙関連の各党の提案する政策の分析や討論会などをここまで報道しないのは異常と感じる。 これではTVしか見ない人は政党間の違いや@候補者が何を考えているか知ることが出来ない。一種の言論統制は始まっていると感じる。危機感を感じ得ない。 》  林 容子
  https://twitter.com/artwoods/status/1151624420022054912

《 山本太郎の革命を、世界が報じ始めた。報じないのは、当時国日本のテレビだけになったりして。 》 ゆりかりん
  https://twitter.com/yurikalin/status/1151512689576828930

『沖に立つ虹』(閑人亭日録)

 昨日届いた堀口大學詩集『沖に立つ虹』吾八ぷれす1974年には開頒案内の葉書「吾八ぷれす開頒御案内」が挟まっている。

《 限定参百部・署名入・特染総革レリーフ装・本文特漉局紙・見返し新着英国マーブル紙・オリジナル銅版画五葉入・布箱入 頒価弐万八千円(〒三百円) 》

 これには「天金」が抜けている。左頁に小林ドンゲの、四十五年前に魅了された銅版画(長い髪の後ろ姿の裸婦)の右頁には「願い」という四行詩。

《   芦のしげる川のほとりに住みたい
   夕ぐれ 水を眺めて風の音に聞き入りたい
   近く居るあなたをいとしんで
   遠い今日の日をしのびたい   》

   (昭和六年の旧作)とある。源兵衛川を下っていきたくなる。もうひとつ。「両手で」。

《  人間には
   男にも
   女にも
   なぜ
   両手があるか

   恥かしさ
   片手では
   隠しきれない   》

 堀口大學 1892年(明治25年)1月8日 - 1981年(昭和56年)。『沖に立つ虹』は八十歳を超えての詩集か。題名からシュペルヴィエル『沖の少女』を連想。

《 短編集『沖の少女』の翻訳は、昭和十四年に、第一書房から堀口大學訳によって刊行されたシュペルヴィエルの短編集『ノアの方舟』に付録としておさめられた ものが最初である。 》 三野博司・訳『シュペルヴィエル幻想短編集 沖の少女』現代教養文庫1990年初版、解説

 ジュール・シュペルヴィエル「沖に住む少女」には島岡晨・訳『ノアの方舟』ハヤカワ文庫1975年初版で出合ってぞっこん。たった十頁足らずの名品。東京青山の ギャラリーでこの舞台を想起させる味戸ケイコさんの絵に出合い、即購入。

 昼過ぎ、晴れたので源兵衛川最上流部のヒメツルソバ数株を抜き、下って茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。そばをオイカワ、アブラハヤがすーっと泳いでいく。 サンダル履きで川へ入る・・・お清めみたいだな。たしかに雑念が消える。一汗。

 ネット、うろうろ。

《 断言するやつ=バカ vs. 留保するやつ=インテリ、という構図から抜け出し、別の仕方で断言すること。 》 千葉雅也
  https://twitter.com/masayachiba/status/1151293720530001920

 昨日の西岡文彦『簡単すぎる名画鑑賞術』が実例。

《 (個人的なことを言えば、アートに深く関わり作ることで初めて「生きられた」時代があった。もう過ぎてしまったけど。 》 大野左紀子
  https://twitter.com/anatatachi_ohno/status/1151043236326236160

 二十代、味戸ケイコさんの絵に出合ったことでなんとか生きられた。

《 西田幾多郎が述べた「Aでありながら、Aでなくもない」という絶対矛盾的自己同一について、西田に嵌っていた大学時代、それが「絶対矛盾」に見えるのは ユークリッド的〈二元論/自己近似性〉がもたらす幻想であって、フラクタル的〈入れ子構造/自己相似構造〉でとらえれば自然なことと理解していた。 》 中島 智
  https://twitter.com/nakashima001/status/1151007494631616513

《 生涯一点も売れなかった(ちょい諸説あり)ゴッホの19世紀的伝説は過去のものとして、創作的才能のピークを過ぎてから収入がピークになる時間差現象は 20世紀以降のマスコミ文化(純粋芸術も無関係ではない、例えば菅木志雄とか)によくある(75%くらい?)話。今後どうなるかは知らんが~。 》 会田誠
  https://twitter.com/makotoaida/status/1151141032873979912

《 伽耶時代の土器の最高傑作が出土 》 HANKYOREH
  http://japan.hani.co.kr/arti/culture/33904.html

《  草野唯雄長篇ベスト10
  10『陰の告発者』
  9『鳴き竜殺人事件』
  8『寝台特急はやぶさ」は止まった』
  7『山口線“貴婦人号”』
  6『蔵王山荘連続殺人』
  5『爆殺予告』
  4『消えた郵便配達人』
  3『もう一人の乗客』
  2『瀬戸内海殺人事件』
  1『抹殺の意志』  》 松川慎
  https://twitter.com/lonllywolf/status/1150752095789703169

 草野唯雄(そうの・ただお)、4と8は未所持。ていうか、これ全部未読。昭和の時代、『影の斜坑』青樹社BIG BOOKS1977年初版を読んで気に入り、集め始めた。 手元には三十冊余。『影の斜坑』角川文庫1982年初版の武蔵野次郎の解説の結び。

《 ともあれ、廃坑の運命にある北九州の一炭鉱を舞台にして、本格ミステリーの味に加えるに一大冒険譚としてのサスペンスをも多分に盛りこんだ長編推理の成功作で ある本篇は、著者の初期の代表作に挙げられる佳篇であることはいうまでもない。 》

《 『女相続人』はちょっと前再読したんだけど、初読時の方が数倍面白かったから、上位に行かないんだよね~ 》 松川慎
  https://twitter.com/lonllywolf/status/1150778769033949185

 角川文庫1982年5刷の中島河太郎の解説。

《 本篇は草野氏の第二の出発を飾る絢爛たる成果を収めた。 》

《  草野唯雄というと、最高傑作というか、代表作は何になるんですかね。誰か(あるいはシンポ教授)、教えて。評価が分かれて、決めにくいのだろうか。
  私は『女相続人』がベスト1。『解明旅行』なんか(傑作じゃないかもしれないけど)、好きなんだよなあ。 》 折原一
  https://twitter.com/1orihara/status/1150739074442883074

《 私も最高傑作は『女相続人』だろうと思います。あと、最近読み返していないのでうろ覚えで書きますが『爆殺予告』はかなり面白かった記憶が。 》 千街晶之
  https://twitter.com/sengaiakiyuki/status/1150747736280457216

 いつか読もうと思って幾星霜。まったくいくつ人生があっても足りないわ。

《  反対派に「クソ左翼、死ね」と悪罵された山本太郎氏は、怒っても良いのに「死にたくなる世の中を変えたいために私は立候補してる。 みんなに生きていていただきたい」と、見事な切り返しで応えた。

  一方、言論の自由に基づいて安倍首相に「やめろ」と声を上げた一人の主権者は、警察に連行された。 》 異邦人
  https://twitter.com/Beriozka1917/status/1150915610764668929

《 吉本芸人より達者ですw 》 野次馬
  http://my.shadowcity.jp/2019/07/post-15487.html

『簡単すぎる名画鑑賞術』ニ(閑人亭日録)

  西岡文彦『簡単すぎる名画鑑賞術』ちくま文庫2011年初版を読了。これは良い本だ。人に勧められる。

《 写実的な描写という、いわば他者へのサービスの部分をとりのぞいた造形活動は、絵画、彫刻から焼き物、染め物まで、不思議に治療的な効果を発揮する。作り手が 自分の手の動きを楽しむことで心を静めることができ、さらには自分自身が自覚していない気づまりやわだかまりといったものを、知らず知らずのうちに驚くほど正直に 表現してしまうからである。 》 「第八章 ゴッホの渦巻」 144頁

《 遠近法による擬似的な立体表現は、ものの形が「どうなっているか」ではなく、「どう見えるか」を描かざるを得ない。 》 「第九章 クリムトの平面」 162頁

《 この二人(ルノワール、モネ)に代表される印象派の、形体の喪失という問題に回答を出したのが、前述の通りセザンヌということになる。 》 「第十章  セザンヌの立体」 180頁

《 なによりセザンヌが重んじたのが奥行きということであった。 》 「第十章 セザンヌの立体」 181頁

《 逆にいうならば、セザンヌの革新は、なによりこの物語性の皆無な画面を描いてみせたという点にあった。 》 「第十章 セザンヌの立体」 186頁

《 この体験を通して彼は、絵画には具体的な形とは別に、見る者の視覚に感銘を与える作用があることに気づくのである。 》 「第十二章 モンドリアンの厳密」  206頁

《 いうまでもなく、わかったからといって無理に好きになる必要はない。が、わかるということには必ず喜びがともなっているはずである。 》 「第十二章  モンドリアンの厳密」 219頁

 強い風に小雨が降ったり止んだり、目まぐるしく変わる。用事をひとつひとつこなす。
 ネット注文した古本、堀口大學詩集『沖に立つ虹』吾八ぷれす1974年が届く。きょうは(いろいろあったが)いい日だ。
 郵便局の壁にずらりと並んでいた82円記念切手シートがたった一シートに。局員に聞いたら、10月に値上げで、刷り数が少ないので、という。某候補の発言を思う。

《 「上げるのは賃金で消費税ではない」宮城選挙区石垣のりこ 》

 晩、灯篭流しへ。

 ネット、うろうろ。

《 日本は、戦後45年間発展してきて、バブル崩壊があり、平成になって30年間停滞しているわけです。衰退とも言える。これが今後も続いていったら、 世界史に残る冗談みたいな没落になるわけです。/【対談】菅野完×三春充希「選挙は最大の世論調査である――2019年参院選をどう見るか」 》 webちくま
  http://www.webchikuma.jp/articles/-/1779?page=2

《 今朝のNHKおはよう日本」をここまで(7時12分)見たけれども、どうやら日本では参議院選挙ってやっていないみたいだね。。。一秒も触れないし(笑) 》  茂木健一郎
  https://twitter.com/kenichiromogi/status/1150528515852292096

《 やたら高級機材を足元に並べてるものの音が出なくて、接触不良箇所を自分で見付けられずPAさんに「直結で出来ませんか」なんてうんざりされつつ 他バンドのリハーサル時間を大幅に食い、演奏が始まったらやっぱりヘタレでそのうちライヴハウスから消えちゃう奴等を思い出すんだよ、陸上イージスって。 》  津原泰水=やすみ
  https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1150654340744413184

《 なんかもうオリンピックは終わったことに出来ないかな。ああ、良いオリンピックだった、日本の選手もメダルをたくさん獲ったし、 ♪待ちに待ってた世界の祭りで「おもてなし」もしたし、走った、跳んだ、泳いだ、感動した、また4年後パリで会いましょう、ってことに出来ませんか、どうですか。  》 藤原編集室
  https://twitter.com/fujiwara_ed/status/1150924545269702656

『簡単すぎる名画鑑賞術』(閑人亭日録)

  西岡文彦『簡単すぎる名画鑑賞術』ちくま文庫2011年初版を少し読んだ。「はじめに」から読ませる。

《 さらにいうならば、多くの人を悩ませている現代アートのむずかしさにしても、「正解」は、あきれるほどにわかりやすい。作品を見て「なんで、これがアートなんだ !?」と疑問や反感を抱くのは、現代アートが、「なんでこれがアートなんだ!?」と考えさせること自体を目的にしているせいだからである……というような具合に、 本書にはともかく、当たり前のことしか書いていない。 》 「はじめに」 13頁

《 天下の名画『モナ・リザ』を前にして、どれほど「!?」マークが出てこようと、まずは、その「!?」マークを連発してしまう自分の感受性を信じることである。 》  「第一章 『モナ・リザ』の「!?」マーク」 31頁

《 とはいえ、本来は制作のための手段だったはずの実験が、作品の目的そのものになっているのは、美術史のなかでも現代に特有の現象である。作家でいえば、 二十世紀はじめに活動をはじめたピカソデュシャン以降の時代を指している。 》 「第二章 現代アートの「??」マーク」 44頁

《 実験としての作品という芸術のあり方そのものが形式化してしまい、作品にしても作家の言動にしても、なにやら型どおりのものになり、むしろ保守的にさえ 見えはじめているのである。 》 「第二章 現代アートの「??」マーク」 50頁

《 このように、美術とは何か? あるいはアーティストとは何か? ということを見る側に考えさせること自体が、現代アートの目的となっている。 》 「第二章  現代アートの「??」マーク」 51頁

 デュシャンの『泉』(1917年)から一世紀。ポスト現代アートへの転換期=芸術の存在論的転回の途上にあると直感している。芸術から迎術(横尾忠則の造語)へ。 年下のそんな迎術家には造形作家の白砂勝敏さんらがいる。
  https://shirasuna-k.com/

 朝、洗濯、掃除を済ませてアイスコーヒーをパンツ一枚で飲んでいるところへ呼び出し(郵便)。なんでこんなときに~。

 ネット、いろいろ。

《 香港での反送中デモは週末に場所を変えてずっと継続されています。駅から続々と加わる参加者は驚くほど若く、活気があり、通りを埋めても整然と平和的に 行われていました。シンボルの雨傘に加え、皆が黒いシャツを着ているのは、抗議や絶望のため自殺した仲間たちへの追悼の意など複数のメッセージが。 》 椹木 野衣
  https://twitter.com/noieu/status/1150534906834898944

《 政治的発言をするなというのは、生活について意見を言うんじゃないというのと同じだ。 》 ナスカの痴情ェ
  https://twitter.com/synfunk/status/1150616978362474501

《 【真の愛国者山本太郎 伝説の演説  》 YOU TUBE
  https://www.youtube.com/watch?v=Xeya4qBPuck

《 吉野家が並盛り二杯より少ない超特盛を並盛り二杯より高い値段で売って好業績なのこの世を生きる上でのヒントになりうる 》 ののわ
  https://twitter.com/nonowa_keizai/status/1150365466679902208

氷、水、波(閑人亭日録)

 梅雨の日曜日。東京新聞最終面「カジュアル美術館」は「雨 福田平八郎 東京国立近代美術館」。画像は下。   http://www.city.oita.oita.jp/o210/bunkasports/bunka/1211452188796.html

《 そして恩師に誘われて琵琶湖へ釣りに行ったのが病みつきになり、生涯の趣味となる。魚が釣れないときに、そよ風に波立つ水面(みなも)の美しさに気づき、 写生したのが、転機となる「漣」につながった。 》 東京新聞

 連想されるのが、昨日読了した岩田慶治道元との対話 人類学の立場から』。

《  すこし仏教ふうにいえば、〈柄〉は諸相、〈地〉は非相ということになる。この場合には、もちろん、金剛般若経にいう「諸相と非相とを見るは、すなわち如来を見る なり」という句を思い浮かべているのである。諸相と非相とで全宇宙、全世界が尽くされるわけである。
  同様に、二つの世界の関係を、波と水にたとえることができる。氷と水でもよい。(中略)
  もちろん、波と水の比喩もなかなかよい。波は形であり、フォームである。水は形なきものであり。マター(質料)である。そして水あっての波である。 》 298頁

 そして初代「波の伊八」の欄間彫刻『波に宝珠』へ。
  http://www.isumi-kankou.com/isumi-kanko-tousyu/gyouganji.html

《 伊八の彫刻が、葛飾北斎にインスピレーションを与えたことは一目瞭然だとわかりますよね。これは「覗(のぞき)画法」という手法を用いて作られており、 この手法は西洋に伝わり、ゴッホセザンヌピカソなどの作品にも大きな影響を与えました。 》

 昼前、選挙調査の電話。人工音声。即切る。時をおかず別の調査電話。人工音声。即切る。
 午後、三信ギャラリー善へ池田満寿夫の作品を見に行く。見たかった『タエコの朝食』がない。居合わせた画家北斎道子さんに帰宅後電話する。「なかった」。やっぱり。 展示を指示した未亡人が外したかな。北斎さんとこれがいいね、と言ったのが、雪舟水墨画『秋冬景山水図』を連想させる作品だったが、ウィキペディアでも言及。
  http://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=6584
  https://www.sanshin-zen.jp/

 ウィキにはこんな記述。

《 晩年の池田が才能を認め、支援した版画家の中には北川健次、清原啓子、山口啓介らがいる。 》

  清原啓子、山口啓介には惹かれる。

 ネット、うろうろ。

《  バスタ新宿を使う方の人は色々と「日常」を背負ってきているのに
  バスタ周りには「非日常」を提供するものが集まっていて

  はっきり言って「夜行バスで旅行したことのない人がつくった施設」感がすごいんだよな… 》 もっこす
  https://twitter.com/moccosmoco/status/1149471425616416768

 昼食はパスタを茹でた。あ、バスタか。

《 メイクとかスタイリングとか、教わってできるなら、専門職いらんよ。それぞれのセンスが重要なのに、わかってない奴いるよなあ。 》 マキエマキ@自撮り熟女 
  https://twitter.com/makiemaki50/status/1149946453306966017

《 れいわ新選組に対する「熱狂」を警戒する人を見かけるんだけど、支持者が何に熱狂しているのか、内容をよく見て欲しいと思う。貧困を無くそうとか、 誰もが生きていたい世の中にしようとか、障害者を国会に送ろうとか、そういうメッセージに支持者は感動して熱くなってるんですよ。それの何が悪いの? 》 想田和弘
  https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/1149869669815332864

《  石垣のりこ、自衛隊憲法への追記についてもド正論路線。

  「そもそも歴代の政権は、自衛隊を『合憲』としてきた。『自衛隊違憲だ』と主張しているのは安倍政権だけである」

  いや、ほんと。まさにその通り。 「自衛隊違憲」って言ってるの、安倍晋三 とその取り巻きだけなんだよなぁ。 》 菅野◯完
  https://twitter.com/prewarwrestler/status/1150160208997412864

《 ←地面師       →原野商法 》 urbansea
  https://twitter.com/urbansea/status/1149939242132316160

『道元との対話』五(閑人亭日録)

  岩田慶治道元との対話 人類学の立場から』講談社学術文庫2000年初版、「第5章 道元と現代文明」を読んだ。「第4章 道元の宇宙」よりばるかにとっつきやすい。 理解できたかは別。気になった文言から。

《 道元の言葉は形に転化しようとしていると前に述べたが、それは言葉と言葉のうちにひそむ人工の時空を排除し、言葉と言葉をつなぐ人工の論理を切り捨てよう、としたからであった。ものがものに対面し、形と形とが対峙する。そういう世界──それを脱落世界といってもよいが──を成り立たせている知のあり方を求めようとしたからであった。 》 308頁

《 人間が、自分のつくった文化のフィルターを外すことは、自分の眼そのものを千切って捨てるほどの痛みをともなうのである──。 》 309頁

《 見えない世界を見る眼、そのための視力をどのようにして身につけるか、そこが大切なところである。 》 316頁

《 一とニの対決──ニが一に戻り、一からニが生まれる──、あるいは、〈柄〉と〈地〉の相関──〈柄〉が〈地〉になり、〈地〉から〈柄〉が創造される──にたいする人間の視点のありかたが、すべての文化の核心によこたわっていた。 》 321頁

《  こういう最もふかい場所が、科学的分析の対象にはならないけれども、われわれを、万物共存の世界を支えているのである。
  われわれは日頃、こういう世界の存在について考えることがない。考える手がかりがない、といってよいかもしれない。しかし、考える手がかりがないから、もともと そういう場所は無いのだといってはいけない。その場所を切り捨てては困る。 》 328頁

《 文明といえばいかにもカッコよいけれども、よく考えてみると、それは人工的な、幻想の時空の上に組みたてられた構築物なのである。突きつめていえば虚構である。 人類史三千年の虚構、そういってもよいのかもしれない。 》 335頁

 『道元との対話 人類学の立場から』読了。

 ネット、うろうろ。

 ギリシャの歌姫 Marianna Polychronidiの”ISTORIA MOU”を視聴。いつも思うのだが、ゲストのオヤジ、マダムたちに日本の有名人の誰それを連想してしまう。
  https://www.youtube.com/watch?v=m8NYvltsVxU&feature=related

《 「われわれ人間はおそらく自分が考えるほど特別な存在ではないかもしれない」サイエンスはずっとこのことを明らかにしつづけてきた。 地球は宇宙の中心ではなかったし、太陽系もごくありふれた星系だった。そして、人類はほかの動物と比べてもさほど特別な存在じゃない。これはすばらしいことだよ。 》  isana
 https://twitter.com/lizard_isana/status/1149467298987565056