明治後期複製木版画の魅力(閑人亭日録)

 少ないが審美書院の彩色木版画入りの美術本を集めると、いろいろな探索をしたくなる。『真美大観』第八冊日本真美協会明治35年11月25日発行(編輯兼発行者 田島志一) 収録『普賢菩薩画像』(絹本着色)筆者不詳の多色摺木版と『日本名画百選』上巻(編輯東京美術学校)審美書院明治39年8月25日発行収録の同図を較べると、色合いが微妙に 違う。これは両方をを併置しないとわからない。その違いは、作品に当たる照明の明るさなどの度合いの違いのように思える。それにしても、多色摺木版画の魅力に一瞥で 惹き込まれる。息を呑む魅力というか魔力のような引力。昨今のカラー印刷では到底味わえない魅力。木版複製画集という前提に惑わされることなかれ。本から切り離し 額装すれば、一枚の名画となる。東京国立博物館蔵の原画作品をネットで見ると、審美書院の木版画には上部の花の天蓋と下部の白象が省かれている。
 https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=A1
 ネットの画像よりも木版画のほうがはっきり見える。
 原画作品と木版複製画作品。それは別物の美術作品と考えて鑑賞する方がいいのかも。小原古邨の原画と木版複製画を見較べると、木版画のほうが一層魅力的であることに 気づく。私は小原古邨の原画を欲しいとは思わなかった。木版複製画にばかり惹かれた。同様のことが審美書院の木版複製画にもいえそう。木版画ならではの深い魅力。 おそらく、彫師と摺師の確かな眼力と卓越した技を介しているからだろう。写真現像技師の知人が言っていた。写真家は写真を撮るだけ。オレはそれを生かす、と。
 展覧会図録『小原古邨の世界』平木浮世絵美術館1998年には小原古邨の下図、画稿、木版画が並べて紹介されている。「46 四十雀(しじゅうから)」の画稿と完成した木版画には一目瞭然の違いがある。画稿では木にまといつく蔦の葉が地味な臙脂色なのに、木版画では鮮やかな紅葉に。画稿の色が変色したのだろうとツッコミがありそう。 なので別の例。「27 群椋鳥(むくどり)」。下図、画稿では六羽の椋鳥が描かれている。木版画では上辺の二羽が消され、四羽に。木版画のほうが深い印象。 彫師、摺師の判断で変更されたのだろう(としか考えられない)。
 この展覧会(1998年10月3日~11月23日)、終了後に知り、美術館へ行って図録を数冊購入。係員は「閑古鳥が鳴いた」と言う。だろうなあ。日本画家辞典には記載なし。 まだネット環境のない時、何かの図録で偶然この展覧会を知った。2000年のグーグル検索ではたった18件。今検索すると、約342,000件。ohara koson では約1,400,000件。 時代は変わった。

 ネット、うろうろ。

《  先日オープンした、駿河国伊豆国の国境付近の素敵公園。
 元々あった清水町の丸池と、三島市の清住緑地が繋がって、まるで1つの大きな公園 凄くイイ 》 かすり
https://twitter.com/hogushikasuri/status/1290270517321031681

《 「自民が臨時国会の早期召集を拒否」した。おまけに「首相が出席しない形で閉会中審査を」と持ちかけたとさ。コロナ対策を責められたくないし、 休業と補償がセットの法案改正をしたくないってことだ。安倍さんを守りつつ逃げ切る魂胆で、憲法53条を踏み躙りながら、それで改憲とはヘソが茶を沸かすぜ。 》  立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1290857403248852993

《 若林恵に聞く、テクノロジーとカルチャーで未来の都市を耕すには 》 CUFtURE
https://cufture.cinra.net/article/202007-wakabayashikei_myhrt

《 (国民にとって無益の)アベノマスクの予算507億円は感染研の基盤的経費(今年度21.6億円)の23年分 》 Dr. Poo
https://twitter.com/Dr_Poo777/status/1290930263367643139

《 帰りにドラッグストアに寄ってみたら、ありがたい御言葉が。
  これ、今回だけじゃなくて、コロナ騒動全体に言えることだからね! 》 2週間後は◯◯する人
https://twitter.com/two_weeks_later/status/1290595376454496256

《 憲政史上、最長の任期の安倍政権だが、悪夢の民主党政権どころか、下手をすれば、太平洋戦争を引き起こした東条英樹内閣より悪い政権にもなりかねない。 》

《 めっちゃ大変な散歩だったらしい男 》 最多情報局
https://twitter.com/tyomateee/status/1290265055691280384

審美書院 対 国華社(閑人亭日録)

 田島志一が関わっていた明治36年~44年の審美書院の美術書の出版物と同時代の国華社の美術雑誌『国華』以外の美術書の出版物を年代順に並べてみた。抄録。 現物を手にしていない美術書も当然あり、またネット情報の出版年に違いも見られる。表記は新漢字に直してある。仮のメモ。
             審美書院          国華社
 明治32(1899)年 真美大観(20冊)~41年(英文併記)
 明治35(1902)年 光琳派画集(5冊)~39年(英語版あり)
 明治37(1904)年 若冲名画集
 明治39(1906)年 日本名画百選(2冊)      本朝三十家名画集(英文併記)
           浮世絵派画集(5冊)~40年
 明治40(1907)年 支那名画集(2冊)
 明治41(1908)年 円山派画集(2冊)       和漢名画集
           東洋美術大観(15冊)~42年
 明治42(1909)年 南画十大家集(2冊)      南画集(3冊)~43年
            文人画三大家集
 明治43(1910)年 四条派画集
 明治44(1911)年                 円山四条画鑑

 『真美大観』は美術雑誌『国華』の体裁を参考にしたと思える。表紙は『国華』同様、ソフトカバーの印刷。違うのは『国華』より一回り大きく、『国華』数冊分の厚さ、 重さ。秩付の画集で差別化。『光琳派画集』になると、表紙がハードカバー(堅表紙)で絹地に多色摺木版。大きさは『真美大観』と同じ。

 ネット、うろうろ。

《 アメリカの博物館、3分の1が再開不可能か。財源の枯渇が課題 》 美術手帖
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/22448#.XyiYv9RjvtM.twitter

《 動きに関する目の錯覚の例。建物の一部が回転しているように見えるが実際は動いていない。左下部の赤い色がついた部分が止まっていることに注目。 場所はイタリア・ミラノのサン・シーロ・スタジアムで、らせん状のスロープを多数の人が歩いて降りている場面。 》  Oguchi T/小口 高
https://twitter.com/ogugeo/status/1290213255030308868

《 関東大震災朝鮮人追悼式、許可へ - 東京都、批判受け方針転換 》 共同通信公式
https://twitter.com/kyodo_official/status/1290265015346323458

《 これ何が凄いって

  憲法第53条

  内閣は国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば内閣はその召集を決定しなければならない。

  を堂々と無視している事です。

  政府・自民党に法を守る意思はなく、最早日本は法治国家の体をなしていないと言えます 》 米山 隆一
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1290512954798960640

《 バカにされるような人間だからこそ、他の人をバカにするのです。本当に自分に自信がある人は、他人を見下したり、バカにしたりする必要はないのです。 他人を非難したり、いじめたりする人は、「自分は欠点だらけの卑怯卑劣でみっともない最低最下等な根性の人間です」と発表しているのと同じなのです。 》 美輪明宏bot
https://twitter.com/_miwa_akihiro/status/1290282879323222016

《 得だから損だからというのは、意味ではない。意味以下のものだ。意味というのは、得か損かを超越したところにある。そのことがさっぱり理解できない人が世の中には いる。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1290499974485041153

《 立ち上がる時に膝が痛むことがあって、なんだっけこういうときってコンドロイチンだっけグルコサミンだっけと思って調べたら、それより確実な方法として「減量」 とあり、そうですねと答えてブラウザを閉じた。 》 大矢博子
https://twitter.com/ohyeah1101/status/1289888032884105216

《 昼間田んぼの取水口に頭から吸い込まれてたクサガメを救い、12時間後家に連れ帰ってきたけど、目は開いてるが呼吸もせず全く動かなかったので逆さにしてみたら 大量の水を吐き出しました。それでもダメだったので一か八かで人工呼吸を1時間くらいやったら自分で呼吸を始め生き返りました。よかった。 》 MZ-Family(まこぽん )
https://twitter.com/MZ_Reptiles/status/1289979201752186880

『飛ぶ孔雀』二(閑人亭日録)

 山尾悠子『飛ぶ孔雀』文藝春秋2018年初版、後半「II 不燃性について」を読んだ。前半の「飛ぶ孔雀」と関連するが、これまた、同じ感想を抱く。時空が狂ったような シュールな始末が描かれる。場面展開の早い映画を見ているような。コレハ、ナンダロウ。一場面一場面をカードのようにし、カードをシャッフルしてつなげたような。 本文をコピーして登場人物によってつなぐと・・・と考えたが、面倒な、と即引っ込めた。混乱を混乱として楽しめばいいんじゃないか。

 ネット、うろうろ。

《 水泳授業のあり方問うビラ配った都立高生を副校長が「私人逮捕」 目黒区立第九中学校/平松けんじ 》 ISJ NEWS
http://interschooljournal.officeblog.jp/23761877archives/20200801html

《 過剰包装をやめてほしいという署名を受け取ったブルボンのプレスリリースが企業広報として100点満点だったので、そういえばどんな経営理念なんだろと思ったら 「利害相反する人を含めて、集団の生存性を高める」と書かれていて格好良すぎてため息が出た 》 あめのと
https://twitter.com/ame_note/status/1289766672882995200

《 ▼コロナ対応 評価する 26%
          評価しない 61%
  ▼GoToトラベル 評価する 25%
          評価しない 66%
  ▼臨時国会「開くべき」 80%
  JNNの最新世論調査。 》 東京新聞労働組合
https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1290052225503358978

《 帰省はダメでGoToトラベルは良い。東京はダメで大阪は良い。この内閣には道理がない。すべて縁故と面子と気分で決める。そして責任はとらない。 長丁場となるコロナ危機。安倍総理は来夏の東京五輪固執し、それまで政権にしがみつく様相だが、日本社会はどんどん壊れていく。 》 鮫島浩
https://twitter.com/SamejimaH/status/1290037532629938177

《 安倍首相の思い込んだら一途さは、批判者たちは真剣に検討したほうがいい。アベノマスクをずっとつけ続けた一途さで、憲法改正もずっと狙ってる。 コロナがどうなろうと、関係なく憲法改正に駒を進めてくるよ。 》 森岡正博
https://twitter.com/Sukuitohananika/status/1290122145012445190

《 想像を超えて来ている昨今のパルクール 》 James(ジェームズ)
https://twitter.com/James81458933/status/1289857240128557056

『飛ぶ孔雀』(閑人亭日録)

 山尾悠子『飛ぶ孔雀』文藝春秋2018年初版、前半の表題作「飛ぶ孔雀」を読んだ。最初の短篇「柳小路界隈」。

《 トエは夜の川辺で火を焚いた。燐寸の燐がたけだけしく闇に発火し、焚きつけの紙を変色させて明るい炎がさっと走る。正常に燃え上がったその火が空気の澱みに触れて 縮むとき、ばちんと大きな音がたつこともあった。怒りに任せ、命ずるうちに、練炭の表面に別種の青い炎が生まれた。たよりなくちりちろした赤い炭火を覆い隠し、 二重映しになったあからさまに偽の青い火なのだった。それは気ままに膨れ上がり、髪を振り乱すようにせわしなく動き回ったが、明るいだけで熱というものがまるで なかった──トエは笑った。 》 10頁

 階段下の倉庫には昭和の時代の七輪と練炭がある。練炭に火をつける、なんて光景は若い人には想像が及ばないだろう。これこれ、と手を打った。非常時用に置いてある。
 本編「飛ぶ孔雀、火を運ぶ女I」「飛ぶ孔雀、火を運ぶ女II」は、夏の夜の大茶会の慌ただしく時空が狂ったようなシュールな始末が描かれる。泉鏡花を連想させる。 コレハ、ナンダロウ。

 ネット、うろうろ。

《 崩落だらけの大井川最上流のリニア工事現場。「建設工事」どころか「復旧工事」の有様 》 HARBOR BUSINESS Online
https://news.yahoo.co.jp/articles/b90fe0a4fdhttps9733db654482631e5becc53d638fbd

《 アネマリー・モルの『ケアのロジック』は、「患者に選択肢を与えることが本当にケアを改善することになるのか」と問いかけます。 思えば、私たちは生活を「選択」の連続と捉える思考法に慣れ切ってしまっているような気がします。 》 Akinori Hamada
https://twitter.com/wasurenakusa/status/1289546799573680128

《 アネマリー・モルの『ケアのロジック』に出てくる身体は、決定論的で物理的な因果法則にただ従うだけの身体でもないし、 選択の自由を無条件に前提された精神でもない。沢山のケアのアプローチが働いて作られる対象であり、その限りで能動的なものでもある。 ケアということそのものについてモルは、 》 清水高志
https://twitter.com/omnivalence/status/1289587462734413824

《 「ケアとは、複数の手が一つの結果のために(長い時間をかけて)ともに働くこたなのだ。ケアは、(価格に対する製品のように)交換される何かではなく、 (進行中のプロセスにおいて)行為が行き来するなかでの相互作用なのだ。」と語っている。 》 清水高志
https://twitter.com/omnivalence/status/1289587463963291648

《 「アベノマスクは有意義だ」と主張していた論客は大勢いたが、そのマスクを自分で使っているところを見せなかった。そして誰もいなくなった。 》 町山智浩
https://twitter.com/TomoMachi/status/1289713445156208640

《 NZ首相の言葉。
  「国民の幸せは国の義務」
  「これだけは覚えておいて。家に居れば命が救える」
  「国民が健康でいれば観光も経済もやがて戻って来ます」

  日本の為政者の皆さんの言葉。
  「これで潰れるところは潰れろ」

  「休業やりたくないでしょ?」
  「自衛してください」
  「ウイズコロナ」 》 sarah
https://twitter.com/lovelovesarah/status/1289570299457937408

《 メルケルは言うまでもなく、ボリス・ジョンソンであれ、マクロンは言うまでもなく、トランプですら、良くも悪くも自分の職「責」であるという自覚の存在は 感じられる。唯一、彼の名前は、マスクにだけ残ることになる。これで、あとは、よろしく、だ。 》 ねずみ王様
https://twitter.com/yeuxqui/status/1289515009609883653

《 コロナ禍じゃなく安倍禍だわ 》

梅雨明け(閑人亭日録)

 中村雄二郎『共通感覚論』岩波現代選書1979年初版、「第III章 五 生活世界の二つの言語」の続きが興味深い。

《 人間活動のあらわれとして、このような無意識のシステムにかかわる象徴的世界をはっきり捉え、それに対するふさわしい接近方法としてあらわれたのが構造論的方法 あるいは方法としての構造主義であった。いうまでもなく構造主義の構造論が在来のそれとちがうのは、自然言語の隠れた、無意識の体系をモデルにしているところにある。 その構造は深層構造といっていいが、生成文法でいう深層構造、つまり本来は統辞の基本構造というべきものとは、軸のとり方からしてちがう。構造論が対象として 解き明かそうとするのは、言語活動の軸でいえば、連合関係(範列関係)=選択軸に沿って拡がる隠れたシステムだからである。
  したがって私たちは、方法としての構造論を、弁証法との対比でつぎのように捉えることができる。すなわち、弁証法が主として現実界にかかわる、統合関係=結合軸に沿ってのイメージ的全体化の方法であり、換喩的な言語の論理であるとすれば、それに対して構造論は、主として象徴界にかかわる、連合(範列)関係=選択軸に沿っての イメージ分節化の方法であり、〈隠喩的な言語の論理〉である、と。弁証法が顕在的に時間に沿った通時的なものにかかわるのに対して、構造が潜在的で空間に沿った共時的 なものにかかわるのは偶然ではない。また、弁証法の手の及ばなかった空白を填めその弱点を克服するために構造論があらわれたのも、決して偶然ではない。しばしば誤って 考えられたように、弁証法は構造論によって否定されたなどというものではない。そうでなくてむしろ両者は、互いに補い合う関係にあるのである。 》 197-198頁

 昼前、源兵衛川最上流部へ。子どもたちが川に入ってわいわい遊んでいる。清流に心が洗われる。サンダルで行ったけど、見てるだけ~。いただきもののミートソースと きゅうり、トマトがあるのでスパゲッティを茹でるだけで昼食。夕食も同じ。
 積読本山脈の一つの山(塔)を眺めておお、あれもこれも読みたい。とりあえず三冊を抜く。西條八十『人食いバラ』戎光祥出版2018年初版、山尾悠子『飛ぶ孔雀』 文藝春秋2018年初版そして柄谷行人・編『近代日本の批評』福武書店1990年初版。『飛ぶ孔雀』の装画は清原啓子。この銅版画は記憶になかった。『清原啓子作品集』1988 年を開く。『絵画』(エッチング、アクアチント)1979年。
 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908366
 『清原啓子作品集』巻末の「断章」から。

《  久生十蘭 ハムレット ルドンの黒 ぬめぬめと光るビロードの黒
   ダドの狂気 ナジャ バタイユの祈り 虚無への供物
   パランプセスト ド・クインシー 夢の宇宙誌 セラピムのその光る翼
   他に何が忘れたろうか
   愛したものの数は たかが知れている  》

《  気品
   私は その事を一番重視しているし
   それを判断の規準にしている
   その事が全ての要素を芸術としての総括的なものを内包していると思うから
   泥臭い 下品 品格の無いものを認めない  》

 ネット、うろうろ。

《 同じものを視ても「快」を感じる人と「美」を感じる人とがいる。「快」は主体に留まるので「綺麗」とか「此処がよい」とか言語化されるけれど、「美」のほうは 個人の環世界を越えた、言葉を失う体験。「美」を定義するなら、それは「他者の環世界や、異世界などの外部性が、貫通してくる体験」である。 》中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1288847341680644096

《 アベノマスクの466億円あったら、コロナ研究所を設立して、100人の研究者を雇用し、向こう10年間のランニングコストを捻出できました。 》 Koichi Kawakami
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1289084439096565761

《 2020年2月:検査体制を徹底して強化する!
  2020年7月:徹底的な検査が重要だ!

  半年間、いったい何やってたんやろ 》 Dr.ナイフ
https://twitter.com/knife900/status/1289361208479330308

《 会見で印象的だったのは、進行役の方が「そろそろ時間なので、質問はあと2人までで」と言った時に、デニーさんが「いいですよ、全部応えますよ」と 穏やかな表情で話していた姿。

  結局そのあと5人か6人か、けっこうな質問に応えてた。

  言いたいことだけ言って足早に去る誰かさんとは、全然違うよね 》 mai
https://twitter.com/jrmmnisi/status/1289169119384764418

《 もうちょっとはっきり書いた方が良いか。

  沖縄県や東京世田谷区がコロナに対するマシな対応ができるのは、それらの地域の与党が自民党公明党ではないからだ。 》 エリック C
https://twitter.com/x__ok/status/1289186162997780481

《 来年を待たず8月中に「TOKYO 2020」が実現しそうだな。(人)だけど。 》 TKO
https://twitter.com/taitaism/status/1289079669258514432

《 ディスカバリーチャンネルの会社ビルは、サメウィークになるとサメに変身するってことはあまり知られていない。 》 いっちー@バーチャル精神科医
https://twitter.com/ichiipsy/status/1289354567725981696

『共通感覚論』第三章第5節(閑人亭日録)

 中村雄二郎『日本文化における悪と罪』「第十章 西田哲学と日本の社会科学」の注。

《 弁証法を換喩的な〈言語の論理〉とするとらえ方については、もっと詳しくは、拙著『共通感覚論』第三章第5節を参照。 》 347頁

 『共通感覚論』岩波現代選書1979年初版、「第III章 五 生活世界の二つの言語」を四十年ぶりに再読。

《 精神や理性が純粋化され実体化されてとり出されるようになって、感性的なものや身体的なものは貶められ、単に秩序づけや統合の対象、秩序づけや統合に逆らうだけの ものとみなされるようになった。ところが実は、感性的なものや身体的なものの秩序づけや統合は外部からのものではなくて、内部からの自己組織化なのである。 》 189頁

《 共通感覚にもとづくものとして感情は、理性のようなかたちで純粋な自律性をもたないかわりに、別のかたちでまとまりと秩序をもっている。(中略)理性は、より 開かれた世界に出ていく。それによって異なった文化や集団に属する人々も、互いにそのいわんとすることを概念的に理解し合うことができるようになるのだ。 》 190頁

《 理性の普遍性において人間と人間とを結びつけるものが概念コミュニケーションであるのに対して、感情の共同性において人間と人間とを結びつけるものはなにかと いえば、それはなによりもイメージ・コミュニケーションであろう。そしてこの二つのコミュニケーションの働きをともに含んでいるのがことば、自然言語である。 》  190-191頁

《 それは、言語の働きのうちの概念コミュニケーションにもっぱら着眼しつち、話線に沿って語と語とを文として結合する統合関係、つまり主語+述語という結合軸に 沿っての関係、において捉えたものであった。 》 191頁

《 連合関係あるいは範列関係といわれるのがそれである。(中略)そして、類似や相反によって連想が働くこの連合関係では、当然感覚的なものやイメージ的なものが 大きくかかわってくる。 》 192頁

《 この統合関係と連合関係という二つのものについて、もう少し詳しく捉えておこう。 》 192頁

《 言語体系のなかにある一つの語を実際の言語活動のなかで結びつける仕方には二種類のものがあり、この二つはそれぞれ独自の価値を生み出すものとして働く。 しかもこの二つのものは、人間活動の主要な二つの形態に対応している。第一のものは統合関係である。(中略)これに対して、第二のものは連合関係である。 連合(アソシエーション)とは、なんらかの共通性をもった語と語とが記憶のなかで類似や相反を形づくっているとき、その類似や相反によってなされる結びつきであり、 それは意味によることもあれば、音によることもある。 》 192頁

《 すなわち、統合関係と連合関係はヤコブソンによってまず隣接関係と類似関係として捉えなおされた上で比喩の次元に移され、換喩=メトニミーと隠喩=メタファーと いうかたちでモデル化されて、適用範囲の広い一対の概念となったのである。 》 193頁

《 このように概念とイメージをともに含むという意味で、弁証法はまさしく言語の論理だということが出来るのである。 》 196頁

《 弁証法が科学的と考えられたのも換喩的なためであり、実はその意味においてであった。そして、特徴的な部分によってイメージ的全体化を行なうという換喩法の有効性 と弱点はそのまま弁証法の有効性と弱点になっているが、これは決して偶然ではない。換喩法も弁証法もいわば現実界に密着した、イメージ的全体化の方法である。 そのようにイメージ性を含むかぎり人間活動の無意識的部分にもかかわるけれども、換喩法も弁証法も、その性格からいって、無意識的な人間活動への射程となると、 どうしても限られざるをえないことになるのである。 》 197頁

 二度と見られぬすごい光景=増水する清流源兵衛川
 二目と見られぬ悲惨な光景=泥流水害被災地
 これほどの対比があろうか。

 ネット、うろうろ。

《 最近は、マナー講師のことを「失礼クリエイター」と呼ぶ、と聞いて笑ってしまった。たしかに、次はどんな失礼を作ろうか、と毎日考えてるんだろうなあ。 ご苦労様ですわ。 》 安達裕章
https://twitter.com/adachi_hiro/status/1288609504565682176

《 ガース「現在の感染状況については、3月4月とは異なる状況であると考えておりますが、ま、用語の定義にかかわらず、感染拡大の次なる波に万全の対策を期して 参りたい、このように思います」(会見終わり) 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1289040377329016832

《 政府が考える「現在の感染状況」って、

  「3月4月とは異なる」って、どう異なるんだろう
  数字は悪化してるけれど、
  質的に3月4月ほど深刻ではない?とか????

  「次なる波に万全を期す」って、
  目の前の拡大は波ではなく、
  まだこれから何か別物が来るとでも予想してるの? 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1289040909313572865

《 東京都医師会「政府に不満ぶちまける」怒りの会見

  ①PCR検査1400か所増設
  ②無症状者を含めた感染者の積極的隔離
  ③特措法を改正し「法的拘束力のある休業要請+休業補償」

  〇今すぐ国会を召集し、特措法を改正せよ
  〇今が感染拡大を抑える最後のチャンスだ

  これでも安倍政権は国会を開かないのか? 》 盛田隆二
https://twitter.com/product1954/status/1288733688297996288

《 パチンコが悪い
  ↓
  歌舞伎町が悪い
  ↓
  池袋が悪い
  ↓
  若者が悪い
  ↓
  飲食店が悪い

  本当に悪いのは?

  ↑どうみても政府だろ 》

《 飲食店の営業は22時までにしたけど、今日はプレミアムフライデーだから早目に仕事終わらせて飲み会してね
  地方都市も感染増えてるけど、GoToもまだまだやってるから皆旅行に行ってね 》

『日本文化における悪と罪』九(閑人亭日録)

 中村雄二郎『日本文化における悪と罪』新潮社1998年初版「第二部 第九章 〈場所の論理〉と〈天皇制の深層〉」を読んだ。

《 先に私は、世界の諸神話にある宇宙創成論には、その発想の基底に(1)〈つくる〉と(2)〈うむ〉と(3)〈なる〉という三つの基本動詞が見られる、と言った。 これら三つのうてで、(1)の〈つくる〉においてつくるものとつくられるものとの断絶がいちばんきびしい。それに比べると、(2)の〈うむ〉は、母と子の関係や 母なる大地ということばが端的に示すように、贈与的であり豊饒であって、融和的である。
  この〈つくる〉と〈うむ〉の二つは、それだけ考えると、たしかに対立しているが、いずれも他動詞として行為の主体と対象を持っている点では共通している。 》  303頁

《 では、(3)の〈なる〉に対応するものはなにか、といえば、まさに日本語の〈なる〉である。(3)の〈なる〉の思考方法の特色は、すでに見たように、主客の 同一性や不可分性が〈うむ〉以上につよく、いっそう内在的かつ自足的で、変化する歴史よりも〈永遠の今〉が重い意味を持ち、行為は内在的な力の発現であるとされること にある。 》 304頁

《 このような地理的・歴史的条件に加えて、日本では政治的・社会的にも一種の君主制である〈天皇制〉が古代以来維持されてきた。(中略)天皇制はしばしば〈主体なき 権力〉あるいは〈空虚な中心〉と呼ばれることがあるが、その同じ在り様を、いっそう適切には〈場所的権力〉と呼ぶべきであろう。
  他方、帰属と表裏をなす〈排除〉についていえば、排除において一般に、場所はいっそうその隠された性格をあらわにする。というのも、場所はおのずとそれに帰属する 者と帰属しない者と分かつからである。(中略)
  この場合、場所に帰属しない者というのは、場所の内部における支配的な者への反抗者や敵対者のことではない。(中略)そこでの争いや勝負には共通のルールがある からだ。場所の外部に追いやられるのは、そのルールを認めない者たちである。
  しかもその排除の際に、ルールを認めない者たち、否定する者たちがもともと存在しなかったかのように、振舞われる。 》 314-315頁

《 だから、支配的な価値への帰属や従属はソフトな仕方で行なわれても、その反面において、天皇制にかかわる支配的価値に対して根本的な批判でも行なうと、なんと、 《そういう人間は、日本から出て行ってほしい》などと明言する者までが出てくるのである。 》 316頁

 「第十章 西田哲学と日本の社会科学」を読んだ。これは難解。何回読んでも今の私には難解、理解できぬだろう。

《 そして、この甚だ飛躍の大きい転換に対しては、その思考についていくのが難しい以上に、用語的、語法的に対応するのが、さらにいっそう難しい。この用語と語法の 問題によって、社会科学に比べてはずっと柔軟性のあるはずの哲学の分野においてさえも、西田哲学の着想と論理は、人びとにとって生かしにくかったのである。 》  341頁

 中村雄二郎『日本文化における悪と罪』読了。いやあ面白かった。味戸ケイコ、北一明の作品についての考えの新たな展開が仄見えてきた。 どこまで自分のことばで語られるか。ま、急ぐことはない。

 天気予報が外れて昼過ぎには晴れてきたので自転車でブックオフ長泉店へ。今月初めて。何もなし。源兵衛川上流部を眺める。流水量が増している。どこまで増えるか。

 ネット、うろうろ。

《 〈前もって知り尽くせぬどこかしらの地盤に目がけて、身体ごと跳ぶこと〉――これが「脱-底」である。 》 「投げるよりも跳べ!――中川萌子 『脱-底――ハイデガーにおける被投的企投』(昭和堂、2018年)の感想」 山口尚 note
https://note.com/free_will/n/n5b40934533af

《 長野の茅野断層、領家変成帯の名前になった静岡の水窪奥領家、同じ三波川変成帯に属し似た石段を持つ和歌山の塩津と愛媛の佐多岬。 階段は人間社会が形成したものだけど、その下には中央構造線という日本のバックボーンがある。ああ、階段巡りってなんでこんなに楽しいんだろう。 》  階段巡りツイッター
https://twitter.com/kaidanmeguri/status/1288409872451563520

《 感染症学、免疫学、分子生物学。様々な分野の専門家がいますが。専門家、研究者として大事なのは、分野の専門性もさることながら、ある事実(知見、実験結果等)を 根拠にした場合、何をどこまで言えるか?(言って良いか?)を明確に理解していることです。日々の研究活動では、この訓練をし続けています。 》 Koichi Kawakami
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1288473520209424385

《 ある知見を根拠にどこまで言えるか?これはとても大事。さらにその先まで言いたい場合は知見を積み重ねます 。専門分野に依りませんし、理系文系も問いません。 これを鍛え続け、研究者の中で国際的な基準にして行きます。もちろんアカデミアだけではなく、市井には国際基準をお持ちの方が大勢います。 》 Koichi Kawakami
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1288498130556608513

《 けれども専門家や専門家の肩書きを持つ人の中にも、「どこまで言えるか?」の訓練ができていないか、あるいは意図的にか、基準を逸脱して言い過ぎる人がいます。 これは、瞬時に見抜くことができる。ただ普段、「ある知見を根拠にどこまで言えるか?」を考えていない人には見抜くことはとても難しい。 》 Koichi Kawakami
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1288503977676431365

《 連日多くの感染者が出てるのにお前らまだ感染してないの?流行に乗り遅れてるなんてダメな奴ら。
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  ↑時代おくれの男になりたい 》

《 How to crack a stone. 》 Tech Am
https://twitter.com/TechAmazing/status/1288181135638441985