2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

月末なんだ

昨晩思い立ち、ブックオフ函南店まで自転車を走らせる。この夏とうとう行かずじまいだった。夜の走行は気持ち良い。東直己『ライト・グッドバイ』早川書房2005年初版帯付、田中啓文『落下する緑』創元推理文庫2008年初版、松村昌家『水晶宮物語』ちくま学芸…

読めない

ブックオフ長泉店で二冊。梶尾真治『ゑゐり庵綺譚』扶桑社文庫2009年初版、ドロシー・L・セイヤーズ『不自然な死』創元推理文庫1994年初版、計210円。暑さぶり返す。意欲減退。読書中断。栄転、明日赴任地へ行く某新聞記者来館。お別れの挨拶。 ネットの拾…

9月27日(月) 休館日

午後、友だちの車に同乗して沼津港周辺を巡る。新しく整備された海岸公園もいいけど、やはり興味は「ナニ、コレ」物件へ。狩野川河口の急傾斜のコンリート壁を登り降りする急峻な階段。鉄の手すりに掴まらないと登れないよお。降りるはさらにコワイ。公共の…

共同体を夢見る

須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』文春文庫1995年初版を読んだ。考えぬかれた構成と湿気の少なく無駄のない文章。いつも感じる特徴がこの本にもある。いい本だ。結び。≪それぞれの心のなかにある書店が微妙に違っているのを、若い私たちは無視して、いちず…

秋涼の風

午前中は晩夏の暑い空だったけど、午後に入ると雲が広がり日が翳り、晩夏終了、秋涼の風。 ブックオフ長泉店で二冊。『寺山修司名言集 身捨つるほどの祖国はありや』PARCO出版2008年7刷帯付、深沢七郎『生きているのはひまつぶし』光文社2005年2刷帯付、計21…

晩夏?初秋?

昨晩、グラウンドワーク三島の用で妙齢の女性のインタビューを受ける。ガリ版(謄写版)も寺山修司もトマソン(路上無用物物件)も彼女はご存じない。歳の差を実感。教えてあげられるオモシロイことはわんさとあるなあ。 中秋の名月がゆき、彼岸が過ぎたけれ…

秋霖の気配

今朝は涼しい。小雨が降ったり止んだり、秋霖の気配。長袖のシャツ。 村上陽一郎『あらためて教養とは』新潮文庫2009年初版を読んだ。この歳(59)になって教養の意味がやっとわかった。≪家庭における規矩(きく)の習得、そして大学(リベラル・アーツ・…

苦節13年、今が一番

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。恩田陸『図書室の海』新潮社2002年帯付、『ビュフォンの博物誌』工作舎 1991年初版、大崎梢『晩夏に捧ぐ』創元推理文庫2009年初版、計315円。帯は付いていないけど、美本の『ビュフォンの博物誌』が105円とは嬉しい。…

浜の真砂は尽くるとも

こりゃ≪当たり前田のフロッピー≫だな。古いか。 こう暑いと日中は出たくない。昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。小沢昭一・宮腰太郎『小沢昭一的東海道ちんたら旅』新潮文庫2008年初版、村上陽一郎『あらためて教養とは』新潮文庫2009年初版、計210円…

飾り、遊び、アニミズム

昨日は三島市にある佐野美術館の河鍋暁斎展へ行った。河鍋暁斎美術館所蔵品を主に展示。これは良かった。肉筆色彩画は何度か観ていて、やっぱりいいと確認。感嘆したのは、墨で描かれた掛け軸。竹の横からぬっと姿を現した虎の絵の、その竹のリアリティに驚…

休館日

彼岸の入りというのに暑い。ブックオフ長泉店で三冊。大宮知信『お騒がせ贋作事件簿』草思社2002年初版帯付、松岡正剛『ルナティックス』作品社1994年4刷帯付、安原顕・編『ジャンル別 文庫本ベスト1000』学研M文庫2000年初版、計315円。 椹木野衣『反アー…

初秋の気配だけど蒸し暑い

赤瀬川原平『目利きのヒミツ』光文社知恵の森文庫2002年初版、ぱらぱらと再読。≪現代美術というのはコンセプトであり、作品物体そのものはいくらでも代替がきく、というのを原理としている。だから画家の手わざのオリジナリティが珍重されていた時代の芸術(…

初秋の気配だけど暑い

吉永良正『ゲーデル不完全性定理』講談社ブルーバックスを読了。後半はゲーデルの「完全性定理」と「不完全性定理」の解説。数学的証明の過程は、再読しても私の知能では理解できない。でも、なんとなくワカル気がする。≪ゲーデルの完全性定理は、論理学の形…

暑いけど初秋の気配

日中は暑いけれど、心地良い風。やっと本をしっかり読めるかな。ブックオフ長泉店で二冊。赤瀬川原平『目利きのヒミツ』光文社知恵の森文庫2002年初版、イアン・ランキン『貧者の晩餐会』ハヤカワ文庫2009年初版、計210円。前者は単行本で読んでいる。 吉永…

雨が秋を呼ぶ

雨が止んだばかりで涼しいので徒歩で来る。一気に秋の気配。 沼津市在住の彫刻家上松和夫氏来館。開催中の新制作展で 新作家賞を受賞した鉄のオブジェの写真を拝見。四本の鉄柱からなる作品が素晴らしい。鉄の彫刻・立体の流れから逸脱した軽やかなセンスが…

秋を運ぶ雨

未明から朝にかけて雨らしい雨。今朝はぐっと涼しく。気持ちがコロッと変わる。変わらぬは……。 橋本治『人はなぜ「美しい」がわかるのか』ちくま新書の続き。≪「孤独」は「個の自覚」の別名です。「孤独」を存在させなかった前近代の社会は、「個の自覚」を…

まだ暑い

美術館へ来る前に一昨日刈って日干ししてあった雑草を48リットルのゴミ袋に入れる。用意した20袋では足りなかった。よく刈ったものだ。 橋本治『人はなぜ「美しい」がわかるのか』ちくま新書2006年6刷を読んだ。口語饒舌体とでも言うのか、あっちこっち…

休館日

昨日は暑いはず、三島の気温は35.7度。ブックオフ長泉店で柳広司『トーキョー・プリズン』角川文庫2009年初版、 105円。 昼過ぎに明治大学と駒沢大学の学生50人ほどを源兵衛川へ案内。大学といえば、店名では、パチンコ大学、パチンコ大学院、ラーメン…

暑い

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店でマイケル・シェイボン『ユダヤ警官連盟(上・下)』新潮文庫2009年初版、210円。栞紐の欠落には目をつぶる。 昨夜のNHK『着信御礼!ケータイ大喜利』は面白かった。≪ホテルのお客が「このホテル ダメだなあ」その理由と…

静かな熱気

某ウェブサイトにこの前載っていた記事。≪宮本泰輝が「AERA」(7月26日号)で、村上、奈良の「次の次」という記事を書いている。それによると、「これまでに、国際マーケットで1億円の壁を突破した日本人作家は5人、河原温、草間弥生、杉本博司、奈良美智…

曇天〜晴天

毎日新聞昨夕刊、三田晴夫「アートの風 9月」冒頭。≪ドイツを中心とするヨーロッパ勢の復権、中国を筆頭とするアジア勢の台頭──といっても、政治や経済の話ではない。同様にアメリカの凋落ぶりは、美術の世界でも例外ではないといいたいのだ。抽象表現主義…

台風消滅〜曇天

昨日は閉館時には風雨が止んで雲が切れていた。歩いて帰宅。北区と変換された。北区赤羽……。先月28日の話題は赤羽のAKBN 0。「当サイトはAKB48とは一切関係ありません」が笑える。「出かけても北区(帰宅)。誰でも北区(来たく)なる町。」へえ〜。…

台風〜干天の慈雨

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。田沢竜次『B級グルメ大当りガイド』ちくま文庫2005年2刷、みうらじゅん『とんまつりJAPAN 日本全国とんまな祭りガイド』集英社文庫2004年初版、計210円。どちらも笑える愉快な本。こういう本は断固支持。 昨日…

9月 6日(月) 休館日

午後、友だちの車に同乗してブックオフ三島徳倉店へ。阿刀田高『Aサイズ殺人事件』文藝春秋1981年4刷、吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』筑摩書房2002年初版、福沢諭吉『福翁自伝』ワイド版岩波文庫2006年7刷、小林信彦『東京少年』新潮文庫 2008年初版、計420…

文章読本

昨日ふれた「近代日本の100冊を選ぶ」に選出された谷崎潤一郎『文章読本』1934年(昭和9年)を、丸谷才一は「上等の啓蒙書」と評している。谷崎は他に『痴人の愛』1925年(大正14年)が入選。他に二作入選は永井荷風の『腕くらべ』1917 年(大正6年)と『断…

きのうは36度2分、最高だ、嬉しくない

昨日は暑いはずだ、この夏最高の36度2分。八月の夏は終わらない〜。きょうは8月36日〜。本は閉じたまま〜。こんな暑い中、11時の開館前から来館者。面白かったから、と紳士がおばさまたちを連れてくる。はじめ賑やか、その後図書館状態。大人の読書…

きょうは暑い、妖怪小豆洗い

昨日の梅原猛「思うままに ゲゲゲとの対談」、惹句は「貧乏に良妻」。「貧乏に病妻」だったら、泣きっ面に蜂だ。そんな良妻に恵まれた水木しげる、きょうの『ゲゲゲの女房』、小豆洗いに出会った水木が、妖怪画集を作ることでスランプから脱出する。K美術館…

昨日猛暑日じゃなかった、きょうは深い空

空の青みが日毎に深くなっていく(気がする)。忍び寄る秋の気配。とはいっても日差しは真夏。 味戸ケイコさんから昨日恵まれた東京新聞八月の夕刊一月分、味戸さんの挿絵のある面だけを切り離す。二十数点の挿絵。風景を描いた絵に最も惹かれる。川瀬巴水の…

昨日猛暑日、きょうはあつべえ

昨日の三島市の最高気温は35度ちょうどの猛暑日だった。きょうは少し下がってほしいわ。屋外のささいな作業をちょこっとして屋内へ。体が冷えたら再び出て作業の続き。ふう、たったこれだけで汗ビッショリ。きょは昨日より暑いかも。熊谷市のキャラクター…

九月も暑ッ

昨日三島は35度ちょうど。猛暑日で終えた八月。きょうは何度になるんだろう。暑っ(言葉も出ない)。 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で夕涼みがてら二冊。河井寛次郎『陶技始末』文化出版局1981年初版、『新潮日本古典集成 芭蕉文集』新潮社1978年初版、…