2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧
一日中、グラウンドワーク三島インターンシップ研修生たちの現場研修の案内。私は二十人ほどを受け持ち、源兵衛川などを歩いて巡る。無事終了。やれやれ。 ブックオフ三島徳倉店で文庫本を六冊。吾妻ひでお『アズマニア1』ハヤカワコミック文庫2006年3刷、…
昨日、朝日新聞にひとり出版社の記事 が載ったけど、こちらはひとり美術館だ。近々、K美術館収蔵の安藤信哉の絵画をまとめた画集を、遺族友人知人の力を合わせて制作する。明後日は百点近くを写真撮影。気が引き締まる思い。 昨日買った吾妻ひでお『アズマ…
明日臨時休館します。雨上がりのきょうは風が強く気温が上がる。窓を少し開ける。春風がスーッと入ってくる。ワイシャツ一枚になる──寒い。カーディガンをまた羽織る。 D・H・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』(羽矢謙一・訳)を読んだ。じつに興味深い小…
26日(土)臨時休館します。小雨なので徒歩で来る。雨水がらみで。給水塔サイト「癸卯雑識」22日の京都市左京区の松ケ崎浄水場の洗浄水槽には仰天。《四本の四角柱の上に多角形(何角形だかさっぱりわからない)の水槽が鎮座しているというわけだが、な…
26日(土)臨時休館します。きょうは富士山の日らしい。 照屋眞理子歌集『夢の岸』書肆季節社1991年を読んだ。鎌倉在住の人。《 終(つひ)の一滴馨りたち掌上軽し一壜の虚無 》《 やすやすと人を忘れて歳月の梢に咲かす花のかずかず 》《 ヨカナーンの首…
26日(土)臨時休館します。 所蔵する安藤信哉の絵を収蔵庫から展示室へ出す作業がゆっくり続く。当館で所蔵する絵の画集を制作する話が持ち上がり、それで、少しずつ慎重に運び出しているが、午後運び出し完了。偶然来館した画家たちは、凄い画家がいたん…
午前十時過ぎ、知人からの電話で起こされる。いい夢をみていたのに残念。葛原妙子歌集『鷹の井戸』白玉書房1977年を読んだ。《 人のこゑ絶ゆる日なかの流れぐも天涯をゆくうすみづごろも 》《 燭台にらふそく立てるゆふまぐれ針葉の森天に泛きゐつ 》《 晦冥…
朝、友だちから電話。ジャスミンの花が開いてきたら、花粉症発症。外へ出した、と。 栗木京子歌集『綺羅』河出書房新社1994年を読んだ。《 捨て印のごとき昼月うかびをりわが生は誰の楔でもなし 》《 大いなる夜の繭ざくと切り剖(ひら)く刃はあり寒の稲妻…
朝、友だちから電話。ジャスミンを買った、と言うので、お茶でも飲むのかと思ったら、鉢植えの花だった。 王紅花歌集『夏暦』雁書館1982年を読んだ。《 クレーンの歯ひらかれしまま宙吊りの冬空の下ひとりもおらぬ 》《 愛などという言葉さえもの憂くてわた…
今朝まで降った雨で、生垣のさざんかの花が大量に散る。この冬はよく咲いた。は、いいけど、道路いっぱいに赤い花びらが散らばっている。道路が乾いたお昼、せっせと掃く。これが火山灰でなくてよかった。 エリ歌集『媚薬』北冬舎1997年を読んだ。《 告げた…
昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。佐々木味津三『小笠原壱岐守』講談社大衆文学館文庫1997年初版、マイクル・コナリー『エコー・パーク(上・下)』講談社文庫2010年初版、計315円。 白梅、黄水仙に続いて河津桜も咲き出した。冬は急速に退いてゆくよ…
安藤信哉作品を収蔵庫から展示室へ慎重に搬出。壁に立て掛ける。友だちが来館。「え、こんなにあるの!」と驚く。六十点ほどを出した。まだある。 岡本淳子歌集『燦燦』書肆季節社1992年を読んだ。この人の住所はK美術館から南へ二キロほど。《 禽獣を売る…
来月11日の白砂勝敏展までは、開館はしているけど休眠状態に。ゆっくりお掃除。最高気温は一月と変わらないのに、なぜか暑く感じて一枚脱いでしまう。日が高くなったせい? んなことはないだろうけど。一休み。ネット周遊。《バレンタイン・チ○コ》。なん…
のんびり過ごす。クラシック・ピアニスト内田光子がグラミー賞受賞。いいニュースだ。彼女のピアノ音は存在感があって、大好きだ。 早坂類歌集『風の吹く日にベランダにいる』河出書房新社1993年を読んだ。《 さらさらとぬれそぼっている君の瞳(め)の奥一…
今朝は寒かった。道路の水溜りが凍っていた。自転車で踏むと、パシャッと割れる。愉快。寒さを忘れて美術館へ到着。うー、寒。好天の最終日なので来館者が絶えない。皆さん、熱心に鑑賞。好評。盛況裡に無事終了。搬出終了。ホッ。 短歌には私のまるで読めな…
雪が降って寒いけど、徒歩で来る。汗ばんだので、しばし下着だけでいる。 グラウンドワーク三島が第一回地域再生大賞を受賞。 《空き缶直人》をネットで拾った。某サイトで《「拾う」という言葉が、英語にはないからだ。》という記述に出合った。《片岡義男…
小雨だけど、バスに乗る。女性の運転手。カッコいい。得した気分。オジイだなあ。 山中智恵子歌集『青章』国文社1978年を読んだ。これは本屋で冒頭の一首に心射抜かれ、その場で購入。その一首。《 星空のはてより木の葉降りしきり夢にも人の立ちつくすかな …
昨日の雨で畠には草が一斉に芽吹いている。 多田智満子歌集『水烟』コーベブックス1975年を読んだ。私の掬すべき短歌は……無し。馬場あき子歌集『雪鬼華麗』牧羊社1979年を読んだ。私の掬すべき短歌は……無し。紀野恵歌集『水晶宮綺譚』砂子屋書房1989を読んだ…
昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で村上龍『半島を出よ(上・下)』幻冬舎2005年初版帯付、210円。贈呈用。 深夜から朝にかけて少し雨。止んだので自転車で来る。荷台にはA3判の『清原啓子作品集』美術出版社1988年を括りつけて。昨日、出品画家との話の流…
のんびり過ごす。寒さが緩むと、とたんに気もそぞろ。夕食後、一月ぶりにブックオフ三島徳倉店へ自転車を走らせる。小林信彦『紳士同盟ふたたび』扶桑社文庫2008年初版、清水義範『全国まずいものマップ』ちくま文庫2009年初版、計210円。 阿部美智子歌集『…
三島市の絵画教室アルテの生徒さんたち八人の展覧会初日。開館早々来館者たち。賑やか。 佐藤よしみ歌集『海かがやけば』雁書館1982年を読んだ。《 膝抱きてくらき湯舟に沈みおり岬はとおく雨となりゆく 》《 ことば寡なに別れきたりぬあかがねに胸のなかま…
八人展の作品搬入。油彩画、アクリル画、水彩画、そして鉛筆画が全部で42点。いずれも丁寧に描かれており、そして品がある。好感のもてる作品ばかりだ。 角宮悦子歌集『ある緩徐調』短歌新聞社1974年を読んだ。網走生まれ、横浜の人。《 純白のトックリセ…
このン日間、自宅のお掃除をしていなかった。寒さが緩んだら、とたんに体が動く。昨夜はせっせと掃除機を動かす。体って正直。疲れではなく気持ちよさが残る。それにしても、いまもって九時間寝ないと目覚めないのは……。集中力が続かないので短歌集を手にし…
昨晩、イトーヨーカドー三島店で運動靴を買ったついでに、上の階の本屋へ。岩波文庫にヘンリー・ジェイムズ『大使たち』を見つけてしまう。訳者あとがきに『使者たち』の改訳版とある。参ったなあ。欲しいけど……。いつか安く出回るだろう。運を天に任す。隣…
朝、畠に久しぶりの霜。伴信子歌集『花残月』雁書館1980年を読んだ。愛知県一宮の人。《 灯りさす夜の路面にながれゐて牛の血潮のあやにうつくし 》《 とどろきて列車のすぎし暗がりに寒夜のレール鋭く光る 》《 まなうらに描く寝顔にてかの人の如何なる夜も…
朝、一塊の雲から小雨。道に点々。K美術館は一点の雨粒になれるか。絵を撤収。白い壁。 堀井美鶴歌集『五稜星水』雁書館1986年を読んだ。札幌在住の人。《 ささくれて北にひろがる鰯雲石の思想をいかに砕かむ 》《 落葉期すみやかに昏れ人と否おのれと別れ…
昼まで、グラウンドワーク三島のイヴェントの下調べで、事務局の女性を連れて三島市旧市街地の川筋の普段は歩かない路地裏を歩いて廻る。面白〜いと喜ばれる。午後一時開館。昼食。ふう。 初めての来館者を見送り、午後の陽射しを浴びる。歌壇に水遣り。また…